■高性能を追求することが「スカイライン」の使命
日産「スカイライン」は、現在でも販売されている同社のセダンのなかで、長い歴史を持つモデルです。
初代スカイラインは、オールドアメリカンビークルを彷彿させるデザインの4ドアセダンでしたが、モデルチェンジを重ねて高性能化が進みます。
そして、1970年代前半には「スカイラインGT-R」が国内自動車レースの常勝マシンになったことで、モータースポーツ好きに愛され、1989年に復活した「スカイラインGT-R(R32型)」は長きに渡り国産車最速の座に君臨していました。
現在は、市場ニーズの変化や日産の車種統廃合により、スカイラインは高性能な4ドアセダンのみとなっています。そんなスカイラインの初代モデルと最新モデルを紹介します。
●1957年発売のプリンス「スカイライン」
1957年、後にプリンス自動車となる富士精密工業は、当時の小型乗用車規格に合わせた1.5リッター直列4気筒OHVエンジンを搭載した6人乗りの4ドアセダン、プリンス「スカイライン」を発売しました。
まだクルマが一般家庭に普及してはいなかった時代、当時の憧れだったアメリカ車のトレンドであるボリューム感溢れるデザインが上手に取り込まれていました。
スタイリッシュなボディラインは、国産車のなかでは特別なクルマとして映り、尖ったテールフィンは航空機を連想させて、高性能を誇示する最大のポイントとなります。
発売当初の最高出力は60馬力で、同じクラスのライバル車を上回るものでしたが、1959年には70馬力へとパワーアップ。さらに1962年には91馬力を発揮する1.9リッター直列4気筒OHVエンジンを搭載した「スカイラインスーパー」を発売し、スタイルだけでなくメカニズム面においてもプリンスの技術力の高さと高性能を物語っていました。
サスペンションはフロントにダブルウイッシュボーン、リアはド・ディオンアクスルという路面追従性と乗り心地に優れた形式を採用し、当時としては先進的なメカニズムを搭載。
しかし、当時はタクシー会社が一番の顧客であり、かつ評論家的な存在で、スカイラインのメカニズムは耐久性に難ありと評価されてしまいました。
未舗装路が多かった頃だったので、乗り心地や速さよりも頑丈さが求められたため、スカイラインの技術は時代を先取りしすぎたのかもしれません。
■手放し運転を可能にする「プロパイロット 2.0」を搭載
●2019年発売の最新型「スカイライン」
スカイラインは一部の国や地域を除いて基本的に国内市場をターゲットに開発されたモデルでしたが、11代目のV35型からアメリカ市場をターゲットとした本格的なグローバルカーになりました。
現行モデルのスカイラインは2014年に発売された13代目です。日産の高級車ブランド「インフィニティ」のプロダクト開発で得た技術やデザインが反映された4ドアセダンで、スカイラインでは初のハイブリッドモデルも設定されています。
2019年7月にアナウンスされた大幅なマイナーチェンジでは、先進運転支援技術「プロパイロット 2.0」をハイブリッドモデル全グレードに標準装備。
7個のカメラ映像と5個のレーダー、12個のソナーを搭載し、周辺車両を検知する360度センシングと3D高精度地図データを搭載することで、世界初の高速道路ナビ連動ルート走行と、同一車線での手放し走行を実現しています。
パワートレインは3.5リッターV型6気筒エンジン+高効率モーターで、低燃費を実現しつつもシステム最高出力364馬力とパワフルなハイブリッド車を設定。ガソリン車では304馬力を発揮する3リッターV型6気筒ターボと、スカイライン史上もっとも高性能な405馬力を誇る「400R」がラインナップされました。
また、ハンドルの動きを電子制御ユニットで電気信号に置き換え、アクチュエーターによってタイヤを操舵する、バイ・ワイヤー式の「ダイレクトアダプティブステアリング」など、最先端の技術が詰め込まれたクルマとなっています。
価格(消費税込)はハイブリッド車が557万59000円から、ガソリン車が435万3800円から、「400R」は562万5400円です。
※ ※ ※
スカイラインの使命は高性能を追求することであることで、時代の流れに合わせて走行性能だけでなく、先進運転支援技術や予防安全技術においても高性能を追及しているクルマです。
歴代スカイラインにおいても、その時代における新技術が多数採用されています。
現在までスカイラインという車名は日本でのみ使用されていますが、いまでは世界中に知れ渡っており、日産を代表する高性能車となっています。
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みんなのコメント
個人的に日産の看板はGTRでは無く、フェアレディとスカイラインだと思います。
何故なら開発者は当時とは違うんだから