■弱点はあれど、それを超えるデザインと走りが大好評
2020年10月31日、ホンダから新型電気自動車「ホンダe」が発売されました。同社初の量産電気自動車となるため発売前から多くの注目を集めていましたが、実際の販売状況や、ユーザーの反応はどうなっているのでしょうか。
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ホンダeは、2020年8月27日に発表され、同日から第一期の受注を開始しましたが、わずか11日後の9月7日に初期生産台数分が完売したことで、第一期の受注を終了していましたが、11月5日から第二期の受注を開始しています。
待望の受注再開となりましたが、ユーザーからの反応はどうなっているのでしょうか。
ホンダeは、「都市型コミューター」として、シンプルでモダンなデザインと、力強いクリーンな走りや取り回しの良さ、多彩な先進機能を搭載しました。
外観デザインは円を基調とし、見せる要素と隠す要素が明確化されたシンプルでモダンなデザインが特徴です。ホンダ車が世界で認められるきかっけとなったとされる、初代「シビック」の面影があるフォルムとなっています。
大きな特徴として、後方視界を撮影することで車内のディスプレイに表示する「サイドカメラミラーシステム」を量産車として世界で初めて標準装備したことで、ドアミラーが装着される部分にはカメラユニットを搭載。
ドアノブが収納式になっていることも相まって、サイドのデザインはよりフラットになり、全体的な「丸さ」を助長しています。
インテリアでは、5つのスクリーンを水平配置した世界初の「ワイドビジョンインストルメントパネル」を採用。
また、リビングテーブルのようなぬくもりを感じる自然な風合いのウッドパネルを採用したほか、スイッチ類を極限まで減らすことで、シンプルなデザインと人に優しい操作性を実現しています。
駆動方式は、車体後部のモーターによる後輪駆動(RR)を採用。現在、ホンダの普通乗用車は前輪駆動(2WD)もしくは4WDの設定しかなく後輪駆動はありませんので、Honda eはFRスポーツカーの「S2000」以来の後輪駆動車となっています。
グレードは、ベースタイプと「Advance」の2タイプがあります。新車価格は、ベースタイプが451万円、Advanceが495万円です。
最高出力は、ベースタイプが136馬力、Advanceが154馬力で航続距離(WLTCモード)は、ベースタイプが283km、Advanceが259kmとなっており、昨今の電気自動車よりは短いといえます。
加えて、NORMALとSPORTのふたつの走行モードやシングルペダルコントロールなど、ドライバーの好みやシーンに合わせた走りの設定を可能としました。
最小回転半径は4.3mと、約6mの片側1車線の道路でもUターンできる小回り性能を実現し、街中でも取り回しやすいです。
■ライバルとは異なる個性のホンダeの評判は?
ホンダeに関するユーザーの評価について、首都圏のホンダの販売店スタッフは以下のように話します。
「生産が限られており試乗車の用意がないため、購入者の多くは乗り心地というよりもデザインが決め手になったという人が多いです。
エクステリアでは、とくにシンプルさへの評価が高いです。クルマよりも『マシン』に近い雰囲気を気に入った、という意見が印象的でした。インテリアでは、メカらしさのある大型ディスプレイに対し、ウッド調のパネルデザインというギャップが人気です。
また、実際に試乗するためには、ホンダのカーシェア『EveryGo』を利用する必要がありますが、そこで乗ってみて気に入ったという人もいらっしゃいました。
走行性能では、EVらしい滑らかな加速はもちろん、後輪駆動であるためハンドル操作がキビキビとしていて扱いやすいという意見がありました。持ち味であるデジタルミラーも、日が暮れても見えやすいと好評です。
また、競合の電気自動車より航続距離が少ないものの、それを気にするお客さまはほとんど見かけませんでした」
現在の受注状況について、前出とは別のホンダ販売店スタッフは以下のように話します。
「まず、8月の受注開始第一弾から非常に多くの問い合わせがありました。注目度の高いクルマだけあって購入前提の人が多く、当日中に注文される人もいらっしゃいました。
そして、その際に購入されるお客さまは、クルマを買うというより『話題のガジェットや家電を買う』という感覚の人も一定数いらっしゃったのを覚えています。なかには、免許を持っていないけど人にプレゼントする、というセレブの人もいらっしゃいました。
その後、受注がストップしたことで一旦は落ち着きましたが、今回のアナウンスでまたお問い合わせは増えています。
前回同様に、限られた台数しか生産しないため、『できるだけ早く』なんていっているうちにオーダーストップとなる可能性もあるでしょう」
※ ※ ※
また、販売店スタッフによれば、「ホンダeに関心を寄せる人は、従来のクルマに対する価値観(走行性能・燃費性能・ステータス性)を求めるよりは、話題の物、最新の物という価値を見ているようです」と説明します。
昨今では、クルマ以外にスマホやさまざまな趣味にお金を掛ける人が多くなっているといいますが、そんななかでホンダeは新たなクルマへの接点を開拓したのかもしれません。
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みんなのコメント
この車の行き着く先は無人運転車だと思うけど、ここから先の技術開発にホンダがついていけるかが問題。
これまでのハイブリッド戦略(IMA, i-DCD, Sport Hybrid SH-AWDなどなど)といい、ホンダのこういう熱しやすく冷めやすいところが今の利益率の低さにつながっているような気がします。外野として見ている分には面白いですが。