アメリカ時間9月12日、NTTインディカー・シリーズおよびブリヂストン、グループ会社のブリヂストン・アメリカス・インクは『ファイアストン』ブランドで供給するシリーズへの独占タイヤサプライヤー契約を5年間延長し、2030年まで継続することを発表した。
北米最高峰の伝統的なフォーミュラカーレースとして知られるインディカー。シリーズを代表する“インディ500”の第1回開催は1911年まで遡り、その記念すべき勝者はファイアストンブランドタイヤを装着しており、その後も勝利を重ねてきた。
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ブリヂストンの“ファイアストン”ブランドによる同シリーズへの独占タイヤ供給は25年目を迎え、今回の契約延長では2023年から支えている育成カテゴリー『インディNXT』への2030年までの継続サポートも含まれる。
「ブリヂストンにとってのモータースポーツは、これまでも、そしてこれからも私たちの情熱だ。これは1911年に最初のインディ500で優勝して以来、世界クラスのレースの一部となっているファイアストンブランドに、とくに当てはまるものだ」と語るのは、ブリヂストン・アメリカのエグゼクティブチェアマン兼CEOのパオロ・フェラーリ
「モータースポーツはプレミアムパフォーマンスへの究極の挑戦であり、持続可能なイノベーションに向けた目標を前進させる証明の場であると考えている。インディカーシリーズとの関係は、これらの取り組みの重要な部分であり、私たちはともに前進し続けることを誇りに思っている」
また、インディカー・シリーズおよびインディ500の開催地であるインディアナポリス・モータースピードウェイを運営するペンスキー・コーポレーションのロジャー・ペンスキー会長は「ブリヂストンとの関係は、成功と革新のための業界標準を作り続けている」と語った。
「ファイアストンは第1回インディ500から現在まで、私たちのスポーツの基盤となるパートナーであり、非常に競争の激しいインディカー・シリーズの発展に不可欠な役割を果たしてきた。私たちは、この長期的なパートナーシップを非常にエキサイティングで生産的な未来に向けて、ともに歩んでいけることを非常に誇りに思っている」
インディカー・シリーズによると、今回のファイアストン契約延長にはタイヤ技術やトラックサポートの提供に加え、インディカーとインディNXTへのマーケティングおよびプロモーション主要パートナーとしての役割も継続されるとのこと。
日本のブリヂストンは「レースを『走る実験室』として、極限の条件で磨いた技術を“From Circuit to Street”をコンセプトに、市販用タイヤ開発へ反映、次のステージの技術開発へも繋げていきます」としている。
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