■スポーツできるSUV
「ミサイル発射!」
最高速度315キロ!「ウルス」を軽くブッちぎるSUV「RS Q8-R」が誕生!!
ランボルギーニらしい遊び心にあふれた演出を楽しみながら、「ウルス」のエンジン・スタータースイッチを押す。そこかしこにカーボンをあしらったインテリアと相まって、ドライバーをやる気にさせてくれる。
さらにモチベーションを高めてくれるのが、エンジンに火が入った瞬間から轟くエキゾーストノートだ。たまらない響きに包まれながらスタンダードの「ストラーダ」モードで走り始めると、意外や意外、運転しやすい。車体そのものの大きさはあるが、ステアリングの軽さ、エンジンのスムーズさ、そしてタッチの柔らかいブレーキは、アグレッシブなエクステリアの印象とは正反対に優しい。
ものものしいスイッチ類や尖ったインテリアなど、見るからに派手な見た目とは裏腹に、サスペンションはソフトでシートの座り心地も良好。ごく普通のSUVとしての扱いやすさだ。前走車に追随するACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の加速や減速までも、かなり正確かつスムーズに仕上げられている。
ではウルスがただのSUVかといえば、そんなことはない。そこはランボルギーニ、走行モードを「スポーツ」にスイッチすると、まったく別の表情を見せてくれる。エキサイティングなエンジンサウンドが、耳を激しく刺激するのだ。シフトアップごとのアフターファイヤー音は、まるで1発1発の大砲を鳴らしているかのよう。さらに「コルサ」モードに切り換えると、怒濤の加速力を見せる。2.2トンとは思えないほど、どこまでも加速を続けるのだ。
これは気持ちがいい。ストラーダモードではごく普通のSUVのようでありながら、スポーツ、コルサとモードを変えるに従って、エンジンが猛々しい迫力を見せる。ウルスとは野生牛の意味だそうだが、いかにもV8らしいサウンドも確かに獰猛な野生動物のようだ。
コルサモードではダンパーがしっかり利いているためロール感はほとんどなく、見た目は車高があるのに、まるで地を這うような接地感がある。重心位置が低く抑えられているのだろう。コーナリングスピードは極めて高く、スーパーカーに乗っているかのようなドライビングプレジャーを味わわせてくれる。それなのに乗り心地はよく、ゴツゴツ感はあまり感じられない。非常に上質なサスペンションだ。
速度域が上がってブレーキの踏力が増しても、巨大なキャリパーとは思えないほどタッチはソフトなまま。コントロールしやすいから安心してさらに踏み込めば、怒濤の加速に見合うだけの圧倒的な制動力を発揮してくれる。
●5人乗車できるランボルギーニ
そしてウルスには、SUVらしい利便性も備わっている。(ランボルギーニなのに)大人5人が余裕を持って乗車でき(試乗車はリアシートがセパレートタイプなので4人乗車)、ラゲッジルームの積載力も十分、日常ユースにおいても過不足はない。
ただし、一般的なSUVとまったく異なるのは、ステアリングを握るドライバーが運転を楽しんでしまう点だろう。これは、スーパーカーのフィーリングを発揮するウルスならではのキャラクターだ。
エンジン、ハンドリングともにハイパフォーマンスで運転が楽しいから、長時間乗っていても飽きず、疲れず、どこまでも走り続けたくなる。これもSUVに求められる要件のひとつ。ウルスは独自のアプローチを取りながら、しっかりとSUVの作法を守っているところがすごい。
最後に、どこにでも連れていってくれるのがSUVの魅力だとすれば、ウルスはオンロードやオフロードは言うに及ばず、レーシングの世界にまで誘ってくれる希有な存在だ。それほどまでにスポーツ性の高いSUVなのである。
SUVであってもスーパーカーのDNAを貫くランボルギーニの姿勢に、つくづく感心させられた。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ本気の「小さな高級車」に驚きの声! めちゃ豪華な「本革×本木目」内装を採用! 小型車に「クラウン品質」取り入れた“直列6気筒エンジン”搭載モデルに反響あり!
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
トヨタ『ランドクルーザー』リコール…ドライブシャフト不良、走行不可能になる恐れ
トヨタ「“2階建て”車中泊仕様」がスゴイ! 大人5人が寝られる「豪華ホテル」風内装! 広さ2倍になる“マル秘機能”も搭載する「謎のハイラックス」とは?
異形の「センチュリーロイヤル」!? 唯一無二の“Sワゴン型”なぜ存在?
日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
「なんで“鳴らした”!?」 後続車の「クラクション」に“イラ”っと! 一度は感じる「ブレーキ問題」! 見直すべき“ブレーキ技術”とは
新基準原付で125ccも原付扱いに!? 125ccのバイクには一体何がある?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
3700万円くらいになってしまう。
高性能と猛牛のエンブレムの代価!