現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【2カ月連続での前年実績割れ】2024年12月期の新車販売台数 2024年通期のデータも出揃う

ここから本文です

【2カ月連続での前年実績割れ】2024年12月期の新車販売台数 2024年通期のデータも出揃う

掲載 4
【2カ月連続での前年実績割れ】2024年12月期の新車販売台数 2024年通期のデータも出揃う

2024年12月期および2024年度(2024年1月~12月)の新車販売台数(速報値)

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は、2024年12月期および2024年度(2024年1月~12月)の新車販売台数(速報値)を発表した。

【画像】販売好調の三菱デリカミニを写真でみる 全35枚

日本自動車販売協会連合会がまとめた登録車の2024年12月期の新車販売台数は、前年同月比9.3%減の21万746台と2カ月連続のマイナス。

また、全国軽自動車協会連合会がまとめた2024年12月期の軽自動車の新車販売台数は、同8.8%減の11万9040台と5カ月連続でのマイナスとなる。

結果として、トータルでの2024年12月期の新車販売台数は同9.1%減の32万9786台と2カ月連続での前年実績割れとなった。

一方、2024年度の新車販売台数は、登録車が前年比5.6%減の286万3626台と2年ぶりのマイナス、軽自動車が同10.7%減の155万7868台と2年ぶりのマイナス、トータルでの新車販売台数は同7.5%減の442万1494台と2年ぶりに前年実績を下回り、かつ大台の500万台には5年連続で達しなかった。

2024年12月期のブランド別新車販売台数、登録車

登録車の2024年12月期のブランド別新車販売台数を見ていこう。

前年実績を上回ったのは、スズキ(前年同月比9.2%増の9403台)と三菱自動車(同42.2%増の4357台)の2ブランドのみ。

対して、トヨタ自動車は同11.9%減の9万5072台、ホンダは同9.9%減の2万5034台、日産自動車は同3.8%減の1万8955台、マツダは同11.7%減の7704台、スバルは同35.0%減の6326台、レクサスは同15.1%減の4266台、ダイハツは同20.7%減の1466台とマイナスを記録した。

一方で貨物車のブランドは、いすゞ自動車が同28.1%増の6598台、日野自動車が12.5%増の3267台、UDトラックスが同30.4%増の1116台とプラスを達成した反面、三菱ふそうは同8.7%減の3699台と苦戦した。

また、2024年度で見るとホンダ、スズキ、スバル、いすゞ自動車、日野自動車、UDトラックスが前年実績超えを達成したものの、それ以外のブランドはマイナスに落ち込んだ。

2024年12月期のブランド別新車販売台数、軽自動車

軽自動車の2024年12月期のブランド別新車販売台数は、前年同月比で13.1%増の4万3167台を成し遂げたスズキが12カ月連続でのシェアトップに就く。

最大のライバルのダイハツは、全車種の生産・出荷を再開したものの同23.1%減の3万1575台と停滞した。また、新車効果に一服感が出たホンダは同20.6%減の2万791台、日産自動車は同11.4%減の1万2541台、三菱自動車は同0.9%減の5610台と低迷する。

一方、OEM供給を受けるブランドではマツダが同62.2%増の3037台、スバルが同1.8%増の1156台と前年実績超えを果たしたものの、トヨタ自動車は同48.2%減の1152台と苦戦した。

そして、2024年度の成績ではスズキが前年比10.9%増の58万9924台を記録して10年ぶりの首位に立ち、前年トップのダイハツは同38.1%減の35万186台にとどまる。また、デリカミニの販売が好調だった三菱自動車は同27.9%増の7万3961台とプラスを達成。対して、ホンダと日産自動車は前年のプラスからマイナスに転じた。

12月度と通期の数字をどうみるか

2024年12月期の新車販売について業界団体の関係者は、「トヨタやダイハツが認証試験不正で一時生産を停止していた車種の生産を再開するとともに人気車の受注残の改善を図り、また最新法規に合わせて安全性を強化したの改良モデルの発売が進んでいることから、12月期の新車販売はプラスを回復すると思われたが、実際は登録車と軽自動車ともに前年実績を下回ってしまった。リバウンド消費が完全に一巡したこと、そして物価高が賃金上昇を上回って消費者の節約志向が高まっていることなどが、新車販売に波及した模様」と示唆。

また2024年度に関しては、「半導体など部品の供給不足の解消による新車供給の回復はあったものの、認証試験不正の相次ぐ発覚とそれに伴う生産・出荷停止もあり、2024年度は2年ぶりに前年実績割れ、しかも大台の500万台を50万台以上も下回る結果となった」と解説する。

今後については、「新車の需要は新型車を中心に底堅く、また政府は個人消費が回復基調にあると公表していることから、2025年度の新車販売は改善する可能性もある。

ただし、物価高が賃金上昇を上回る状態は継続しており、またEVシフトの鈍化も顕著になっていることから、新車販売市場は楽観できない状況が続く。ホンダ・日産自動車・三菱自動車の提携に伴う新車供給の行方も、新車販売の成績に影響してくるだろう」と予測した。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

