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V12の系譜は続く……ランボルギーニ、アヴェンタドール後継機”LB744”の公開日が決定。初のPHEVモデルに

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V12の系譜は続く……ランボルギーニ、アヴェンタドール後継機”LB744”の公開日が決定。初のPHEVモデルに

 ランボルギーニ『350GT』から始まり、『ミウラ』『カウンタック』『ディアブロ』『ムルシエラゴ』、そして『アヴェンタドール』と続いてきたV12の系譜に新たな一台が加わろうとしている。

 ”LP700-4”というコードネームが付けられたアヴェンタドールが2011年2月28日に登場してから12年余り……”LB744”と呼ばれる後継モデルが、いよいよ日本時間3月30日(木)午前2時に世界初公開される。

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 LB744はブランド初のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルではあるものの、伝統のV12エンジンは変わらず車両中央に鎮座する。

 ワールドプレミア日程が公開されたのは、ランボルギーニがLB744のデジタルインストゥルメントパネルとステアリングをお披露目したわずか一日後のこと。全貌が明らかとなるのは3月30日を待つ必要があるものの、自然吸気6.5リッターV型12気筒エンジンと3つの電気モーターが搭載され、”コルサモード”では最大735kW(1,000ps)のパワーを四輪に伝える。一方で出力が132kW(180ps)に制限されるものの、EVモードも採用されている。

 LB744のV12エンジンは、アヴェンタドールから引き継がれたモノではなく、完全新開発。重量は従来のエンジンより17kg軽い218kg。9,250rpmで最高出力597kW(813ps)、6,750rpmで最大トルク725Nmをエンジン単体で発生させる。トランスミッションは、2024年末に登場予定の『ウラカン』の後継モデルにも搭載予定の8速デュアルクラッチATとなる。

 車体のセンタートンネル内に格納されるリチウムイオンバッテリーは3.8kWh。V12エンジンであれば6分、7kWの充電ポート経由であれば30分でフル充電が可能だ。LB744には回生ブレーキが搭載され、ブレーキング時の運動エネルギーを電力としてバッテリーに充電することができる。ランボルギーニによると、LB744はEVモードでフル充電の場合10km走行ができるという。

 パワートレインが電動化されたことで、LB744はアヴェンタドール・ウルティマエと比較して、二酸化炭素排出量を30%削減。PHEV搭載により増加する重量を軽減すべく、LB744では”モノフュージョン”と呼ばれるカーボンファイバー製モノコックを採用し、先代モデルから10%の軽量化に成功した。

 それと同時に車体剛性を25%アップ。ランボルギーニは車重に関する詳細を明かしていないが、分かっている限りでは重量配分がフロント44%、リヤ56%となっている。

 LB744はその他にも、ステアリングレシオの変更(アヴェンタドール・ウルティマエと比較して-10%)、後輪ステア、より硬いアンチロールバー(フロント+11%、リヤ+50%)などの特徴がある。トランスミッションは、トンネル内にバッテリーのスペースを確保するため、V12エンジンの後ろに収まっている。

 なお、ランボルギーニはLB744に410×38mmディスクの10ピストン大型ブレーキをフロントに採用し、特注のブリヂストン『ポテンザ・スポーツ』は4%ワイド化されている。

 ランボルギーニは、2024年に電動化された『ウルス』とウラカンの後継モデルを公開する予定であり、3月30日に公開されるLB744は”一番隊長”として登場する。

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