現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新車購入時の「メーカー/ディーラー」オプションは何が違う? 取得税に影響も

ここから本文です

新車購入時の「メーカー/ディーラー」オプションは何が違う? 取得税に影響も

掲載 更新
新車購入時の「メーカー/ディーラー」オプションは何が違う? 取得税に影響も

■新車購入時のオプション品とは

 毎年、この時期は冬のボーナスや年末商戦、新年初売りといった各自動車メーカーの販売ディーラーなどでは、さまざまなキャンペーンやイベントが多く開催されます。通常期よりもお買い得に新車や認定中古車を購入するチャンスとなります。

日本のナンバーはなぜ縦幅がある? 海外みたいな横長のプレートにできない理由とは

 とくに新車を購入する際には、カーナビ、フロアマットといった装備品から、ボディコーティング施工など、さまざまオプション項目を選ぶことが可能です。

 オプションとは、クルマ自体に標準装備されている機能や装備以外に追加で任意に選べるものです。オプションとして追加することにより、自分の趣向に合ったクルマにできます。

 このオプション内容には、「メーカーオプション」「ディーラーオプション」という2つの種類が存在します。ユーザー側からすると、なにがメーカーオプションで、どれがディーラーオプションかわかりにくいのが現状です。

「メーカーオプション」とは、クルマを工場で作るときに一緒に組み付けるオプションのことで、具体的にはサンルーフやレザーシート、電動シート機能などがあります。選択できるのは、新車注文時のみとなり後付けすることはできません。

 一方、「ディーラーオプション」では、カーナビやETC、フロアマットなど納車時に販売ディーラーで装着できるものです。「ディーラーオプション」の多くはメーカーや関連会社が制作する純正アクセサリーという、そのクルマに合わせて開発されたものが多く存在します。

 新車購入時のオプションについて、トヨタの販売店スタッフは、次のように話します。

「メーカー/ディーラーどちらのオプション品も基本的には、販売店にてお客様と販売スタッフが購入されるクルマを相談する際に、ある程度決めることが多いです。

 メーカーオプションは、一度注文してしまうと基本的にはキャンセルできないので、そこは慎重にお話を進めています。ディーラーオプションでは、後付可能なものが多いので悩む余裕もあります。

 最近では、カー用品店や各種インターネット通販サイトなどでも、同等の性能を持った商品を扱っています。商品単体の価格面では販売ディーラーは高く感じますが、ご自身が再度お店に出向く手間や取付費用、そしてデザインの統一性を考えると、新車購入時に合わせて装着される方がほとんどです」(トヨタの販売店スタッフ)

■自動車取得税に関わってくる後付パーツ

 最近では、同様な性能や機能を持つものは、カー用品店などでも取り扱っており各商品の選択肢も多く、純正品の統一感か汎用品の選択肢の広さを選ぶかはユーザーの好みとなります。

 また、新車購入時にオプションを付けず、後日カー用品店などで購入・取付を行うと『自動車取得税』が安くなる可能性もあります。

 クルマを購入する際に掛かる『自動車取得税』の課税対象に「付加物」というものがあります。「付加物」とは、ボルト・ネジ・シールなどで固定され、クルマと一体性がある付属物で、通常「取付用品」と呼ばれます。

「付加物」の対象となるものは、オーディオ関連商品、カーナビゲーション、エアロパーツ、ETC車載器などクルマに付加して一体となっているもので、カバー類やマット類などは対象外です。

 一見、ディーラーオプションとなる商品は、カー用品店などで購入した方が良いように感じますが、それぞれの手間や取付工賃を考慮すると、安くなった税金分よりも高くなる可能性もあります。

 また、ディーラーオプションの多くは、カー用品店では販売されていないこともあり、そのあたりも含めて購入時のオプション品は一緒に選んだ方がよいことも多いです。年末商戦や初売りセールなどではオプション品の購入がお得になることもあるので、新車を購入する予定がある人は、販売ディーラーで一度相談することをオススメします。 【了】

関連タグ

【キャンペーン】マイカー・車検月の登録でガソリン・軽油7円/L引きクーポンが全員貰える!

