イタリアンシーグループとのコラボで誕生したモーターヨット「テクノマール for ランボルギーニ63」を発表
アウトモビリ・ランボルギーニとイタリアンシーグループはこのほど、テクノマール・ブランドのモーターヨット「テクノマール for ランボルギーニ63」を発表した。このヨットはランボルギーニの設立年である1963年を記念した限定エディションで、第1号は2021年の初頭に完成する予定だ。
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パフォーマンス、操縦する悦び、そして品質とディテールへのこだわりという両社に共通するイタリアンスタイルと伝統に、革新的なエンジニアリングと独特なデザインがプラスされ、「テクノマール for ランボルギーニ63」は生み出された。
イタリアンシーグループが開発を担当した今回のプロジェクトは、ランボルギーニのチェントロ・スティーレ(スタイルセンター)参加のもと、「ランボルギーニ・シアンFKP 37」に着想を得て開催されたコラボセッションに端を発している。
シアンFKP 37は、フルカスタマイズが可能なカラーとディテールで未来を予見させるハイブリッド・ スーパースポーツカーで、スーパーキャパシタや新材料科学技術の採用で新たなベンチマークを打ち立てている。
材質を重視し、細部へのこだわりも慎重に考慮しながら驚異的なパフォーマンスを確保するべく、2社のブランドに共通するDNAの特質をあらためて見直すという挑戦が、設計方針の設定から技術仕様の策定までのすべてのフェーズにわたり、本プロジェクトを突き動かすインスピレーションとなった。
アウトモビリ・ランボルギーニのステファノ・ドメニカリ会長兼CEOは次のように述べている。
「このヨットは、価値あるパートナーシップを最高の形で築くことの重要性を象徴しています。今回の協力では、2社のスタイルと専門性のエッセンスを異なる世界に持ち込み、多様性を共有して解釈を与え、新しい環境のなかで生まれる最終製品に新たな価値を加えることができました。このヨットは、まさに水上のランボルギーニです。今回のコラボレーションの成功を心から嬉しく思います」
一方、イタリアンシーグループのジョバンニ・コンスタンチーノCEOは次のようにコメントしている。
「5月にパートナーシップ提携を発表し、本日、そのインスピレーションの基となったクルマと同様に未来を象徴する存在となるモーターヨット、テクノマール for ランボルギーニ63を公開する運びとなりました。このヨットを入手できたオーナーが所有することになるのは、単にテクノマールで最も速いモーターヨットというだけではありません。テクノマール for ランボルギーニ63という名品です。テクノロジー、最高のデザイン、品質、パフォーマンスをひとつに繋ぐ革新的で挑戦的なプロジェクトを、アウトモビリ・ランボルギーニとともにやっていこうと決断したことに誇りを感じています」
テクノマール for ランボルギーニ63は、スタイルとデザインのみならず、ラグジュアリーな高速艇の最先端を表している。ランボルギーニのスーパースポーツカーのパフォーマンスに刺激を受けたコンセプトの中心にある最も革新的な特徴は、スピードとダイナミックな軽量化技術だ。
2基のMAN V12-2000hpエンジンによる最高速度は60ノット(約111km/h)で、テクノマール・ブランドのなかでも最速を誇る。ランボルギーニのスーパースポーツカーに代表されるカーボンファイバー素材の使用により、63フィートボディの車重は24 トンと、確実に超軽量に分類される。
エクステリアは極めてスポーティで、先鋭的で海によく映えるシルエットを描く。艇体と上構は、流体力学を専門とする造船技師が開発した高性能の外板でできている。技師たちは、1960年代と’70年代にマルチェロ・ガンディー二が手がけたミウラやカウンタックのデザインのラインに、現代的な解釈を加えた。ハードトップはランボルギーニのロードスター版に着想を得て、太陽と風から保護しながら抜群の空力性能を発揮する。バウライトは、どちらもY字型のフロントライトが特徴的な、シアンFKP37とランボルギーニのコンセプトカー、テルツォ・ミッレニオに敬意を表したデザインになっている。
インテリアは軽量化と機能性を目的とした高性能素材に基づいたハイテクな意匠で、Made in Italyの最高の伝統を見事に継承している。デザインにはランボルギーニを象徴するすっきりとしたラインと六角形やY字のモチーフが組み込まれ、ランボルギーニのパーソナライゼーションプログラム「アドペルソナム」同様のカラーと素材のフルカスタマイズが可能。幅広い選択肢のなかから船体や装飾のカラーを選べるほか、インテリアについてはふたつのバージョンで各種素材を組み合わせることができる。
計器盤はクルマのコックピットを海洋風にアレンジしたもので、航行システムや制御システムがすべて組み込まれている。ランボルギーニのスーパースポーツカーと同じように、ディテールはカーボンファイバー仕上げだ。スポーツシートと、スーパースポーツカーのステアリングホイールを模した操縦桿には、ランボルギーニのカーボンスキンが用いられた。スタート/ストップボタン(各エンジンにひとつずつ、計ふたつ)は、ランボルギーニのエンジン起動に使用されるものとまったく同じだ。
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みんなのコメント
そしてこの63で海上散歩。
最高だろうな。