■カローラ・レビンのSUV?「フロントランダー」、11月の広州モーターショーにて発表へ
トヨタは2021年9月に、アジアや南米市場向けにすでに販売していた新型SUV「カローラクロス」を日本向けにも投入しました。
今回、新たに中国にもそのカローラクロスを「フロントランダー」という名前で投入することが判明しました。
【画像】これが新型フロントランダーか! ヘッドライトやシルエットを見る!(38枚)
カローラクロスは2020年7月にタイにて発表され、それ以来、ベトナムやフィリピン、インドネシア、ブルネイ、ミャンマー、マレーシア、台湾などのアジア市場にて販売され、ブラジルや南アフリカ、アメリカ合衆国などへの投入も予定されています。
2020年に発表された日本以外のモデルはフロント上部に大きめのグリルを有するデザインですが、2021年9月に発売が始まった日本向けのモデルではそのグリルが下部に移動した独自のデザインとなっています。
そして今回登場が予告された中国向けのフロントランダーでも、日本向けカローラクロスのデザインと同じになることが公開されたティーザー画像からわかります。
フロントランダー(中国名:鋒蘭達)はトヨタと広州汽車の合弁会社「広汽トヨタ」が製造・販売を担当します。
中国ではすでに一汽トヨタ(トヨタと第一汽車の合弁会社)が「カローラ」を、広汽トヨタがよりスポーティーな姉妹車の「レビン」を製造・販売しており、カローラクロスが「カローラのSUV版」ということを踏まえると、今回のフロントランダーは「レビンのSUV版」と解釈することが可能です。
さまざまな中国メディアが、「広汽トヨタのカローラクロスは『レビンクロス』という名前になり、『フロントランダー』は商標が出願された段階では中国向けハリアーの車名になる」と予測していました。
しかし、蓋を開けてみれば、「フロントランダー」が広汽トヨタのカローラクロスとなり、中国向けのハリアーは一汽トヨタが「ハリアー」、広汽トヨタが「ヴェンザ」という名前で製造・販売することになりました。
トヨタは中国でふたつの現地合弁企業を有していることから、同じモデルを、デザインが違う姉妹車同士としてそれぞれの会社から販売しています。
前述のカローラ(一汽トヨタ)/レビン(広汽トヨタ)以外にも同様に「イゾア/C-HR」、「RAV4/ワイルドランダー」、「アリオン/レビンGT」、「クラウンクルーガー/ハイランダー」、「クラウンヴェルファイア/アルファード」などが、それぞれ一汽トヨタと広汽トヨタから販売されています。
これらのモデルは姉妹車としての関係で展開されていますが、伝統的に一汽トヨタの展開する車種が保守的で高級志向なデザインに対し、広汽トヨタは若者向けのスポーティなデザインを持たせる傾向にあります。
今回のフロントランダーは広汽トヨタが製造・販売するモデルですが、一汽トヨタからも姉妹車が販売されることは確実でしょう。
元々のカローラが一汽トヨタによって中国で展開されているので、一汽トヨタはカローラクロスの名前で製造・販売することも予想できます。
筆者は、日本向けカローラクロスのデザインを広汽トヨタがフロントランダーとしてリリースするので、一汽トヨタ版のカローラクロスは日本以外のデザインを採用してリリースするのではないかと見ています。
カローラクロスの搭載するパワートレインですが、日本向けやアジア向けは2ZR-FAEを搭載する1.8リッターガソリンモデルと、2ZR-FXEを搭載する1.8リッターハイブリッドモデルが用意されています。
そしてブラジルやアメリカ合衆国向けはM20A-FKSを搭載する2リッターガソリンモデルや、M20A-FKBを搭載する2リッターフレックスフューエルモデル(ガソリンに加えエタノールでも走るモデル)が展開されています。
広汽トヨタのフロントランダーがどのようなパワートレインを搭載するかは依然として明らかとなっていませんが、中国向けイゾア/C-HRが日本にはない2リッターモデルのみ展開していることを踏まえると、中国向けカローラクロス/フロントランダーも2リッターモデルのみになる可能性は高いと考えられます。
※ ※ ※
正式発表は、2021年11月に広東省広州市で開催される広州モーターショーにておこなわれます。
広汽トヨタのお膝元で開かれる広州モーターショーでは毎年広汽トヨタが新型車を発表しているので、今回もその例外ではないはずです。
国内では急激にSUVのラインナップを拡充し、さまざまなニーズに答えようとしているトヨタが、どのように中国のSUV市場に殴り込みをかけるか。
そして姉妹車となる一汽トヨタのカローラクロスがどうなるか、今後も注目していきたいです。
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