「BMW M2クーペ」の新型モデル
BMWは、高性能BMW Mモデル「BMW M2クーペ」の新型モデル(全面改良)の受注を開始。納車は、本年11月からを予定し、メーカー希望小売価格(税込)はMT/ATモデル共に998万円の設定となる。
BMW M社が開発する高性能マシンMモデルには、2つのカテゴリーがある。1つはサーキットでの本格的な走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデル、もう1つは本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルであり、今回発表のBMW M2は、Mハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられる。
高性能モデルを手掛けるBMW M社が開発した新型BMW M2は、1985年に登場し高性能スポーツ・カーのベンチマークを確立した「初代BMW M3」と、1973年に誕生しそのスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せた「BMW 2002ターボ」の伝統を引き継ぐ、最もコンパクトなBMW Mモデルであり、初代BMW M2は2016年に発表となり、今回発表のBMW M2は、二世代目となる。
新型BMW M2
新型BMW M2は、コンパクトなボディに、自然吸気エンジンのような官能的な吹けあがりと、ターボ・テクノロジーによる圧倒的なパワーを併せ持つ直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載。
セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロード・ホールディング性能を実現し、BMW Mモデルらしいパワフルなスタイリングと共に高いコーナリング性能を発揮。アドレナリンがほとばしる究極の「駆けぬける歓び」を実現しているという。
また、よりダイレクトに車両を操れるマニュアル・トランスミッション搭載モデルも、ラインナップする。
さらに、BMW M2は、衝突回避・被害軽減ブレーキ等の先進安全機能である「ドライビング・アシスト」、車載通信モジュールによりITネットワークを活用する「BMWコネクテッド・ドライブ」、AI技術の活用により音声会話で車両操作が可能な「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を搭載する等、最先端技術を惜しみなく搭載したモデルとなった。
デザイン
新型M2のフロント・デザインは、BMW 2シリーズ・クーペをベースとしながらも、大きく左右に張り出した四角型基調のエア・インテーク、ヘッドライト周りのデザイン、横バーを採用した直線的なデザインのフレームレスのキドニー・グリル、横方向にワイドにしたフロント・ホィール・ハウス等により、より存在感を強調し、大きく違う印象を与えるものとなった。
リア・デザインは、LED技術を取り入れスモーク処理されたコンパクトなテール・ライト、後部をキックアップさせた厚みのあるトランク形状、Mハイ・パフォーマンス・モデル伝統の存在感のある4本出しエキゾースト・パイプ、空力特性の改善に寄与する立体的なリア・ディフューザー等の採用により、シンプルながらスポーツ・クーペにふさわしいグラマラスで存在感を与えられている。
サイド・デザインは、BMW 2シリーズ・クーペの伸びやかなサイド・デザインと居住性はそのままに、特に、フロントおよびリアのバンパー・デザインを力強く大きくすることで、パワフルな走りを表現。
サイド・スポイラーは、BMW 2シリーズ・クーペに対して大型化し、ボディ同色とする事で、安定感を表現。さらに、全高を低くすることで、低重心化と共に、大径ホイールと相まって、レーシング・カーのような迫力をもたらしたという。
インテリアにおいては、上級モデルとなるBMW M3/BMW M4と共通のコンポーネントを多く採用し、iドライブ・コントローラー、および、タッチ操作が可能な視認性に優れたカーブド・ディスプレイ、全席乗員の身体をしっかりと支えるMスポーツ・シート、フロント・シートに内蔵されたイルミネーション付きのM2ロゴ、コンパクトながら大人2名乗車が可能な後席が、特徴的だ。
また、サーキット走行に適した、BMW M3/BMW M4同様のMカーボン・バケット・シートをオプション設定。
多点式シートベルトにも対応し、横方向のGを強力にサポートするMカーボン・バケット・シートは、前席2脚で約10kgの軽量化も実現する。
パフォーマンス
先代のBMW M2に搭載の直列6気筒エンジンを更に進化させた、BMW M3/BMW M4にも搭載される、高効率な3L直列6気筒BMW Mツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載し、最高出力480ps/6250rpm、最大トルク56.08kg-m/2650~6130rpm(MT搭載モデル)、最大トルク61.18kg-m/2700~5620rpm(AT搭載モデル)を発揮。
