■スタイリッシュなクーペSUV型ピュアEV
スウェーデンの自動車メーカー、ボルボは2021年3月2日、ゼロエミッションの電気自動車EV「C40 Recharge(リチャージ)」を世界初公開した。
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C40リチャージは、すでに欧州では販売されているピュアEV、「XC40リチャージ」に続くモデルで、SUVのボディながらルーフは低く、滑らかなラインを描くクーペ風のボディとなっている。
フロントデザインでは、電動ボルボの新しいフェイスを導入、最先端のピクセルテクノロジーを備えたヘッドライトを搭載している。
インテリアは、着座位置が高く良好な視界を確保。グレードによりさまざまなトリム色を選択できる。また、完全に本革を使用していない最初のボルボモデルとなる。
XC40リチャージと同様、C40リチャージには、Googleと共同開発され、Androidオペレーティングシステムに基づいたインフォテインメントシステムが搭載される。GoogleマップやGoogleアシスタント、GooglePlayストアからアプリとサービスを受けることができる。
また無制限のデータ接続が可能になり、ソフトウェアのアップデートを無線でおこなうことが可能だ。クルマが工場から出荷された後も、時間とともに改善され続けることになる。
前後にひとつずつのモーターを備えるAWD(四輪駆動)モデルで、78kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。これにより、走行可能距離はおよそ420km。急速充電に対応し、約40分で80%までの充電が可能となる。今後、ソフトウェアアップデートにより、走行可能距離は今後改善されていくと予想される。
欧州での販売はオンラインでのみ利用可能になる。
C40リチャージは2021年秋に生産が開始される予定だ。ベルギー・ゲントにあるボルボ・カーズの製造工場で、XC40リチャージと一緒に製造される。
ボルボは2025年までに、世界販売台数の50%をピュアEVで構成し、残りをハイブリッド車にすることを目指している。また2030年までに、販売するすべてのクルマをピュアEVにすることを計画している。
「C40リチャージはボルボの未来を表しており、私たちがどこに向かっているのかを示しています」と最高技術責任者のヘンリック・グリーンはコメントする。「それは完全に電気化され、オンラインでのみ提供され、迅速な配達が可能になります。新しいボルボを手に入れることは、これほど魅力的なことはありません」
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