2021年のマツダの新型スケジュール(予想)をみてみると、マツダ2が9月にフルモデルチェンジする以外は、MX-30(ピュアEV)が1月にデビューするのみ。
MX-30を昨年10月のマイルドハイブリッドの「続き」と受け取ってしまえば、なんとなく寂しい陣容の印象も拭えない。
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しかし! 2022年はCX-3、CX-5、マツダ6と、マツダラインナップの中核モデルが相次いでフルモデルチェンジを果たす。
MX-30レンジエクステンダーの情報とともに、いまわかっていること全てをお届け!
●マツダ2021年・2022年のラインナップ
・MX-30(ピュアEV・2021年1月)
・マツダ2(9月)
・MX-30(レンジエクステンダー・2022年3月)
・マツダ6(4月)
・CX-3(6月)
・CX-5(12月)
【画像ギャラリー】マツダ2、CX-3、CX-5、マツダ6の予想画像を現行型とともにギャラリーでチェック!!!
※本稿は2021年1月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/MAZDA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2021年2月10日号
■FRプラットフォームのプレミアムサルーン&SUV 新型マツダ6&新型CX-5(マツダ6 2022年4月/CX-5 同12月デビュー)
マツダが今後の商品開発計画として重視しているのが「Largeアーキテクチャー」と呼ばれるD~Eセグメントプラットフォームである。
昨年秋、マツダは具体的な“カタチ”として開発が進む直列6気筒エンジンを明らかにしたが、このパワーユニットを搭載するプラットフォームがエンジン縦置き、後輪駆動の新開発FRプラットフォームなのだ。
この「Largeアーキテクチャー」を用いて開発されるのがマツダのフラッグシップサルーンとして生まれ変わるマツダ6、さらに同時並行して開発が進む新型CX-5。
直6エンジンを縦置きするFRプラットフォームを採用する新型CX-5。伸びやかなプロポーションがスタイリッシュ。CX-5のフルモデルチェンジは2022年冬の計画(画像はベストカー編集部による予想CG)
CX-5同様、FRプラットフォームに直6エンジンで開発されるマツダ6は2022年4月登場予定(画像はベストカー編集部による予想CG)
そう、次期型CX-5はFRプラットフォームを採用し、BMW X5に比肩するプレミアムSUVとして開発が進められているのだ。
直6エンジンの排気量はモジュラーユニットで開発され、1シリンダーあたり499.25ccの直4、2Lに2気筒を追加した2995.5cc。
新開発される直6エンジンは48V ISGを組み合わせたガソリンSKYACTIV-Xのほか、第二世代クリーンディーゼルもある。さらに直4PHEVの計画もあり、新たなマツダ電動化パワーユニット時代の柱となる
48Vマイルドハイブリッドを組み合わせたガソリンSKYACTIV-Xだけではなく、第二世代クリーンディーゼル、さらにはPHEVへの展開も視野に入れている。
まずは来年3月にデビューが計画される新型マツダ6に期待したい!
全長は4600mm程度となり、現在のCX-5よりもひとまわり大きなサイズとなる新型CX-5(画像はベストカー編集部による予想CG)
■さらにクーペSUVスタイルを先鋭化!新型CX-3(2022年6月デビュー)
コンパクトカー マツダ2のフルモデルチェンジが2021年に予定されており、そのマツダ2をベースとするBセグコンパクトクロスオーバーSUV、CX-3はその1年後に2代目へと切り替わる。
現行型CX-3といえば国産クーペSUVのハシリともいえるが、新型はそのクーペ色をいちだんと強調したエクステリアをまとって登場する。
新型CX-3にはマツダ3などが積む2L版のSKYACTIV-Xから新開発の1.5L版を採用(画像はベストカー編集部による予想CG)
パワートレーンは直4、1.5Lガソリンに1.8Lクリーンディーゼル、そしてトップグレードには新開発の1.5L版SKYACTIV-Xが搭載されることになりそうだ。
これは現在、マツダ3とCX-30が搭載する2LのSKYACTIV-Xのダウンサイズ版。
排気量を落とすことで、新型CX-3とCX-30との棲み分けを狙うのだという。また、車名の変更も可能性ありだ。
■これが本命??? レンジエクステンダーで発電するEV MX-30RE(2022年3月デビュー)
マイルドハイブリッドパワーユニットを搭載して国内仕様が販売されているMX-30。
EV仕様の国内販売も開始されるが、でも、やっぱり本命は2022年3月に登場するロータリーエンジンを発電用エンジンとしたレンジエクステンダーEVだろう。
MX-30に搭載が計画されるロータリーエンジンを発電用エンジンとしたレンジエクステンダー。2022年3月にも市販開始か?
REレンジエクステンダーは2013年、デミオEV試作モデルに組み合わせたモデルに試乗したが、エンジンが始動しても振動を感じさせず音も静かでスムーズ。
ロータリーハウジング、ローターなどは13Bとは異なる小型サイズで、発電用に特化させた新規開発。マツダが培ってきたRE技術が電動化時代に生かされる。
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