■新型「プレリュード」 ところどころに歴代の“面影”アリ
ホンダは2023年10月25日、第1回「ジャパンモビリティショー2023」(以下JMS2023)のブースで、新型2ドアクーペ「プレリュード コンセプト」を世界初公開しました。
公開と同時に市販化に向けて開発が進められていることも明かされ、登場が期待されるモデルですが、エクステリアには歴代「プレリュード」と共通性を感じさせるデザインが取り入れられています。
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プレリュードは、1978年から2001年まで販売された2ドアスペシャルティクーペです。スポーティでスタイリッシュなデザインに加え、高性能エンジンなどによる高い走行性能が支持され、歴代モデルそれぞれで根強い人気を持ちます。
初代モデルは国産車初の電動サンルーフを搭載し、新たな高級パーソナルクーペとしての選択肢を増やしました。
1982年登場の2代目ではデザインに優れたリトラクタブルヘッドライトを採用するとともに、ロー&ワイドなデザインを強調。走行性能も大幅に向上させました。続く1987年には3代目が登場。キープコンセプトとしつつ、世界初の4WS(四輪操舵)を搭載。
この2代目と3代目は、特に日本においては当時のバブル景気も手伝い、若い男女を中心にいわゆる「デートカー」として熱狂的な人気を獲得しました。
そして、1991年登場の4代目はデートカー路線から打って変わってスポーツカー路線へと転向。2.2リッター「VTEC」搭載モデルを設定し、曲線的で斬新なデザインを採用するなど、歴代モデルからの脱却を図りました。
最終モデルは1996年11月に登場した5代目です。VTEC搭載モデルに加え、220馬力のハイパフォーマンスモデル「タイプS」を追加して、さらにスポーティさに磨きをかけました。
2001年、ホンダはプレリュードの販売を終了します。以後20年以上にわたって後継車は登場しておらず、長らくプレリュードの車名は消滅していました。
そして今回、新型プレリュードコンセプトが登場し、22年ぶりにその名が復活したことで、当時を知るファンを中心に注目を集めています。
この新型プレリュードコンセプトは、ホンダが2022年4月に発表した「四輪電動ビジネスの取り組みについて」という方針説明会で、登場が予告されていた2タイプの電動スポーツモデルのうち「スペシャリティ」に当たるモデルです。
2020年代半ばの発売を目指して開発中であることも明らかになっています。
全体的には最新のホンダモデルとは共通性を感じさせない新しい印象を受けますが、細部を見てみると、歴代プレリュードの要素をインプットしたような意匠も感じられます。
フロントでは、鋭く細長い真一文字ライトやロアグリルのブルーのアクセントライトなど、新しい要素も取り入れていますが、ボンネット先端がそのままグリルにかけて延長し、連続したようなデザインが4代目を想起させる仕上がりです。
サイドはフロンドドアガラスからクオーターウインドウにかけて、ストレートではなくわずかながら上部に折れている形状が5代目の面影を残しています。
リアデザインでは、横一文字のように一体化したテールランプは3代目で採用されており、リアエンブレムの筆記体のようなフォントも4代目で採用されていたものとかなり類似しています。
新型プレリュードコンセプトについて本田技研工業 取締役 代表執行役社長 三部 敏宏氏は、JMS2023のプレスカンファレンスで次のようにコメントしています。
「ホンダは、いつの時代もスポーティなクルマづくりにこだわってきました。
プレリュードという言葉は、『前奏曲・先駆け』を意味します。このモデルは、本格的な電動化時代へ“操る喜び”を継承する、ホンダ不変のスポーツマインドを体現するモデルの先駆けとなります。
プレリュード コンセプトは、どこまでも行きたくなる気持ちよさと、非日常のときめきを感じさせてくれる、スペシャリティスポーツモデルです。
ホンダだからこそできる“操る喜び”を皆さまにお届けすべく、現在、鋭意開発を進めています。ぜひ、ご期待ください」
随所に歴代モデルの影を落としているのは、こうしたホンダのマインドを表現しているようで、新時代に向けた正統な進化を遂げつつも、ホンダやプレリュードらしさも取り入れたスペシャルなモデルとして、登場にますます期待が高まります。
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みんなのコメント
テールを横長にするのは最近はよくあるしね。
室内の広さが気になる
内装の画像とか欲しいですね