ブルーノ・ファミンの辞任、オリバー・オークスの加入、そしてフラビオ・ブリアトーレの復帰によってチームがさらなる混乱に見舞われているなか、エステバン・オコンは最近アルピーヌF1チームを悩ませている問題について考えを明かした。
アルピーヌは直近ではサマーブレイク前の第14戦ベルギーGPでポイントを獲得したものの、シーズン序盤の不振の影響で、現在コンストラクターズ選手権で8位と低迷している。ひとつの問題は、ルノーのパワーユニット(PU)の性能が不十分なことだ。そのためルノーはマニュファクチャラーとしての関与を終了し、アルピーヌF1チームにメルセデスのPUを使用させる計画を立てている。
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オコンは2025年にハースに移籍するため、そうなるまでにはチームを離れることになるだろう。だがオコンは、チームの問題は単にPUのパフォーマンスの低さだけにとどまらないもっと根深いものだと示唆している。サマーブレイク前を前に、「本来あるべきように進化しなかったものがたくさんある」とオコンがメディアに語ったと『RacingNews365』は報じた。
オコンは、チームがドライバーたちからのフィードバックにもとづいて行動していないことを非難した。オコンだけではなく、2020年以降彼のチームメイトだったダニエル・リカルドとフェルナンド・アロンソ、そして現在のピエール・ガスリーといったドライバーたちからのフィードバックについてもだ。
「僕、フェルナンド、ピエール、ダニエルの方から、マシンの開発についてたくさんのことを話したが、残念ながらある段階で輪が途切れてしまったと思う」
「僕たちはフィードバックを提供していたが、実際に僕たちの方へはフィードバックと確認が返ってくることはなかった。意見を十分に聞いてもらえなかったこともあったと思う」
「数年前からの問題を抱えたままだ。僕たちは他の多くの点を改善してきたが、いくつかの問題を解決するために何年も待つことはできない。それが起きていることだ」
「輪が戻ってこなかった。問題はあるべきように解決されておらず、誰にとっても苛立たしい状況だ。僕たちに期待通りの性能を発揮するマシンがないのは明らかだ」
「僕たちはそれを受け入れなければならない」とオコンは締めくくったが、エンストンでの最新のセットアップ変更がチームの将来にとってよい前兆となることを願っているという。
オコンが去った後、来シーズンのドライバーラインアップで誰がガスリーのチームメイトになるのかはまだ発表されていないが、ジュニアドライバーのジャック・ドゥーハンがフルタイムのレースシートに昇格する最有力候補だと報じられている。
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棚に上げるのお上手ですね