今度の光岡もハイライトはやっぱり「雰囲気」
光岡自動車は国産車をベースに懐かしさを感じさせるモデルを作るメーカーだ。
もともとレプリカを独自のノウハウによって作っていた経緯があるからこそ、一見デッドコピーのようでありながら、ベースのデザインをデフォルメしたオリジナリティを醸し出している感じがする。
以前にロックスターというオープンモデルを試乗したが、その完成度の高さに驚いた。今回は光岡シリーズの試乗記の第2弾として、トヨタ RAV4ベースに作った“ミツオカ バディ20ST” FFモデルを紹介しよう。
このモデルのすごいところは、何といってもその雰囲気。
80年代のシボレー C10のような顔つきと、ジープ グランドワゴニアと70年代のステーションワゴンを合体したようなリアビューが、どこか懐古的なほっこりした気分にさせる。
サイドビューは、16インチと70(ナナマル)のグッドイヤーのホワイトレターが、とてもよく似合うフェンダーアーチだ。こういったデザインだとインチダウンすると優しい雰囲気になる。ホイールキャップはとがった印象をなくし新鮮味がある。
どんぶらこ、どんぶらこ、とした走りがネバーマインドな気持ちにさせる
キャビンから前方の眺めは、平べったいボンネットと切り立ったスラントフェンダーとノーズによって非常に見切りがいい。シートに座って前方を眺めただけでノスタルジーを味わえる。
サービスエリアのタイトなスペースからバックで出てみたが、オーバーハング部分の大きさの予測がオリジナルRAV4より分かりやすく感じた。
高速と箱根のワインディングを走らせてみた。中身はRAV4の2L NAユニットのFFモデルだ。とても素性のいいベースだけに、パワートレイン系は申し分ない。
ベースとなるモデルは最新モデルだからこそ、雰囲気はクラシックでも安心して普段使いができる点がいい。
走り出すとオリジナルRAV4よりもゆったりした発進だ。気持ち、ばね上が重いような雰囲気だが、これまた古き良さを感じさせる乗り心地である。
おそらく、オーバーハングの長さとインチダウンとオールテレインという性能のキャラクターによるモノだろう。高速道路を、どんぶらこ、どんぶらこ、と走る感じが気持ちを急がせない。
箱根のタイトな山間部はゆったりと景色を見ながら走らせる。カーブでは不安はないものの、タイヤの重さがどうしても急なステアリング操作を嫌がる。とはいえ、こういったキャラクター故に不満はないはずだ。
少し急な上り坂の発進時に、フロントのオーバーハングによる重さなのか、FFにもかかわらずトラクションがいいと感じた。グッとフロントに荷重をためてスタートするようだ。まるで、大きなフルサイズのSUVに乗っている感じも、しないでもない。
車としての性能は、オリジナルのRAV4をマイルドにさせた味わいと言っていい。このスタイリングが気に入った方なら、走りは関係ないと思うかもしれないが安心していいだろう。
車としてはゆったりとした雰囲気の走りで、心も焦ることなく慌てることは皆無の気分にさせる。ベースはRAV4でも、違う時代が宿ったようだ。
そんなゆったりした気持ちで、この車を待っていてほしい。このバディは、今予約しても再来年の生産分にしか割り当てられない、大人気のモデルなのである。
文/松本英雄、写真/篠原晃一【試乗車 諸元・スペック表】●2.0 20ST型式6BA-MXAA52最小回転半径5.5m駆動方式FF全長×全幅×全高4.73m×1.87m×1.69mドア数5ホイールベース2.69mミッションCVT前トレッド/後トレッド1.61m/1.63mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)1.89m×1.52m×1.23m4WS-車両重量1560kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量1835kgミッション位置フロア最低地上高0.2mマニュアルモード◯標準色T800シルバーメタリック、ダブルエックスブルーマイカ、MJブラックマイカ、ガンメタリックオプション色グローブワンホワイトパール、ベルベットレッドマイカ、グランジデニムブルーパール、80'sミント、デイ・オブ・グリーンマイカ、スリラーレッド、95イエロー、ディープパープルメタリック、ノースカロライナブルー/ホワイト、ストリートホワイト/ホワイト、トップガングレー/ホワイト、スターオレンジ/ホワイト、フューリーイエロー/ホワイト、ピーチベージュ/ホワイト掲載コメント-エンジン型式M20A-FKS環境対策エンジンH30年基準 ☆☆☆☆☆種類直列4気筒DOHC使用燃料レギュラー過給器-燃料タンク容量55リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量1986cc燃費(WLTCモード)-燃費基準達成-最高出力171ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm207(21.1)/4800型式6BA-MXAA52駆動方式FFドア数5ミッションCVTAI-SHIFT-4WS-標準色T800シルバーメタリック、ダブルエックスブルーマイカ、MJブラックマイカ、ガンメタリックオプション色グローブワンホワイトパール、ベルベットレッドマイカ、グランジデニムブルーパール、80'sミント、デイ・オブ・グリーンマイカ、スリラーレッド、95イエロー、ディープパープルメタリック、ノースカロライナブルー/ホワイト、ストリートホワイト/ホワイト、トップガングレー/ホワイト、スターオレンジ/ホワイト、フューリーイエロー/ホワイト、ピーチベージュ/ホワイトシート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.5m全長×全幅×全高4.73m×1.87m×1.69mホイールベース2.69m前トレッド/後トレッド1.61m/1.63m室内(全長×全幅×全高)1.89m×1.52m×1.23m車両重量1560kg最大積載量-kg車両総重量1835kg最低地上高0.2m掲載用コメント-エンジン型式M20A-FKS種類直列4気筒DOHC過給器-可変気筒装置-総排気量1986cc最高出力171ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm207(21.1)/4800環境対策エンジンH30年基準 ☆☆☆☆☆使用燃料レギュラー燃料タンク容量55リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)-km/L燃費基準達成-
光岡自動車 バディ(現行型)のカタログページはこちら
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