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ダイハツがマレーシアで販売するコンパクトカーの「アジア」を約9年ぶりに全面改良

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ダイハツがマレーシアで販売するコンパクトカーの「アジア」を約9年ぶりに全面改良

 ダイハツは2023年2月14日、マレーシアにおける自動車生産・販売の現地合弁会社であるプロドゥア(PERODUA)からリリースする5名乗りコンパクトカーの「アジア(AXIA)」を約9年ぶりにフルモデルチェンジして発売した。グレード展開は上位からAV、SE、X、Gの4タイプで構成する。

 今回の全面改良で第2世代に移行するAセグメント国民車の新型アジアは、ダイハツの海外事業におけるDNGA第1弾で2021年3月に発売したコンパクトSUVの「アティバ(Ativa)」、DNGA第2弾で2022年7月に発売した7名乗りMPVの「アルザ(ALZA)」に続く、マレーシアにおけるDNGA第3弾の商品に位置する。車両コンセプトに「The Exciting City Car」を据え、基本骨格にはDNGA(Daihatsu New Global Architecture)Aセグメント用プラットフォームを採用。全長3760×全幅1665×全高1495mm/ホイールベース2525mmというコンパクトなボディでありながら、広い居住空間と荷室スペースを確保して使い勝手の良さを向上させた。

ダイハツがタント/タフト/ムーヴ キャンバスにアイドリングストップレス仕様を設定

 デザイン面では「パワフル&アグレッシブ」をテーマに、より存在感のあるハッチバックスタイルを創出。また、クローム仕上げのフロントグリルやフロントスカート、デイタイムランニングライト付きLEDヘッドランプ、サイドスカート、リアスポイラーなどを装備して、上質さとスポーティ感を高める。ボディカラーは新色のコーラルブルーのほか、グラニットグレー、ラバレッド、グリタリングシルバー、アイボリーホワイトをラインアップした。

 内包するインテリアも、マレーシア市場の好みに即して上質かつモダンなデザインに仕上げたうえで、先進機能を鋭意組み込む。装備面では、9インチセンターディスプレイや7インチTFTマルチインフォメーションディスプレイ、デジタルエアコンディショナーコントローラー、プッシュSTART/STOPボタンなどを採用。前席にはAVグレードにセミレザー&ステッチングを配したセミバケットタイプを、その他のグレードにファブリック表皮のセミバケットタイプを装着した。一方、ラゲッジ空間は後席使用時で265リットルの容量を確保。後席には可倒機構を内蔵している。

 パワーユニットには“eco IDLE”システムを組み込んだ1KR-VE型998cc直列3気筒DOHC・VVT-iエンジン(最高出力50kW/6000rpm、最大トルク91Nm/4400rpm)を搭載。トランスミッションにはCVT(D-CVT)を組み合わせて、前輪を駆動する。燃費性能は現地のMDCモードで27.4km/リットルと、従来比で約7%の向上を成し遂げた。

 先進安全機構の拡充も見逃せない。マレーシアの道路環境に合わせて専用セッティングしたスマートドライブアシストに新たな機能を追加。また、車線変更時の後方確認をアシストするブラインドスポットモニターやオートハイビーム、360°パノラミックビューモニターなどを設定している。

 新型アジアはPGMSB(プロドゥア・グローバル・マニュファクチャリング)で生産され、車両価格はエントリーユーザー向けの国民車を意図して3万8600~4万9500リンギット(約117~150万円)に設定する。

 なお、ダイハツは今後もアセアンを中心としたDNGA商品のさらなる海外展開を予定しており、競争力の高いDNGA商品を投入することで、より多くの市場ニーズに対応していくことを表明している。

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