■W12モデルとは違うベクトルで魅了するV8モデルのコンチネンタルGT
2018年に3代目と進化した「コンチネンタルGT」のクーペとコンバーチブルに、新世代のV型8気筒(V8)エンジンが搭載されました。クーペの「コンチネンタルGT V8」は、2452万6800円(消費税8%込、以下同)、オープンモデルの「コンチネンタルGT V8 コンバーチブル」は、2687万400円の希望小売価格となり、日本でのデリバリーは2020年第2四半期を予定しています。
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コンチネンタルGTとGTコンバーチブルは、W型12気筒(W12)エンジンを搭載して2018年に3代目に生まれ変わりました。そして2019年に4リッターツインターボチャージャーのV8エンジンも搭載されることになりました。
V8エンジンの内側にデュアル ツイン スクロール ターボチャージャーを配置し、最高出力550馬力、最大トルク770Nmを発揮。最高速度はともに318km/h、0-100km/h加速は、クーペが4.0秒、コンバーチブルが4.1秒です。
このV8エンジンは強大なパワーといったパフォーマンスだけでなく、特定の状況下で4気筒を休止することで、燃費向上にも貢献しています。もちろん、4気筒になっても妥協のない上質な走りは約束されています。
気筒休止はわずか20ミリ秒でシームレスにおこなわれ、ドライバーが気がつくこともなく、停車直前に作動するストップスタートテクノロジーも採用されています。
V8モデルは、優れた重量配分によってW12モデルよりもよりワインディングロードを楽しむドライバーズカーといえるでしょう。
「コンチネンタルGT V8」と「コンチネンタルGT V8 コンバーチブル」は、卓越したハンドリングを実現するために、中空で軽量タイプのアンチロールバーを前後に搭載しています。また、オプションで最先端のアダプティブシャシーも選択できます。
エアサスペンションには3チャンバーエアスプリングが採用され、快適な乗り心地とダイナミックな走りが一段と向上しました。ドライブモードの選択によって、スポーツ走行向きの硬めの設定から、贅沢なリムジンのような洗練された乗り心地まで、幅広い対応が可能です。
アクティブAWDシステムは、走行状況に応じて前後トルクを最適に配分しますが、通常は可能な限り後輪駆動で走行し、効率のよいダイナミックな走りを実現しています。
また、ドライバーへのフィードバックに優れた電動パワーアシストステアリング(EPAS)も搭載されます。EPASは可変ラックレシオを採用し、車庫入れなどの大きな操舵角での応答性を高めて操縦性をアシストし、高速走行時では優れた安定性を確保しています。
さらにアクティブ レーンアシストやトラフィックジャムアシスト、パークアシストなど、ドライバーアシストシステムも充実しています。
「GT V8 コンバーチブル」専用に仕立てられたルーフは、50km/h以下でわずか19秒で開閉ができます。ファブリックルーフのカラーは7種類、伝統的な雰囲気のツイードも初めて登場します。ちなみにルーフライニングは8色から選択可能です。
W12モデルとの外観上の見分け方は、マフラーエンドがW12モデルのオーバルタイプではなく、クアッドエキゾーストパイプが採用されている点と、左右フロントフェンダーにさりげなくあしらわれたV8バッジの2点。エンブレムはレッドではなくブラックなのでご注意。
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