現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ハッチバックの世界王者「ゴルフ」と、日本代表ハッチバック「カローラスポーツ」をスペックで比べてみた

ここから本文です

ハッチバックの世界王者「ゴルフ」と、日本代表ハッチバック「カローラスポーツ」をスペックで比べてみた

掲載 114
ハッチバックの世界王者「ゴルフ」と、日本代表ハッチバック「カローラスポーツ」をスペックで比べてみた

「すべてのクルマの基準となる存在」とも評されるVW・ゴルフは、日本でも高い人気を誇るモデルの1つですが、そんなゴルフの対抗馬となる国産車として挙げられるのが「トヨタ カローラスポーツ」です。今回はそれぞれの魅力をパワートレインを中心に徹底比較してみたいと思います。

一度は試したいクルマ、それがゴルフ!
初代ゴルフが日本で販売されたのは1975年のことです。そこから現在に至るまで多くのモデルチェンジが行われ、現在は2021年8月に発売された8代目、通称「ゴルフ8」が販売されています。

新型ゴルフにホットハッチのGTIとディーゼルモデルが追加。お買い得グレードや必須オプションも解説

これまでのゴルフと同様に、現行モデルも幅広いニーズに対応しています。電気モーターの力で発進を後押しする48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載した「eTSI」に加えて、トルクフルな走りと燃費の良さを兼ね備えたディーゼル車の「TDI」という2つのパワートレインが用意され、それぞれに仕様の異なる4つのグレードが展開されています。

>>VW ゴルフのカタロググレードをチェックする

一方、日本をはじめとする世界各国の市場でゴルフの対抗馬となっているのが「トヨタ カローラスポーツ」です。ゴルフ同様、世界戦略車としてグローバルでの販売を前提として開発されたモデルで、いわゆる「Cセグメントハッチバック」と呼ばれるカテゴリーに属します。

2018年に登場したカローラスポーツは、TNGAプラットフォームを採用したことなどによるスポーティな走りが魅力です。MT仕様も用意されたガソリン車に加えて、トヨタ自慢のハイブリッド車も用意されるなど、豊富なラインナップを取り揃えています。

>>トヨタ カローラスポーツのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ カローラスポーツハイブリッドのカタロググレードをチェックする

ゴルフの3つのパワートレインは三者三様の魅力
まずはゴルフのパワートレインについて見てみましょう。

前述のとおり、ゴルフには「eTSI」と「TDI」という2つのパワートレインを基本としています。

「eTSI」の中でも「アクティブ ベーシック」と「アクティブ」という2つのグレードに関しては、最高出力110ps/最大トルク200Nmの1L直列3気筒インタークーラー付きターボエンジンが、上級グレードの「スタイル」と「R-Line」に関しては、最高出力150ps/最大トルク250Nmの1.5L直列4気筒インタークーラー付きターボエンジンが搭載されており、差別化が図られています。

どちらのエンジンにも、48Vのマイルドハイブリッドシステムが組み合わされます。ただ、モーターの最高出力は13ps、最大トルクは62Nmと控えめな数字となっていることからもわかるように、あくまで発進時のアシストという意味合いが強く、乗り味はガソリン車とほとんど変わりません。

「TDI」の各グレードはすべて、最大出力150ps/最大トルク360Nmの2L直列4気筒インタークーラー付きターボディーゼルエンジンが搭載されます。

組み合わされるトランスミッションは、「eTSI」と「TDI」のすべてのグレードで7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)となっています。

ゴルフのパワートレインは、三者三様の特徴を備えています。1L直列3気筒インタークーラー付きターボエンジンを搭載した「アクティブ ベーシック」と「アクティブ」は、いわゆるベースグレード、誤解を恐れずに言えば簡素な装備のグレードですが、走りという面で見れば、1310kgという重量は軽快かつスポーティなドライビングフィールを提供してくれます。

もちろん、よりパワフルな1.5L直列4気筒インタークーラー付きターボエンジンは、これがゴルフのスタンダード、というべきベストパフォーマンスを見せてくれることは言うまでもありません。

