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スイフトスポーツを買うなら中古? 新古? それとも新車?

掲載 更新 29
スイフトスポーツを買うなら中古? 新古? それとも新車?

 走って楽しいうえにコスパ最強の現行スポーツモデルとして人気のスズキのスイフトスポーツ。

 現行モデルは登場から3年以上が経過したことで、今スイフトスポーツを買うなら新車以外にも、安くなった中古車が流通しているし、新古車と呼ばれる登録済み未使用中古車も選ぶことができる。

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 では今、スイフトスポーツを手に入れるなら、中古がいいのか? 新古車を選ぶべきか? それとも新車で買うのが結局いいのか?

 最も買い得感のある購入方法はどれなのか? を徹底取材した!

文/萩原文博 写真/ベストカー編集部

【画像ギャラリー】抜群のコストと抜群の乗り味! 「日本車の良心」とまで呼ばれるスズキ スイフトスポーツをギャラリーで見る

■新車でも200万円以下で買える!!! 今や現行ホットハッチの代表格に

 ホットハッチの代名詞として現在でも高い人気を誇るEK-9型初代ホンダシビックタイプR。

 1997年8月に登場した時の新車時価格は199万8000円。この価格ならば当時の若者でもなんとか手が届くシロモノだった。

 しかし現在は軽自動車でも200万円を超えるクルマが登場し、200万円以下で購入できる国産ホットハッチのMT車というと、187万1000円(車両本体価格・以下同)のトヨタヤリス1.5Z、 187万6600円の日産マーチニスモS、165万円のマツダデミオ2 15MB、そして187万4400円のスズキスイフトスポーツ。

 軽自動車では車両本体価格199万9800円のホンダN-ONE RS、車両本体価格153万7800円のスズキアルトワークスぐらい。

 そのなかでも抜群の人気を誇るのがスイフトスポーツだ。

ホットハッチの代表のスイフトスポーツ

 現行型のスイフトスポーツは、「ハーテクト」と呼ばれる軽量・高剛性のボディに最高出力140psを発生する1.4L直列4気筒ターボエンジンを搭載。

 モンロー製のショックアブソーバーを装着したサスペンションには専用のスタビライザーやブッシュ類を採用しロール剛性を最適化しスポーティな走りを味わうことができる。

1.4L直列4気筒ターボエンジンは最高出力140psを発生

 そのホットハッチ特有の軽快な走りによって若者から“元若者”まで多くの人を魅了しているのだ。

 そこで、今回は現行型スイフトスポーツを手に入れるなら、新車、中古車、新古車、いったいどれを購入するのがベストなのかを検証してみた。

■素晴らしくコスパがいいのがスイフトスポーツの魅力

 スイフトスポーツのパーツ開発を自社で行い、新車コンプリートカーの販売を行っている大阪府にある販売店のコンプリートスピードに話を聞いてみた。

 この販売店はスズキの副代理店で3年連続西日本ナンバー1に輝いていて、副代理店で最もスイフトスポーツの販売実績を上げている。

大阪府にあるスズキ販売店『コンプリートスピード』

 まず、現行型スイフトスポーツの魅力を聞いてみると、「第一に価格が安いことだと思います。予算200万円で新車のホットハッチが手に入るのはスイフトスポーツだけですから。

 パワフルな1.4 Lターボエンジンを搭載していますし、我々もECUやマフラー、車高調サスなど開発していますけれど、アフターパーツが豊富というのも支持される理由のひとつだと考えます。

 スイフトスポーツはトランスミッションで年齢層がハッキリと分かれるという特徴があります。20台後半から30代後半までがMT車。そして30代~40代半ばまでがAT車となり、MT車を好む若者はやはりチューニングしたくなるのでしょう。

フロントビュー

 だから我々の販売店では20馬力アップのECUを搭載した新車コンプリートを販売していますが、やはり若者を中心に人気となっています。

 そして、これまでの販売実績が評価されて、スイフトスポーツの新車を諸費用込みで185万円から購入できます。若い人たちにもっとクルマで楽しんでもらおうとスイフトスポーツに関しては努力させてもらっています。」と語ってくれた。

■新古車よりも新車のほうがお得感が高い!

 取材したコンプリートスピードでは、新車のスイフトスポーツ6MT車が諸費用込みで185万円(店頭納車で、輸送料は別途必要)から購入できると話してくれた。

 3月上旬の取材時、2020年~2021年式、走行距離500km以下のMT車といういわゆる「おろしたて中古車(新古車)」の状況を見てみると、流通台数が約114台。

 そして諸費用別の価格帯は約154万~約219.8万円、平均価格は約190万円となっており、装備やボディカラーを選べるという点からも「おろしたて中古車」よりも新車を購入したほうが、お得感が高くなっている。

リアビュー。色はイメージカラーのチャンピオンイエロー4

■中古車は100万円前後の車両が出てきた!

 それでは中古車はどうか。現行型スイフトスポーツの中古車の流通台数は約428台。約1年前の時点では約200台だったので、この1年で倍増している。

 そして歴代スイフトスポーツの中古車はMT車の比率が高いが、現行モデルでは現在約70%がMT車と高い比率を誇っている。

スイフトスポーツはMT車の比率が高い

 スイフトスポーツの中古車の価格帯はMT車が約98万~約327万円。そしてAT車は約109万~約469万円と非常に幅広く、高額車はいずれもカスタム済のクルマとなっているのが特徴だ。

 ちょうど1年間の中古車の価格帯がMT車は約120万~約238万円。そしてAT車が約155万~219万円となっており、走行距離が延びたことで相場の最安値が下がり、カスタムカーの流通により最高値が拡大し、たった1台ながら100万円以下の中古車も流通し始めた。

 今後100万円以下の中古車は増加してくるし、現在の中古車の平均価格は約168.4万円で、走行距離のボリュームゾーンは1万~2万kmとなっている。

 ボディカラーはイメージカラーのチャンピオンイエロー4が最も多いが、僅差でピュアパールホワイトが続き、スーパーブラックパールが人気色となっている。そしてプレミアムシルバーメタリックとバーニングレッドパールメタリックがほぼ約47台で続きスピーディブルーとなる。

 また、一部改良で追加されたフレイムオレンジパールメタリックブラック2トーンルーフは約12台と少なめ。

スイフトスポーツの内装。各所に赤い色のアクセントが使われ、精悍な雰囲気に仕上げられている

■中古車は値落ちが鈍いので新車購入がベスト!

 車両本体価格150万円を切る中古車も増えているものの、平均価格の160~170万円付近がボリュームゾーンとなっているのは間違いない。

 グレードはベースモデルとセーフティパッケージ装着車が設定されているが、ベースモデルとセーフティパッケージの価格差は約5万円だが、ミッション違いでの価格差は約10万円となっているのが特徴だ。

 こうしてみると、スイフトスポーツは人気モデルゆえに中古車の値落ちが鈍く、新古車も割安感が薄い。

 取材した販売店のように値引き額が大きい新車を狙ったほうが自分の好きな仕様に仕立てる楽しさが膨らむ。

 結論からすると長くスイフトスポーツを楽しみたいということであれば、値引きの大きな販売店で新車を購入するのが今のところベストと言える。

【画像ギャラリー】抜群のコストと抜群の乗り味! 「日本車の良心」とまで呼ばれるスズキ スイフトスポーツをギャラリーで見る

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みんなのコメント

29件
  • 新車で買えるうちは新車で買っておいた方がいいよ
  • 走り系モデルの中古車は見る目に自信がなければ避けた方が無難。中古なら何処を注意するべきか、記事にその旨の記載がないのが残念だ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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