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マクラーレンの多角的な楽しみ方──マクラーレン・トラックデイ・ジャパン2021開催

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マクラーレンの多角的な楽しみ方──マクラーレン・トラックデイ・ジャパン2021開催

11月14日、マクラーレン・オートモーティブは、富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で、オウナー向けイベント「マクラーレン・トラックデイ・ジャパン2021」を開催した。

充実のイベント

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スーパーカー・ブランドは、オウナー向けにさまざまなイベントを企画・実施している。半日程度のツーリングから、サーキット走行会など多岐にわたる。なかでもマクラーレンのトラックデイ・ジャパンは、トップクラスの規模を誇る。ここ数年は100台以上のマクラーレンが富士スピードウェイに集まるから、その光景は圧巻だ。

筆者は一昨年に続き2度目の参加だ。昨年は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い開催されていない。

今年で8回目を迎えるトラックデイ・ジャパンには、史上最多の135台ものマクラーレンが参加した。プログラムは朝7時からスタート。新旧さまざまなマクラーレンが、富士スピードウェイの東ゲートを通過していく。これにあわせてオウナーズ・ラウンジもオープン。軽井沢に本店を構える浅野屋のパンなどが供された。

8時からは、オウナー自らレーシングコースを愛車で運転するフリー走行が始まった。皆、かなりのハイスピードで駆け抜けていく。

走行を終えたオウナーたちは皆、笑顔だ。普段、マクラーレンの高い性能を体感出来る機会などほとんどないからだろう。「トラックデイ・ジャパンやリテーラー(正規ディーラー)が主催するサーキット・イベントをいつも楽しみにしています」と、話すオウナーもいた。

9時からはイベント用のラウンジで開会式が始まった。今回のトラックデイ・ジャパンは、新型コロナウィルス感染防止策として“密”を避けるため、オウナー向けのラウンジをイベント用と休憩用と複数に分けたという。開会式では、まず日本のトップを務める正本嘉宏(まさもとよしひろ)氏が挨拶。そして海外にいるマクラーレン幹部からのビデオメッセージや、リテーラー運営会社のトップなどの挨拶が続いた。

開会式後は、フリー走行のほかドライビング・アカデミーや、山中湖を往復する60分のミニ・ツーリングなどがおこなわれた。思い思いに、トラックデイ・ジャパンを楽しんでいた。

家族連れも多く参加していたのが印象的だった。マクラーレンを運転しない・出来ない人でも楽しるよう、マクラーレンのペダルカーなどを用意したキッズコーナーや、ネイルやハンドマッサージのサービスも用意された。

ピット内にはマクラーレン「F1」や「スピードテイル」など、貴重なモデルが展示されていた。そこにもドリンクブースを用意。いたるところに休憩スペースがあったりするなど、オウナーがゆったりとイベントを楽しめる工夫が各所に見られた。

11時からはランチがスタート。今年は、パークハイアット東京のランチボックスだった。ランチの前後にはトークショーもおこなわれ、モータージャーナリストの大谷達也氏や、株式会社カーグラフィック代表取締役社長の加藤哲也氏などがマクラーレンの魅力を語った。

オウナー同士の交流の場

12時過ぎからは、参加したすべてのマクラーレンが本コースを走るパレード・ランがおこなわれた。135台のマクラーレンが、富士スピードウェイのレーシングコースを走る様子は、壮観だ。

135台のマクラーレンがずらりと並んだ記念撮影のあと、筆者は、サーキット・タクシーを体験した。レーシング・ドライバーの宮田莉朋(みやたりとも)氏が「570Sクーペ」を運転し、その助手席に座ったのだ。

かなりのスピードでコーナーを駆け抜けていく570Sクーペは刺激的だった。助手席に座っていても、高いコーナリング性能を体感出来た。不安は一切ない。

宮田氏に「マクラーレンの魅力はなんでしょうか?」と訊いたところ、「乗り心地がいいところでしょうか」と、述べた。サーキットでも公道でも、マクラーレンの乗り心地は、ほかのスーパーカーにくらべ、良いという。たしかに筆者も、しばらくマクラーレン「GT」に乗ったとき、「ずいぶん乗り心地がいいなぁ」と、感心したのを思い出した。

ラウンジでくつろぐひと、ネイルサービスを受けるひと、最新のマクラーレン・モデルに触れるひと……。トラックデイ・ジャパンでは、あらゆる人が楽しめる工夫がいたるところにこらされていた。

「もともと(トラックデイ・ジャパン)は、走行会がメインでした。ファミリーでの参加が増えたので、レーシングシミュレーターやハンドマッサージなどのサービスも用意しました」

マクラーレン・オートモーティブ広報部の根岸美穂子氏はそう述べた。

「トラックデイ・ジャパンは、オウナー同士の交流の場でもあります。マクラーレンが提供する“ラグジュアリー”を感じてもらいたいので、ホスピタリティにも気を遣っています」

こまめなドリンクサービスなどにそれは実感できた。ところで、展示されていたF1などはどこから持ってきたのか?

「オウナー様のご協力によって展示が実現しました。トラックデイ・ジャパンは、マクラーレン・オートモーティブ、リテーラー、そしてオウナー様によって作り上げているイベントです。だから雰囲気が“アットホーム”なのかもしれません」

今年から、60分のツーリング企画(富士スピードウェイ~山中湖)もはじまった。これについては「今まではサーキット走行のみでしたが、参加オウナーから『ツーリングのようなイベントも企画してほしい』といった声があったので企画しました」とのことだった。

「60分と時間は短いかもしれませんが、皆ででおなじ目的地に向けて走るので、サーキット走行とは異なる楽しみがあります」

根岸さんは、「マクラーレンを多角的に楽しめるように工夫しました」と締めくくった。

マクラーレンを購入するということには、魅力的なイベントに参加する権利も含まれるのだ。なお参加の案内は、マクラーレンを購入したリテーラーから届くという。

文・稲垣邦康(GQ) 写真・マクラーレン・オートモーティブ

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みんなのコメント

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    しょんべんかけてまわる

    それがおいらの性なのさ♪   
  • ドアのせいなのか卵から孵った虫が群がってるみたいでなんか気持ち悪いな…
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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