そして、ディーゼルエンジンを搭載した「TDI」のトルクフルな走りと、高い燃費性能による経済性は、長距離ドライブの多い人には最適と言えます。

このように、ゴルフのパワートレインにはそれぞれのメリットがあるため、「価格が高い=良い走り」というように単純な構図ではないことに注意しましょう。

>>VW ゴルフのカタロググレードをチェックする

カローラスポーツの本命はやはりハイブリッド!
対するカローラスポーツには、1.2Lの直列4気筒ガソリンターボエンジン搭載車と、1.8Lの直列4気筒ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッド車がラインナップされています。

ガソリンターボの最高出力は116ps、最大トルクは185Nmと控えめですが、ハイブリッド車ではシステムトータルでの最高出力が170ps、最大トルクが305Nmとゴルフと同等以上のパフォーマンスを発揮します。

また、組み合わされるトランスミッションは、ガソリン車が10速スポーツシーケンシャルシフトマチック付きのCVTもしくは6速MT、ハイブリッド車がCVTとなります。

カローラスポーツの特徴は、なんと言ってもハイブリッド車が用意されていることです。ゴルフに搭載されているマイルドハイブリッドとは異なり、いわゆるストロングハイブリッドと呼ばれる電気モーターのみでも走行が可能なものが搭載されています。

ストロングハイブリッドは燃費向上はもちろん、ガソリン車の弱点である低速のトルクを補えることから、スポーティな走りにも貢献するというメリットがあります。

カローラスポーツを検討する際は、トヨタの真髄とも言えるハイブリッド車は必ず試乗することをおすすめします。

一方、ガソリン車には6速MTが用意されている点がポイントです。「iMT」という新開発のマニュアルトランスミッションとなっており、エンジンの回転数を自動で調整する機能が備わっています。

日本で販売されているゴルフには、ストロングハイブリッドおよびMT仕様のグレードは存在しないため、この点がカローラスポーツの大きな強みと言えそうです。

MC004/" target="_blank">>>トヨタ カローラスポーツのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ カローラスポーツハイブリッドのカタロググレードをチェックする

燃費性能ならやはりカローラスポーツが有利!
ちなみに、燃費性能についてはどうでしょうか?

WLTCモード燃費を見ると、ゴルフの「eTSI」車は17.3km/L~18.6km/L、「TDI」は20.0km/Lとなっており、平均的な数値であることがわかります。

一方、カローラスポーツでは、ガソリン車が15.2km/L~16.4km/Lとゴルフに比べてやや劣るものの、ハイブリッド車では25.6km/L~30.0km/Lと、ゴルフを大きくしのぐ数値をとなっています。

燃費に関しては、やはり量産型ハイブリッド車を世界で初めて発売したトヨタに一日の長があると言えそうです。

ホットハッチモデルにも注目!
ちなみに、ゴルフにはホットハッチモデルの「ゴルフ GTI」や「ゴルフR」などの高性能バリエーションがあります。
ゴルフ GTI・・・・・・・・・・2Lターボエンジン(245ps/370Nm)
ゴルフR ・・・・・・・・・・・2Lターボエンジン(310ps/400Nm)

ゴルフRについては新型の登場がまもなくとされており、さらなるハイスペックモデルとなることが予想されています。

一方、カローラスポーツにもホットハッチモデルのGRカローラが発表されています。
GRカローラ・・・・・・・・・・1.6Lターボエンジン(304ps/370Nm)

いずれも、通常モデルに比べて大きく価格は上がりますが、走りを追求するならぜひ試してみたい1台と言えます。

>>VW ゴルフのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ カローラスポーツのカタロググレードをチェックする
>>トヨタ カローラスポーツハイブリッドのカタロググレードをチェックする

