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400万円台スタート!《レクサスSUVベストバイ》LBX vs UX vs NX

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400万円台スタート!《レクサスSUVベストバイ》LBX vs UX vs NX

新型車比較・ライバル車対決 [2024.03.29 UP]


400万円台スタート!《レクサスSUVベストバイ》LBX vs UX vs NX

レクサス・LBX:公道試乗で実力判明!

いずれも400万円台がスタート価格
「LBX」「UX」「NX」の3モデルは、いずれも450万円前後がスタート価格。レクサスSUVを検討する際に悩んでいるユーザーもいるのではなかろうか? そこで気になるポイントを比べることで、セールスポイントを浮き彫りにしてみたい。

●文:川島茂夫


レクサスSUV選び『ベストモデルはこれだ!」

LBX vs UX vs NX
3モデルともスタート価格は
450万円前後と横並び
現在のレクサスラインナップの中でSUVは、LBXからLXまで6系統で構成されている。ハードクロカンの頂点クラスのLXとBEV専用のRZを除いても4系統を選ぶことができ、さらに今後ラインナップは増加する予定だ。カテゴリーとしては、SUVはレクサスの主軸になっている。
SUVの主戦場といえるミドルSUVに属するのがNX。プラットフォームはRAV4やハリアーと共通(GA-K)しているが、レクサス専用車体やクラス上のパワートレーンの導入などのグレードアップが施されている。レジャー&ファミリーユース向けのキャビン実用性や、オン&オフロードで余裕のある走行性能を持つことが特徴で、SUVらしい適応用途の幅広さを求めるならば、最もバランスがいいレクサスでもある。
車格面でNXとLBXの中間に位置するのが、コンパクトSUVに分類されるUXだ。C-HRと同じ系統のプラットフォーム(GA-C)を採用するが、パーソナル志向の強いC-HRに対して、UXは実用性とのバランスを採った設計を特徴としている。現在のトヨタSUVラインナップに当てはめるならカローラクロス相当のモデルとなる。ミドルSUVと比べるとひと回りコンパクトなキャビンになるが、余裕はないもののファーストカー用途にも対応できる。
また、最新モデルは2ℓ新世代エンジンを組み込んだハイブリッドシステムを採用するなどで、走りのゆとりを重視していることも強み。登場当時はガソリン車もラインナップしていたが、現在はHEVとBEVの電動駆動モデルのみの構成になっている。

NXだとガソリン車限定だが
使い勝手と走りは一枚上手
LBXの価格設定は2WD車が460万円から。NXとUXと比べると、この予算でNXの最廉価モデルに手が届いてしまう。狙えるのは4気筒の2 .5ℓ新世代エンジンを搭載するガソリン車(NX250)。LBXに比べるとキャビン実用性や動力性能に優れることが強み。狭い場所での取り回しや燃費はハイブリッドのLBXの方が優れているが、最廉価モデルでも贅沢仕様に仕立てられるのがレクサスの魅力であり、NXでも装備面でも見劣り感は少ない。使い勝手と走行性能を求めるならば、NXの方が選びたくなる理由は多い。
UXとLBXの比較では、キャビンの広さに加えて、走行メカニズムの違いもポイントになる。
UXのハイブリッドシステムは2ℓベースで、E-Fourは後輪駆動用に30‌kWモーターを備えた全域型を採用する。さらにサス設計も2WD車のリヤサスにも独立懸架のダブルウィッシュボーン(LBXはトーションビーム)を採用。走行ハード設計のレベルが、LBXよりも一段上手だ。
ただし、全長はLBXより30cm長く、UXには設定されていないアドバンスドパーク(リモコン機能付)の装着も可能。さらにインパネ周りのデザインは、UXはファントゥドライブ志向のコックピット感を強調したものでデザインとしては一世代前のタイプになる。すっきりとしたLBXの最新世代のインパネと比較すると、質感や寛ぎに欠いた印象を感じてしまうのがウイークポイントだ。


走りの質にこだわるレクサスゆえに、LBXやUXも静粛性を意識したメカニズム&キャビン設計で高速長距離を苦にしないが、総合力はシャシー性能に優れるNXが一歩リードしている。