こんな記事も読まれています

生まれ変わったプリウスが売れている!! やはりクルマに必要なのは「愛」…なの…か?
生まれ変わったプリウスが売れている!! やはりクルマに必要なのは「愛」…なの…か?
ベストカーWeb
警察官とて人の子……なんて言い訳は通用しない! 警察の「道交法違反」を警察が取り締まるなんて事態が実際にあった!!
警察官とて人の子……なんて言い訳は通用しない! 警察の「道交法違反」を警察が取り締まるなんて事態が実際にあった!!
WEB CARTOP
EVシフト一服の中、日産の最新EVに試乗 エンジン好きが感じたEVの魅力と難しさ
EVシフト一服の中、日産の最新EVに試乗 エンジン好きが感じたEVの魅力と難しさ
日刊自動車新聞
大人のスタイリングを楽しむレイズ ホムラのデザインに注目~2024 RAYS FAN MEETING~
大人のスタイリングを楽しむレイズ ホムラのデザインに注目~2024 RAYS FAN MEETING~
レスポンス
【4月期の新車販売は4カ月連続マイナス】 新モデルや出荷停止解除も予断を許さない状況か
【4月期の新車販売は4カ月連続マイナス】 新モデルや出荷停止解除も予断を許さない状況か
AUTOCAR JAPAN
小山美姫が新たな挑戦。ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアにアイアン・リンクスから参戦へ
小山美姫が新たな挑戦。ランボルギーニ・スーパートロフェオ・アジアにアイアン・リンクスから参戦へ
motorsport.com 日本版
ホンダ「シティ」復活か? 新型「小型ハッチ」が大ヒットの予感!? 日本に適した“小さいEV”が求められるワケ
ホンダ「シティ」復活か? 新型「小型ハッチ」が大ヒットの予感!? 日本に適した“小さいEV”が求められるワケ
くるまのニュース
従わないと違反になる? 商業施設でたびたび見かける「右折入庫禁止」の看板
従わないと違反になる? 商業施設でたびたび見かける「右折入庫禁止」の看板
バイクのニュース
V12ツインターボで835馬力 英アストン マーティン「ヴァンキッシュ」年内復活へ 少量生産モデルか
V12ツインターボで835馬力 英アストン マーティン「ヴァンキッシュ」年内復活へ 少量生産モデルか
AUTOCAR JAPAN
彼女のダッジ「チャージャー」は国産セダンからの乗り換え!「インテリアはDIYでアルカンターラに張り替え中です」
彼女のダッジ「チャージャー」は国産セダンからの乗り換え!「インテリアはDIYでアルカンターラに張り替え中です」
Auto Messe Web
カーユーザーの半数以上が連続で運転できる時間は「3時間未満」と回答
カーユーザーの半数以上が連続で運転できる時間は「3時間未満」と回答
@DIME
総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
総合商社恐るべし!? 伊藤忠がビッグモーター新会社へ社長・幹部ら50人超派遣[新聞ウォッチ]
レスポンス
ヤマハ「大きく変更したシャシーをテスト」。ホンダ「進むべき方向性がわかった」/MotoGPヘレス公式テスト
ヤマハ「大きく変更したシャシーをテスト」。ホンダ「進むべき方向性がわかった」/MotoGPヘレス公式テスト
AUTOSPORT web
大型トラックにある「謎の小部屋」 室内はどんな感じ? 実は“快適”な空間!?  どんな使い方が出来るのか
大型トラックにある「謎の小部屋」 室内はどんな感じ? 実は“快適”な空間!? どんな使い方が出来るのか
くるまのニュース
バイク好き必見!バイクの博物館とは?
バイク好き必見!バイクの博物館とは?
バイクのニュース
写真でチェック! 注目モデルの気になるグレード【ホンダ ヴェゼル e:HEV X HuNTパッケージ】
写真でチェック! 注目モデルの気になるグレード【ホンダ ヴェゼル e:HEV X HuNTパッケージ】
月刊自家用車WEB
全長4.2mの三菱コンパクトSUV 新型「ASX」欧州登場 最新デザイン採用で“らしい顔”に大幅改良! EV・ハイブリッド・ガソリンを用意
全長4.2mの三菱コンパクトSUV 新型「ASX」欧州登場 最新デザイン採用で“らしい顔”に大幅改良! EV・ハイブリッド・ガソリンを用意
VAGUE
【MotoGP】マルケス、バニャイヤとの激闘を今後に活かす「ドゥカティのお手本から学べるのは喜び」
【MotoGP】マルケス、バニャイヤとの激闘を今後に活かす「ドゥカティのお手本から学べるのは喜び」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村