9月のグッドウッド・リバイバルで公開
デイビッド・ブラウン・オートモーティブは、ミニの誕生60周年を記念し、この自動車のアイコンを独自に再生させたミニ・リマスタードのスペシャル・エディションを発表すると予告。その画像を先行公開した。
9月に開催されるグッドウッド・リバイバルのイベントで発表が予定されているこの限定生産モデルは、パフォーマンスを向上させる改良と専用カラーリングが施されるという。
オリジナル・ミニと同じBMCのAシリーズ・エンジンはそのまま引き継がれるが、クラシック・レーシングのスペシャリストであるオセリ(Oselli)によってチューンとモディファイが加えられる。
機械的な改良の詳細についてはまだ明らかにされていないが、おそらく軽量カムシャフトや強化ヘッド、高圧オイルポンプなど、現在オセリがAシリーズ・エンジン用に提供している数々のチューニング・パーツが組み込まれるだろう。
改良されたエンジンと専用のレーシーなカラーリングに合わせて、このミニ・リマスタードの特別仕様車にはクルマと揃えたレーシングスーツやヘルメットも、オプションとして用意される。
わずか60台の限定生産
同社創業者のデイビッド・ブラウンは、次のように語っている。「われわれはクルマのデザインとエンジニアリングに関しては専門家です。そこにオセリが、長年の経験で磨き抜かれたレースカー・パフォーマンスの専門技術を加えてくれました」
「クラシック・ミニにはレースにおける素晴らしい歴史があります。そして間もなく全貌が公開されるわたしたちの新しいクルマは、お客様にミニ・リマスタードが欲しくなる新たな理由を提供します。このクルマによって、われわれはパフォーマンスカーの市場にも進出することになるのです」
このミニ・リマスタードの特別仕様車はわずか60台の限定生産になる予定で、標準モデルの7万5000ポンド(約980万円)からという価格より大幅に高くなることは間違いない。
英国シルバーストーンに本拠を置くデイビッド・ブラウン・オートモーティブ社は2013年に設立された。翌年には最初の製品としてジャガーXKをベースにしたスピードバックGTというモデルを発売している。
2017年に発表されたミニ・リマスタードは、アレック・イシゴニスが1959年に生み出したシティカーを、より安全で、豪華で、わずかにスタイルを変更したクルマとして作り直したモデルだ。これまでに「インスパイアード・バイ・カフェ・レーサーズ」と「インスパイアード・バイ・モンテ・カルロ」という2つのスペシャル・エディションが発売され、どちらも25台ずつの限定生産となっていた。
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