LSがマイナーチェンジ 外観
レクサスが、ブランドのフラッグシップとなる高級セダン「レクサスLS」の改良新型を、世界初公開した。
【画像】改良新型レクサスLS(海外仕様)【詳細画像】 全60枚
新しいLSは、レクサスのDNAである静粛性・乗り心地を追求し、パワートレイン、サスペンション、シートの縫い位置など、細部に至るまで作り込んだという。
ここでは、ブランドのキーマンたちが語る改良新型のポイントに注目していきたい。
外観では、シルバー系の新規外板色「銀影(ぎんえい)ラスター」を設定したのがトピック。
アルミフレークを含んだ塗料の体積を凝縮させる「ソニック工法」を応用し、アルミ蒸着を高密度で敷き詰めている。鏡面のように滑らかで、わずかな光も繊細にとらえ、時の移ろいに呼応し様々な表情を見せるのが特徴だ。
デザインに関しては、前バンパーコーナー部に縦基調のラインを配置、その下のメッキモールをサイドまで回り込ませ、スタンスの良さと伸びやかさを表現。
また、新意匠の小型3眼ランプユニット/クリアランス・ランプの下に、ブレードスキャンAHS(アダプティブ・ハイビームシステム)を搭載。厚みのあるヘッドランプ形状が、新型の顔つきを変えた。
さらに、スピンドルグリルのメッシュカラーもダークメタリックに変更し、上品さを高めている。
インテリアの進化についても見ていこう。
改良新型LS 内装
トヨタのクルマ開発センターでカラーマネジメント室を率いる北村陽一朗グループ長は、「“月の道”という美しい情景をモチーフに、それを見立てた内外コーディネートを採用しました」と話す。
「月の道とは、満月の前後数日間にだけ見ることができる神秘的な自然現象です。月明りが海面上で細長い道となり、照らされた波の揺らぎによる繊細なグラデーションがヒトを魅了します」
「わずかな光の変化で豊かな表情を浮かび上がらせ、存在感を感じて頂ける魅力的なカラーデザインとコーディネートにより、心地良いくつろぎの空間と、唯一無二の移動体験の提供を目指しました」
波の揺らぎによる「月の道」を表現したというインテリアは、オーナメントに西陣&箔を新設定し、西陣織の銀糸やプラチナ箔の輝きを用いて、上質な空間に仕立てた。
ハンドルとセンターコンソールのスイッチ類を黒で統一したほか、使用頻度の高いシートヒーター、ステアリングヒーターの操作性を向上させている。
また、マルチメディアシステムは、新たにタッチ式ディスプレイを採用するとともに、SmartDeviceLink、Apple CarPlay、Android Autoに対応。
スマートフォンを12.3インチ・タッチ・ディスプレイに連携することで、画面操作や音声操作が可能になるなど利便性を高めた。
改良新型LS 静粛性・乗り心地
多くのユーザーがレクサスと聞いてイメージする静粛性・乗り心地の進化はどうだろう。
レクサスで「Takumi」という役職を務める伊藤好章氏は、「ヒトの感性を大切に、タイヤの内部構造からシートに座った際の質感、日常走行領域での加速レスポンスなど、静粛性や乗り心地をはじめとする走行性能に関係するパーツや制御を、細部まで徹底的に作りこんでいます」と、LSの伝統である走りの上質さを強調している。
具体的には、AVSソレノイドを新規開発し減衰力を低減するとともに、ランフラット・タイヤの縦バネ剛性とスタビライザーバーの剛性を最適化。
また、エンジンマウント内のオリフィスを変更することで減衰特性の変更を行い、室内に伝わる振動を低減した。
シートについては、表皮の縫い位置を深い位置に変更するとともに、ウレタンパッドに低反発素材を新採用。振動吸収と柔らかな座り心地により、快適性を高めている。
ハイブリッド車の「LS500h」では、使用頻度の多い走行領域における加速時のバッテリーアシスト量を増加。加えて、発進加速時のエンジン最高回転数を低下させ、静粛性の向上も実現した。
ガソリン車の「LS500」では、使用頻度の多い走行領域で加速レスポンスを向上。また、シフトスケジュールを変更し、加速時のシフトダウン頻度を低減。余裕のある力強い走りを実現した。
レクサス・チームメイトとは
また改良新型LSでは、最新の高度運転支援技術「レクサス・チームメイト(Teammate)」を採用。ディープラーニングを中心としたAI技術も取り入れ、運転中に遭遇しうる様々な状況を予測・支援する。
新たな運転支援技術について、同ブランドを率いる佐藤恒治プレジデントは、「ドライバーは、アクセルやブレーキ、そしてハンドル操作などによる疲労が低減され、より運転に集中できるようになります」と自信をのぞかせた。
レクサス・チームメイトは、「Advanced Drive」と「Advanced Park」という技術で構成されている。
「Advanced Drive」は、高速道路などで、ドライバー監視のもと、車載システムが適切に支援し、車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを実現。
「Advanced Park」は、駐車場での操作において、ハンドル操作、加減速、シフトチェンジの全操作を車両が支援し、俯瞰映像に切り返し位置や目標駐車位置を常に表示する。
納車後もアップデート
先進技術開発カンパニーの先進安全領域を率いる鯉渕健 統括部長は、システムの特徴を次のように話している。
「Advanced Driveでは自動車専用道路での周辺認識、自車位置推定、走行車線・位置選択、速度調整などを行いながら、出口までの安全な運転支援を行います。カーブ、追い越しなど、走行中の様々なシーンで凄腕ドライバーの走りから学んだ自動車メーカーならではのヒトに寄り添った乗り味を実現します」
「Advanced Parkではアクセル、ブレーキ、シフトチェンジを全て車両が自動制御し、直感的なスイッチ操作での高度駐車支援を行います。安全はもちろんのこと、ヒトに安心感を与える駐車感覚にこだわりました」
「さらに、レクサス・チームメイトはソフトウェアアップデートを活用し、お客様の手に渡った後も機能の追加、性能向上を続け、お客様のニーズに応え続けることで、愛車になっていくことを目指しています」
「このように、技術が進歩しても常にヒトが運転の中心にいる。これがレクサス・チームメイトのこだわりです」
なお、レクサスLS改良新型の日本での発売は、2020年初冬を予定しているという。
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みんなのコメント
これだと完全にドライバーズカーだよね