デザイン&パッケージング

LBX

風の流れを意識したデザインを採用したことで、スタイリングの美しさと整流性能の2つの要素を追求。コンパクトSUVの中でも全長とホイールベースは短めだが、全幅は1825mmとグローバル市場も意識したサイズになっている。
全長 4190mm
全幅 1825mm
全高 1545mm
ホイールベース 2580mm
最低地上高 170mm
最小回転半径 5.2m
車両重量 1310kg(FF)/1390kg(4WD)


目の高さを意識したシート配置やダッシュボードのフラットデザイン、ディスプレイをコンソール埋め込み式にしたことで視界は良好。運転しやすさを考慮したレイアウトだ。

UX

カテゴリーとしてはLBXと同じコンパクトSUVになるが、サイズ基準の車格としては1クラス上のモデルになる。BEVは搭載する駆動用バッテリーの影響で最低地上高が稼げないなど、LBX以上にオンロード寄りのSUVだ。
全長 4495mm
全幅 1840mm
全高 1540mm
ホイールベース 2640mm
最低地上高 160mm(ハイブリッド)/140mm(BEV)
最小回転半径 5.2m
車両重量 1510kg~1540kg(FF・ハイブリッド)/1570kg~1600kg(4WD・ハイブリッド)/1790kg(FF・BEV)


最新改良でステアリング奥のメーターを12・3インチフル液晶メーターに変更。シフトも操作感に優れるエレクトロシフトマチックへアップデートされるなど、操縦性を高める工夫も積極的。

NX

全長もホイールベースも比較3車の中では最大。最低地上高は185mmと、最も悪路走破もこなせるタイプといえる。4WDの一部グレード(PHEV)の車両重量が2トンを超えてくるのは駆動用バッテリーを搭載しているため。
全長 4660mm
全幅 1865mm
全高 1660mm
ホイールベース 2690mm
最低地上高 185mm
最小回転半径 5.8m
車両重量 1620kg~1760kg(FF)/1680kg~2020kg(4WD)


内装加飾&装備の設定もLBXやUXよりクラス上だが、キャビン&荷室の余裕も際立つ強みだ。特に顕著に感じるのは後席の快適性。足元も十分な広さでロングドライブも苦にならないだろう。

走行性能&ドライブフィール

LBX
高速長距離が得意な良質ツアラー
 フットワークは硬めだが、スポーティと言うよりも頼もしいという言葉がぴったりな味付け。エンジンは1.5ℓ級のため全開加速での速さはそれほどでもないが、エンジン&モーターの巧みな協調制御のおかげもあって、速度コントロール性に優れている。粗雑な振動や音の侵入を抑える工夫もあって、ロングドライブをまったく苦にしない。


1.5ℓ直3エンジンは、最新技術が注がれた高機能ユニット。熱効率の高さに加え、バランスシャフト等を追加したことで振動やノイズを上手に抑制している。

UX
最新改良で出力向上、力強さがパワーアップ
 2ℓ直4エンジン+モーターの巧みな制御もあって、日常用途から高速長距離まで幅広い用途で扱いやすいことが魅力。最新モデルはシステム最高出力が146kW(199PS)に向上したこともあって力強さも増している。ただ、レクサスSUVの中では設計年次が古いこともあって、細かな振動の抑制やドライバビリティの洗練感は、LBXに少し及ばない印象だ。


HEVは2ℓ直4エンジン+モーターの組み合わせ。最新改良でAWD車のリヤモーターを30kWを発揮する大出力タイプに変更。ドライ路面での走行安定性を高めている。

2035年までにグローバルでバッテリーEV100%を目指すことを公言しているレクサス。UXは最新改良でターボ車が整理されるなど、電動化戦略を体現する存在だ。

NX
優れたオンロードツアラー。その実力はトップレベル
 LBXと絡む価格帯では、ターボやPHEVなどの上級パワートレーン車は届かないが、ベーシック仕様のガソリン車でも動力性能の余裕は十分。2.5ℓ直4+8速ATは幅広い速度域でスムーズな加速感があり、ミドルSUVとして申し分のない走り。悠々としたドライブフィールでファントゥドライブ的な楽しみにも富んでいる。


2.5ℓ直4のNAエンジンは201PS/24.5kg・mを発揮。NXシリーズの中ではベーシック仕様に位置するが、低中速域からスムーズに豊かなトルクを発揮するなど乗り手を選ばぬ優等生ユニットだ。

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