現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜ人気なの? トヨタ「ルーミー」が売れ続ける理由は絶妙な立ち位置だから?

ここから本文です

なぜ人気なの? トヨタ「ルーミー」が売れ続ける理由は絶妙な立ち位置だから?

掲載 更新 31
なぜ人気なの? トヨタ「ルーミー」が売れ続ける理由は絶妙な立ち位置だから?

■トヨタ「ルーミー」売れる理由は「ちょうどいい」?

 人気のトールワゴンとなるトヨタ「ルーミー」は、2021年度上半期(4月から9月)にて登録車2位の販売台数を記録しています。
 
 さまざまな人気車があるなかで、ルーミーの魅力はどのような部分にあるのでしょうか。

トヨタ「スターレット」復活! 21年ぶり新型モデル発売へ

 2016年11月にダイハツ「トール」とそのOEM車としてトヨタからルーミーと「タンク」、スバル「ジャスティ」が登場しました。

 その後、2020年9月のマイナーチェンジではルーミーとタンクが統合され、ルーミーの一部グレードとしてタンク顔の仕様が継続されています。

 2021年11月現在、ルーミーが属する登録車(小型車)のトールワゴンというカテゴリーには、前述のトールとジャスティ以外にスズキ「ソリオ」くらいしか存在していません。
 
 しかし、実際のユーザーからは軽自動車のスーパーハイトワゴンやコンパクトミニバンが比較対象となっています。

 スーパーハイトワゴンとしては、ホンダ「N-BOX」やダイハツ「タント」、スズキ「スペーシア」などが存在し、コンパクトミニバンではトヨタ「シエンタ」やホンダ「フリード」が挙げられます。

 そのため、ルーミーにはさまざまなライバルが存在し、まさに激戦区で売れている1台といえます。

 ルーミーに関する声をSNSで見ると「運転にストレスがない」「室内が広くて乗り込みもしやすい」「安全装備が豊富で安心」といった意見が挙げられていることがわかります。

 また、軽自動車のスーパーハイトワゴンと比較した際、登録車であるルーミーはボディサイズがひと回り大きいため室内がより広いことがポイントです。

 例えば、ルーミーとタントのサイズを比較すると、ルーミーはボディサイズが全長3700mm×全幅1670mm×全高1735mmとなり、タントは全長3395mm×全幅1475mm×全高1755mm(4WDでは1775mm)です。全高についてはそれほど大きな差はありませんが、全長と全幅はルーミーのほうが一回り大きく、その分後部座席や荷室がより広くなっています。

 走行性能面では、軽自動車は排気量が660ccなのに対し、小型車であるルーミーは1リッターとなるため、家族4人で荷物も積んでの移動においいてストレスが軽減される傾向にあります。なお、軽自動車は4人乗りですが、登録車のルーミは5人乗りです。

 また、金額面において軽自動車と小型車では、税金、保険、燃料などさまざまなコスト面は軽自動車のほうが安くなります。

 そうしたなかで、ユーザーからは「軽自動車と悩んだけど、維持費より普段の快適性をとったのでコンパクトワゴンにした」「軽自動車のほうが維持費は安いけど、ストレスなく移動したい」という声が見受けられます。

 一方で「買い物車だから維持費の安い軽自動車にした」「セカンドカーなので安くすむ軽自動車にした」といった声もあり、ユーザーのライフスタイルによって、どちらを選ぶかは異なっています。

 これらのコスト面は登録車で排気量などが大きくなるほど高くなる傾向にあります。

 そのため、軽自動車よりも快適かつ排気量が小さいという部分がルーミーなどのトールワゴンを支持するポイントといえそうです。

■トールワゴン人気のなかで、なぜルーミーがダントツで売れるのか?