2024年の国内新車販売7.5%減の442万台、トヨタ、ダイハツなど生産停止響く[新聞ウォッチ]
2024年の国内新車販売7.5%減の442万台、トヨタ、ダイハツなど生産停止響く[新聞ウォッチ]
レスポンス
高性能EVがお買い得に? アバルト「500e」英国で大幅値引きを実施 販売の "歪み" 顕著に
高性能EVがお買い得に? アバルト「500e」英国で大幅値引きを実施 販売の "歪み" 顕著に
AUTOCAR JAPAN
2024年もいろいろ大変だった 自動車業界ニュース振り返り(欧州編) EV低迷、関税、価格競争…
2024年もいろいろ大変だった 自動車業界ニュース振り返り(欧州編) EV低迷、関税、価格競争…
AUTOCAR JAPAN
2024年の日本国内のEV販売は完全に失速! 2025年に明るい材料はあるのか?
2024年の日本国内のEV販売は完全に失速! 2025年に明るい材料はあるのか?
THE EV TIMES
いますぐ新車を買っても2024年度内の納車は難しい→「認定中古車」争奪戦が始まる!
いますぐ新車を買っても2024年度内の納車は難しい→「認定中古車」争奪戦が始まる!
WEB CARTOP
テスラ・モデルYが発売以来初の大幅アップデートへ 「新」ヘッドライト採用、空力性能にも期待
テスラ・モデルYが発売以来初の大幅アップデートへ 「新」ヘッドライト採用、空力性能にも期待
AUTOCAR JAPAN
【155psパワーアップの理由とは?】新型アストンマーティン・ヴァンテージはひとクラス上にアップ!
【155psパワーアップの理由とは?】新型アストンマーティン・ヴァンテージはひとクラス上にアップ!
AUTOCAR JAPAN
【次は何が話題に?】2025年、25年ルールでアメリカに輸入解禁となる日本車4選 日本車人気沸騰から10年
【次は何が話題に?】2025年、25年ルールでアメリカに輸入解禁となる日本車4選 日本車人気沸騰から10年
AUTOCAR JAPAN
【2026年市場投入】ホンダ、CES2025でゼロ・プロトタイプ2台を世界初公開!
【2026年市場投入】ホンダ、CES2025でゼロ・プロトタイプ2台を世界初公開!
AUTOCAR JAPAN
スバル米国販売5.6%増、『クロストレック』が最量販に 2024年
スバル米国販売5.6%増、『クロストレック』が最量販に 2024年
レスポンス
高級小型EV「ジェネシスGV60」がアップデート スポーティな外観を獲得
高級小型EV「ジェネシスGV60」がアップデート スポーティな外観を獲得
AUTOCAR JAPAN
ソニー・ホンダ初の市販EV「アフィーラ1」が2026年米国発売 約1400万円の高級セダンに
ソニー・ホンダ初の市販EV「アフィーラ1」が2026年米国発売 約1400万円の高級セダンに
AUTOCAR JAPAN
トヨタ「ルーミー」改良モデル発売! 値上げしても174万円!? “軽自動車並み”に安い「小型ワゴン」何が変わった? ユーザーの反響は?
トヨタ「ルーミー」改良モデル発売! 値上げしても174万円!? “軽自動車並み”に安い「小型ワゴン」何が変わった? ユーザーの反響は?
くるまのニュース
新車が100万円以下で買える! ダイハツのエントリーモデル「ミラ イース」どんな人が買う? 話題のターボ&5速MT仕様も気になる!
新車が100万円以下で買える! ダイハツのエントリーモデル「ミラ イース」どんな人が買う? 話題のターボ&5速MT仕様も気になる!
くるまのニュース
スズキ、軽トラで「CES」に挑戦! 中古輸出10年で10倍の追い風、米国市場席巻なるか?
スズキ、軽トラで「CES」に挑戦! 中古輸出10年で10倍の追い風、米国市場席巻なるか?
Merkmal
【これで本当にマイナーチェンジ?】新型アストン マーティン・ヴァンテージは見た目も走りも全般改良!
【これで本当にマイナーチェンジ?】新型アストン マーティン・ヴァンテージは見た目も走りも全般改良!
AUTOCAR JAPAN
CX-5にハイブリッド本当にいるか!? ディーゼルでも燃費十分じゃない!?
CX-5にハイブリッド本当にいるか!? ディーゼルでも燃費十分じゃない!?
ベストカーWeb
今でも俊足で頼もしい! アウディUrクワトロ UK版中古車ガイド(2) 入手困難な部品多数
今でも俊足で頼もしい! アウディUrクワトロ UK版中古車ガイド(2) 入手困難な部品多数
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

4件
  • ヴォクシー
    高すぎるからだろ!
  • zzz********
    こんな円安時代に国内へ売ったら株主に怒られる
    国内販売店が飢えない程度の流通量に押さえて残クレや車版リボ払いで利益を出せる様にしている
    それが実態
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

183.7227.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

140.9356.0万円

中古車を検索
デリカミニの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

183.7227.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

140.9356.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村