■現代版「MR2」を思わせるド迫力なスーパーカーの反響とは
近年、クルマ好きの間でトヨタ「MR-2」の復活話が度々話題になります。トヨタから具体的な話が出たことはありませんが、2023年の「ジャパンモビリティショー」ではミッドシップ風味のBEVスポーツカー「FT-Se」が登場。MR2の名残を感じさせました。
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今回紹介するのは、エストニアのグラフィックデザイナーであるRain Prisk氏が想像した次期型MR-2のCGモデル。ユーザーの反応も合わせて、詳細を見てみましょう。
MR-2は日本初の市販ミッドシップスポーツカーとして1984年にデビューしました。このMR-2は「Midship Runabout 2seater(ミッドシップ・ランアバウト・2シーター)」の頭文字をとっています。
ミッドシップレイアウトとは、クルマのエンジンを中央部分に配置する車両デザインのこと。車体中心部に重いエンジンが置かれているため、スムーズなコーナリングが可能になるといったメリットがあります。
そのため、速さを追求するフォーミュラーカーなどにはミッドシップレイアウトが多く採用されています。市販車で言えばランボルギーニ「ウラカン」などスーパーカーで多く採用されています。
このように聞くと、初代MR-2もスパルタンなスポーツカーのように思われるかもしれません。
しかし、実際のMR-2はカローラと同じ1.5リッター(最高出力83ps)、または1.6リッター(最高出力130ps)のエンジンを採用。ギアボックスは5速MTと4速ATを設定するなど、誰もが気軽に楽しめるように配慮されたスポーツカーでした。
さらに、1989年に2代目へフルモデルチェンジを実施します。エンジンは2リッターのNA(自然吸気)またはターボで、ターボ仕様の最高出力は225ps、最終的には245psまで向上。外観も丸みを帯びた流線形のデザインに変化しています。
その後、1999年にMR2は生産を終了。後継となった「MR-S」も2007年をもって生産を停止し、「MR」の名を冠する車両はラインナップから姿を消しました。
そんな中、Rain Prisk氏が公開したCGモデルは、2代目 MR-2の雰囲気を色濃く感じさせます。
外装の形状は丸みを帯びた滑らかなデザイン。細長いヘッドライトは昨今のトヨタ車の統一デザインである「ハンマーヘッド」を思わせます。また、リアフェンダーのエアインテークや、サイドプロテクションモールといった、2代目風の形状がキレイに踏襲されています。
生産終了から20年以上経過しても話題の尽きないMR-2。今回のCGにもさまざまな反応が集まっています。よく見受けられたのが「カッコイイ」「購入したい」「すごく期待したい」といった声。同車の根強い人気が伺えました
また、中には「今も好きな人は多いんじゃないか?」と考える人や「昔の2代目MR2はタービン変えるだけでスゴイ速度になったな」といったコメントも登場。懐かしさに浸る方も多く出ていました。
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