圧力損失を最小限にし流体抵抗も極めて低く抑えることでレスポンスを最適化し、高効率を実現する吸気ダクト、重量を最適化し高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する鍛造ピストン、最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮し低回転時でも高いトルクを実現するツイン・ターボ・チャージャーを採用するなど、サーキットで培われた多くの技術を、余すことなく採用したと述べた。
トランスミッションには、ドライブロジック付きの8速Mステップトロニック・オートマティック・トランスミッションを採用し、サーキット走行から、快適な街中での走行まで、あらゆる場面に対応。
さらに、ドライバーの意のままにシフト・アップ、ダウンが可能な、6速マニュアル・トランスミッション搭載モデルも用意。
ドライバーの好みにあわせて2パターンのセッティングか可能なMドライブも標準装備。エンジン、サスペンション、ステアリングやブレーキ等、好みのセッティングをステアリングに装備されるM1/M2ボタンにメモリーが可能であり、ボタンを押すことで瞬時に好みのセッティングを呼び出す事が可能だ。
Mモードでは、ロード/スポーツ/トラックのモードを選択でき、アシストや横滑り防止装置の介入度合い、メーターパネルやヘッドアップ・ディスプレイ、メーターパネルの表示を変更する事が可能。
さらに、Mアダプティブ・サスペンションの標準装備により、スポーツ・ドライビングのみならず、街中走行時の乗り心地向上も実現した。
ボディ含め、ドライブ・トレインを構成する各種パーツには、アルミニウムを多用することで、軽量化をはかり、運動性能を高めた。
また、Mハイ・パフォーマンス・モデルに相応しく、BMW 2シリーズ・クーペをベースに、エンジン・ルーム内のストラット・ブレースの追加、フロント・アクスルおよびリア・アクスルへの補強を施し、車体強化を実現し、サーキットでの走行性能を高めているという。
さらに、よりハードなサーキットでの走行を可能とするため、耐熱、耐フェード性能に優れた大径ブレーキ・ディスク、軽量化された6ポッドMコンパウンド・ブレーキを標準装備する。
安全面は?
先進安全機能ドライビング・アシスト
高性能カメラ&レーダー、および、高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が向上した、最先端の先進安全機能ドライビング・アシストを標準装備。
アクティブ・クルーズ・コントロール(ストップ&ゴー機能付)、レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)およびレーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)、衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロス・トラフィック・ウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能を、標準装備する。
さらに標準装備となるパーキング・アシスタントには、車両が時速35km以下で直前に前進したルートを最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となるリバース・アシスト機能を採用。日本に多数点在する細い道での対向車とのすれ違いに困った際など、安全かつ正確に、元のルートに復帰することが可能となるという。
その他、お馴染みとなったBMWコネクテッド・ドライブやBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントも搭載する。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
レクサスの悩みは頂点「L」を冠した高額モデル4台の売れ行き低迷。期待の新型車はいつ発売?
約150万円! マツダの新型「5ドア・軽SUV」に注目! “鼓動”感じる「ターボエンジン」搭載&「大径ホイール」採用! 期待の「タフ顔モデル」フレアクロスオーバーとは!
マツダ「“軽”RX-7!?」に反響多数! まさかの「スズキ製」エンジンに驚きの声も! 上野美装「エフディーノ」まもなく登場
「ヘッドライトが眩しいクルマ」なぜ増えた? 信号待ちで「ライト消さない人」が多数派になった理由とは? ヘッドライトの“新常識”ってどんなもの?
直4・V6・V8……3気筒以外はほぼ偶数! クルマのエンジン気筒数の謎
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
このM2は写真と違って実車が非常によろしい。
価格もこのご時世だと良心的なレベルだと思う。
純ガソリンエンジンスポーツカーが欲しい人は手に入れよう。