日本も入るか？ 本格オフローダー・ジープ ラングラーのPHEVモデルは意外にもハイテク装備満載

最高出力は380hpと十分すぎるレベル

米ジープは12月6日、本格オフローダー「ラングラー」のプラグインハイブリッド（PHEV）モデル「4xe」に一部変更を加え、発表した。運転支援システムの充実や新しいボディカラーの追加を受けた2022年式モデルのデビューを機に、ラングラーの欧州でのラインアップはPHEVのみに絞られることも併せて発表された。低燃費・低CO2排出化を果たしたこの最新ラングラーは、近々日本にも投入されることが期待される。

昨年デビューしたラングラー4xeは、2.0L直4ガソリンエンジンに2つの電気モーターと8速ATを組み合わせたシステムを採用。トータル出力は380hp/637Nmに達し、0-100km/h加速はスポーツカー顔負けの6.4秒を叩き出す。このスペックは米国で販売されるV8搭載のモンスターグレード「Rubicon 392」を別にすればシリーズ随一の実力で、同時に50km以上（WLTPサイクル）のEV走行も可能なのだから恐れ入る。もちろん、ラダーフレーム構造のボディや前後リジッドのサスペンションなど超本格的な悪路走破性はベースモデルそのままだ。

その2022年イヤーモデルは、これまでも標準だったブラインド・スポットモニターや前後パーキングアシストといった安全装備に加え、オートマチック・ハイビームアシスト、全速度対応フォワード・コリジョン・ウォーニング、さらには停止までアシストするアダプティブ・クルーズコントロールなどを全車に標準装備化し、ラングラーも気づけばハイテクマシンへと変貌。

ボディカラーにも「シルバー・ザイナス・メタリック」や「ハイ・ベロシティ・メタリック」といった新色が追加される。また、フロントガラスにはスマホに使われる高強度のゴリラガラスを一部グレードで採用。さらに、純正アフターパーツとして簡単にオープンエアが楽しめる「Sunrider Flip Top」も用意される。

現在のところ、北米では同時期に発表されたラングラー4xeとレネゲード4xeのうち、国内導入を果たしているのは後者のみ。とはいえ、ラングラーの日本での人気はすこぶる高い。電動化が進む昨今、今回発表された最新版4xeが日本に上陸する時期はそう遠くないかもしれない。

Comments

うちのJLルビコンには十分満足しているが、4xeが導入されたら試乗はしてみたい。
フィーリングは？実燃費は？って気になる。

V8がいい