ここで登場する3台はラグジャリーとスポーティを融合した各ブランドを代表するトップモデル。エンジンもボディタイプも3車3様だが、各ブランドの最先端技術が惜しみなく投入され、あらゆる面で濃度の高いモデルに仕上がっている。早速、3モデルの走りっぷりを比較してみよう。
フルモデルチェンジで若々しくスポーティに
国際女性デーにアウディの最新モデルに乗ろう! 「アウディ ウィメンズデイ・エクスペリエンス」開催
ここ数年インポートカーで俄然勢いを増しているラグジャリースポーツ。その定義は定かではないが、筆者は“超高性能な走り”と“極上の快適性”を高次元で融合させるジャンルだと捉えている。
一昔前までスポーツカーは、そのステイタスを高めるために性能の高さをストイックに追い求めた。しかし現代では911GT3のようなアスリートカーは別にして、そこにコンマ1秒を削り取ることよりも(とはいえニュルのラップタイムはいまだにステイタスのようだが)、快適性を両立することが特に裕福層たちから重要視されてきた。その要求を満たすジャンルが、”ラグスポ”だと言える。
そんなラグスポの潮流において、この度メルセデスは最上級オープンカーである「SL」をおよそ10年ぶりにフルモデルチェンジ。これまで明らかに年齢層が高めでラグジー寄りだったキャラクターを、若々しくスポーティに変えてきた。
そのキャラ変に大きく影響したのは、メルセデスワークスであるAMGがこれを完全自社開発したことがまずひとつ。ちなみに新型AMG SLは「SLS AMG」「AMG GT」そして「AMG ONE」に次ぐ、4番目の自社開発モデルとなる。
【写真6枚】2+2シートレイアウトが復活、メルセデスAMG SL43の詳細を写真で見る
そして今回試乗したAMG SL43に限って言えば、そのパワーユニットに2L直列4気筒ターボを選んだことが挙げられる。それは当然環境性能を考慮したエンジンのダウンサイジング化が最たる目的だが、その恩恵としてAMG SL43は、1780kgという車重からは想像できないほど、軽快なフットワークを手に入れた。
そのボディはオープンカーであることを意識させないほど剛性感が高く、20インチタイヤのケース剛性をガッチリ抑え込む。その上で直列4気筒ターボを搭載するノーズの軽さが、ステアリングレスポンスに俊敏さを与えている。
さらにAMG SL43はブレーキのタッチが最高で、減衰力を引き上げてもしなやかさを失わない可変ダンパーの制御と共に、ターンインの姿勢作りが抜群に楽しい。
そしてターンミドルからアウトに掛けては、エンジンが全域でレスポンスする。そのアウトプットは381ps/480Nmと、数字だけを追いかければかなりの迫力。しかし実際にはそのパワーが手の内にあり、アクセルを積極的に踏み込んで行くことができる。
その要因としては、まず前述したシャシー剛性の高さが挙げられる。そしてもうひとつは、F1由来の「エレクトリック・エグゾーストガス・ターボチャージャー」が、レスポンシブな加速を披露する。AMGは今回この2Lエンジンにかなり大きなタービンを搭載したようだが、このシステムは48Vの電源システムを用いて、十分な排圧が得られない低回転域でもモーターがコンプレッサーの過給圧を高く保つ。そして高回転域では、その大型タービンが本来の性能を解き放つから、全域にわたってフラットかつ切れの良い加速が得られるのだ。もちろん絶対的な重量が重たいから、怒濤の加速が欲しいなら4L V8ツインターボ
を搭載するSL55もしくはSL63を選ぶべきだろう。しかしSL43には、このパワー&トルクを使い切ってコーナーを攻める醍醐味がある。そしてAMGのマイスターが「One man-One engine」として仕上げたユニットの精度を、等身大で楽しむことが
できるのだ。
トルコンの代わりに湿式多板クラッチを用いるAMGスピードシフトMCTの制御は時折滑らかさに欠けたが、オーナーのクセを学習できる状況下ならそれも慣らされて行くのかもしれない。2+2となったリアシートには素早く荷物を放り込むことができるし、大型タブレットをそのままセンターコンソールに突き刺したような11.9インチのディスプレイが、遮光のために稼働するのも素敵だ。かくしてAMG SL43は、とびきりフレッシュなラグスポへと生まれ変わったというわけである。
【SPECIFICATION】メルセデスAMG SL43
■全長×全幅×全高=4700×1915×1370mm
■ホイールベース=2700mm
■車両重量=1780kg
■エンジン種類/排気量=直4DOHC16V+ターボ/1991cc
■最高出力=381ps(280kW)/6750rpm
■最大トルク=480Nm(48.9kg-m)/3250-5000rpm
■トランスミッション=9速AT
■サスペンション(F:R)=マルチリンク:5リンク
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:Vディスク
■タイヤサイズ(F:R)=265/40R20:295/35R20
■車両本体価格(税込)=16,480,000円
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「ガソリン代が安くなってサイコー!」高すぎた「ガソリン価格」引き下げへ! 「暫定税率」の廃止決定に「やっとか」「他の税金もなくして」「どれくらい安くなる?」の声集まる!
今日から「ガソリン“5円”値上げ」に国民ブチギレ!「“25年1月さらに値上げ”…ふざけるな」「生活苦しくなるやん」「もっと国民に寄り添って」の声! 消えゆく「ガソリン補助金」今後どうなる?
車のナンバー 謎の「2784」どんな意味? 読めたら「天才」! まるでパズルのような難解「語呂合わせナンバー」に込められた思いとは
ホンダ新型「プレリュード」2025年登場へ! 新ハイブリッド搭載? 迫力エアロ仕様もあり!? 24年ぶり復活の「スペシャリティクーペ」どんなクルマになるのか
日本国民ブチギレ! 政府「ガソリン価格“5円”あがります」 1月に「さらに5円!?」 「年末年始にやめて…」の声も 話題の「ガソリン減税」どうなった? 不満多し理不尽な政策に怒り
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?