文:ピーコックブルー
写真:
1~2枚目:VW ゴルフ eTSI
3~4枚目:VW ゴルフ GTI
5枚目:トヨタ カローラスポーツ
6枚目:トヨタ GRカローラ(北米仕様)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【アメリカ】トヨタの「小型SUVコンセプト」がスゴかった! 全長4.3m級ボディに“ゴツ顔”採用! “次期FJクルーザー”ともいわれた「FT-4X」とは?
【アメリカ】トヨタの「小型SUVコンセプト」がスゴかった! 全長4.3m級ボディに“ゴツ顔”採用! “次期FJクルーザー”ともいわれた「FT-4X」とは?
くるまのニュース
チェックするタイミングはいつ!? バイクのチェーンとスプロケの点検頻度は?
チェックするタイミングはいつ!? バイクのチェーンとスプロケの点検頻度は?
バイクのニュース
【スポーティグレード追加】ノート・オーラに「オーテック・スポーツ・スペック」 走りをチューン
【スポーティグレード追加】ノート・オーラに「オーテック・スポーツ・スペック」 走りをチューン
AUTOCAR JAPAN
疲労を軽減する「インテリシート」オペルが開発、新型SUV2車種に採用へ
疲労を軽減する「インテリシート」オペルが開発、新型SUV2車種に採用へ
レスポンス
ヤマハの電動アシスト自転車『PAS』、2025年モデル「11車種の特徴と違い」を比較チェック!
ヤマハの電動アシスト自転車『PAS』、2025年モデル「11車種の特徴と違い」を比較チェック!
レスポンス
BYD、佐賀県初の正規ディーラーをオープン
BYD、佐賀県初の正規ディーラーをオープン
レスポンス
どんな由来があるのか知ってる? バイクにまつわる専門用語
どんな由来があるのか知ってる? バイクにまつわる専門用語
バイクのニュース
モデリスタやば!! 新型アルファード専用エアロが鬼カッコいい件
モデリスタやば!! 新型アルファード専用エアロが鬼カッコいい件
ベストカーWeb
ホンダ青山ビル、建て替えで2025年5月に業務終了 新本社は2030年完成予定
ホンダ青山ビル、建て替えで2025年5月に業務終了 新本社は2030年完成予定
日刊自動車新聞
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
くるまのニュース
【TAS2025】スズキ 「SUZUKI BOOST GARAGE」をテーマに参考出品を含め7台を展示
【TAS2025】スズキ 「SUZUKI BOOST GARAGE」をテーマに参考出品を含め7台を展示
Auto Prove
トヨタ『MIRAI』が動力源の水素キッチンカー、汐留クリスマスマーケットに出店へ…12月21-22日
トヨタ『MIRAI』が動力源の水素キッチンカー、汐留クリスマスマーケットに出店へ…12月21-22日
レスポンス
ついに1000万円超えた、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEV…510万円からの入門車も
ついに1000万円超えた、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』に初のPHEV…510万円からの入門車も
レスポンス
とうとう1000万円超え!! 新型アルファード/ヴェルファイアが衝撃の姿に
とうとう1000万円超え!! 新型アルファード/ヴェルファイアが衝撃の姿に
ベストカーWeb
ホンダ新型「プレリュード」2025年登場へ! 新ハイブリッド搭載? 迫力エアロ仕様もあり!? 24年ぶり復活の「スペシャリティクーペ」どんなクルマになるのか
ホンダ新型「プレリュード」2025年登場へ! 新ハイブリッド搭載? 迫力エアロ仕様もあり!? 24年ぶり復活の「スペシャリティクーペ」どんなクルマになるのか
くるまのニュース
カワサキ「シェルパ」延期していた発売日が12月25日に決定
カワサキ「シェルパ」延期していた発売日が12月25日に決定
レスポンス
イギリスのマイナーメーカー「ヴォグゾール」の工場閉鎖で大騒ぎ! ムリなEV化の流れが生む社会不安
イギリスのマイナーメーカー「ヴォグゾール」の工場閉鎖で大騒ぎ! ムリなEV化の流れが生む社会不安
WEB CARTOP
【ホンダレーシング2024 シーズンフィナーレ・レポート】 日頃の応援に感謝を込めて、トップライダーがウェルカムプラザ青山に集結!
【ホンダレーシング2024 シーズンフィナーレ・レポート】 日頃の応援に感謝を込めて、トップライダーがウェルカムプラザ青山に集結!
モーサイ

みんなのコメント

114件
  • >HVの最高出力が170ps、最大トルクが305Nmとゴルフと同等以上

    まったくの間違い。少しは勉強しましょうね
    単純な足し算ではありません、海外で公表してる最高出力は122hpです
    最大トルクの公表値はありませんが、体感的には200Nmくらいかな。
  • 自分も目から鱗でした。ゴルフを購入するまでは、所詮1.4リッター(ゴルフ7.5)でしょと思っていました。購入して、驚いたのは、国産車と剛性が違います。あと、高速の静粛性、リラックスして運転できます。日本車も良い車は、いっぱいあると思いますが、次もゴルフ8を購入したいと考えています。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

349.9549.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10.0820.0万円

中古車を検索
ゴルフ (ハッチバック)の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

349.9549.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

10.0820.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村