 ライバルの良いところを併せ持つトールワゴンのなかで、なぜルーミーが人気なのでしょうか。

 実際にユーザーが魅力に感じている部分として、ターボ搭載グレードがラインナップされているという点があるようです。

 ルーミーのターボ搭載グレードについて、都内のトヨタ販売店の担当者は以下のように話します。

「ルーミーのなかでも、グレード名に『T』がついているモデルはターボ搭載グレードとなっています。

 ルーミーの排気量は1リッターで、そこまで大きくはありませんが、ターボが搭載されていることで、実際には1.5リッターほどのパワーを持っています。

 そのため、高速道路などを利用して遠出をすることが多い人などに、比較的ストレスなく運転していただけます」

 ターボが搭載されていることで、ルーミーは瞬発的な加速性能が備わっており、高速道路での合流などをスムーズにおこなうことが可能です。

 さらに、ライバルであるソリオは排気量が1.2リッターと、ルーミーよりも排気量が大きいものの、ターボも踏まえた実際の走行性能では、ルーミーのほうがパワーがあると感じるユーザーも少なくないようです。

 また、ルーミーは安全性の高さも魅力のひとつとなっており、予防安全機能である「スマートアシスト」が全グレードに標準装備されています。

 スマートアシストでは「全車速追従機能付きACC」が搭載されており、高速道路などの走行において前方の車両に合わせて、クルマが自動で速度を制御します。

 また、前方車両が進んだことに気がつかない場合にブザーで発進を促す「先行車発進お知らせ機能」、前後へ誤発進した際にブレーキを制御する「ブレーキ制御付き誤発進抑制機能」など、さまざまな安全機能が搭載されています。

 こうした安全機能の充実も要因となり、前出の担当者は「ルーミーは高齢のお客さまからの購入も多い」と話します。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
メルセデスベンツ、新型EVバス『eIntouro』発表…欧州初の無線更新可能なバスに
レスポンス
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
ホンダ新型「N-BOX」登場! 史上初「映える」凄い“オシャ内装”採用! めちゃ便利な「画期的な機能」も搭載! リラックスできて“テラス気分”な「軽バン」とは?
くるまのニュース
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
ダイハツ、タフトを一部改良 法規対応で安全装備を追加 価格は6%値上げ
日刊自動車新聞
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
くるまのニュース
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
どんな違いがあるのか!? 通常モデルとは違う仕様が用意されている中型バイク3選
バイクのニュース
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
日本発の「ペダル踏み間違い防止装置」、世界標準へ…国連が基準化
レスポンス
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
写真で見るニューモデル 光岡「M55ゼロエディション」
日刊自動車新聞
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
旧ビッグモーター、車両の修理不正もビッグに8万件、補償総額数十億円も[新聞ウォッチ]
レスポンス
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
フェルスタッペンとのタイトル争いは“敗北濃厚”も……今季の戦いで自信深めたノリス「優勝争いに必要なものを持っていると言えるようになった」
motorsport.com 日本版
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
フェラーリ『ローマ』後継の新型スーパーカー、車名は『アマルフィ』が最有力!
レスポンス
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
注目が集まる角田裕毅の2025年シート「僕はレッドブルの一員なのでここにいます。ホンダとは話をしていません」
motorsport.com 日本版
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
次の「黄バイ」はBMW? 首都高専用パトロールバイク「F900XR」がカッコ良すぎる!
くるくら
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
まさかの「RAV4“軽トラ”」登場!? ド迫力の“真っ黒顔”がスゴすぎる! オフロード感強調の「SPIEGELカスタム」どんなモデル?
くるまのニュース
これはクセスゴ!!  オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
これはクセスゴ!! オーナー自作多数のホンダ「CT125・ハンターカブ」カスタム発見!!
バイクのニュース
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
[15秒でわかる]アキュラ『ADX』新型…内外装はスポーティかつ高級な印象に
レスポンス
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
アルピーヌは東京オートサロン2025で3台のA110を披露
カー・アンド・ドライバー
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
WRCラリージャパン2024が開幕、4日間の熱い戦い トヨタ逆転優勝なるか
日刊自動車新聞
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
【スクープ!】AMG製電動スーパーSUVデビュー間近!メルセデスAMGが新型電動SUVを開発中!
AutoBild Japan

みんなのコメント

31件
  • しかしダイハツ製である
  • ダイハツ製なのにトヨタだと信じて買う奴がいるー
    トヨタエンブレムがー
    ルーミーの方が良い出来なのにソリオがー
    ソリオの方が良い出来なのにルーミーはトヨタってだけで買ってるだけー

    毎度のお決まりですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

155.7192.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0285.0万円

中古車を検索
ルーミーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

155.7192.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

0.0285.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村