■可愛らしいデザインに最先端の技術が満載!
ホンダ初の電気自動車として、新型「ホンダe(イー)」を発表しました。発売は2020年10月30日で、価格(消費税込)は、451万円から495万円です。
【画像】コレはすげぇ! 魚を飼える「ホンダe」を見る!(53枚)
ホンダeは都市型コミューターとして、新しい時代になじむシンプルでモダンなデザインと、力強いクリーンな走りや取り回しの良さ、多彩な先進機能を搭載しました。
エクステリアは円を基調としたキャラクターとし、シンプルでモダンなデザインを目指しました。また、見せる要素と隠す要素を明確化することで、アイコニックな要素であるフロントグリルなどを目立たせました。
ボディカラーは、新色の「チャージイエロー」をはじめ、「プラチナホワイト・パール」「ルナシルバー・メタリック」「モダンスチール・メタリック」「クリスタルブラック・パール」「プレミアムクリスタルブルー・メタリック」「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」の全7色を揃えています。
充電/給電ポートを中央に配置。リッドは触り心地がよく美しい全面ガラスとし、シンプルで美しいデザインとしました。
インテリアは、移動しているときはもちろん、止まっているときの心地よさも重視し、シンプルで心安らぐリビングのような空間を目指しています。
パネルには、リビングテーブルのようなぬくもりを感じる自然な風合いのウッドパネルを採用。スイッチ類を極限まで減らすことで、シンプルなデザインと人に優しい操作性を実現しました。
また、シートとドアの表皮のメランジ調のファブリック、ブラウンのシートベルトやダウンライト式のLEDルームライトにより、上質でモダンなリビング空間を演出しています。
コンパクトなボディでセダン並みのゆとりのあるドライビングポジションを実現。シートは、「アコード」のフレームを使用することによって広々としており、大人4人が快適に過ごせる空間としました。
搭載されるe:HEV駆動モーターは、最高出力113kW(約153馬力)、最大トルク315Nmとなり、3リッターV型6気筒並みの大トルクを発生。ボディ後方のトランクルーム下に配置することでキビキビとした走りが可能です。
バッテリー容量(35.5kWh)については、街乗りで必要十分としてWLTCモードで283kmを実現。また、30分の急速充電で202kmの走行が可能だといいます。
さらに、NORMALとSPORTのふたつの走行モードやシングルペダルコントロールなど、ドライバーの好みやシーンに合わせた走りの設定を可能としました。
最小回転半径は4.3mと、約6mの片側1車線の道路でもUターンできる小回り性能を実現し、街中での扱いやすさも向上させました。
■ホンダeのディスプレイで魚が飼える!?
先進テクノロジーとして、新型ホンダeは世界初となる5つのスクリーンを水平に配置するワイドビジョンインストルメントパネルを採用。
中央には12.3インチのスクリーンを2画面並べた「ワイドスクリーン Honda CONNECT ディスプレイ」を設置しました。
運転席や助手席でそれぞれの表示を選択できたり、左右のアプリを入れ替えたりなど、自在な操作性を可能にしています。
面白い機能として、水槽アプリ「Aqualium」があります。画面にタッチすると魚にエサを与えられるなど、これまでのクルマでは体験したことがない、楽しみながら使い勝手を創造できるディスプレイとしました。
さらに、クラウドAIによって音声認識と情報提供をおこなう「Honda パーソナルアシスト」を搭載。「OK Honda」と呼びかけることで、音声認識により最新かつリアルタイムの情報をオンデマンドに提供します。
また、語り掛けに対してキャラクターが7つの表情で反応したりするなど、クルマへ愛着がわくような仕掛けも用意されました。
専用アプリをダウンロードすることで、スマートフォンをデジタルキーとして使用できるとともに、国産車で初めてシステム始動までおこなうことが可能となっています。
シームレスな乗り降りを可能とするため、キーを近づけると自動でフラッシュアウトハンドルがポップアップし、ドアに触れるだけで開錠されます。
クルマへ乗り込んでドアを閉めると、乗車したことを検知して自動でシステムが始動し、ドライバーはシートベルト着用後にDレンジボタンを押してアクセルを踏むだけで走行することができます。降りるときも、ドアを閉めると自動的にパワーオフします。
昼夜天候を問わず安心な視界を確保できるよう、サイド/センターカメラミラーシステムを搭載。世界初の量産車標準装備となるサイドカメラミラーシステムは、170万画素の高精細カメラを採用しました。
また、カメラで捉えた映像はインストルメントパネル左右に配置した6インチモニターに表示され、従来のドアミラーと違和感なく使用が可能。
雨天時でも雨が付着したサイドウインドウを通さず、モニターで鮮明な映像を確認することができ、安全運転に貢献します。
街中の狭い駐車スペースでも安心して駐車できるよう、駐車支援システム「Honda パーキングパイロット」をホンダ車初搭載。
5つのパターンの駐車/出庫モードに対応し、駐車したい場所を選定してボタンを押すだけで、4つのマルチビューカメラと12個のソナーで駐車枠や空間をクルマが認識し、アクセル・ブレーキ・ハンドルやシフト操作をおこないます。
建物/家屋に給電するV2H(Vehicle to Home)や、機器などの電源となるV2L(Vehicle to Load)に対応。日常利用だけでなく停電などの際の安心につながります。
コンパクトEVのパッケージと優れた全方方位衝突安全性能を実現するボディ骨格技術を開発。また先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備。
衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキなどを含みます。
※ ※ ※
現在のホンダの普通乗用車の前輪駆動の2WDもしくは4WDの設定しかなく、後輪駆動はありません。新型ホンダeは、FRスポーツカーの「S2000」以来の後輪駆動車(RR)となります。
EVによる環境性能の高さだけではなく、後輪駆動による走りの楽しさを両立する新型ホンダeに注目が集まります。
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みんなのコメント
買う側からすれば高く感じるかなぁ
HONDAはもっととがった雰囲気の電気自動車を出してほしかった。
初代インサイトのような。