2024年7月28日(現地時間)、F1世界選手権第14戦ベルギーGPがスパ-フランコルシャンサーキットで開催され、メルセデスのルイス・ハミルトンが優勝。2位にはマクラーレンのオスカー・ピアストリ、3位にはフェラーリのシャルル・ルクレールが入った。パワーユニット交換によるペナルティで11番グリッドからのスタートとなった王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は4位、同じくパワーユニット交換で最後尾スタートとなった角田裕毅(RB)は16位に終わった。
ラッセルが1ストップの奇策成功もレース後に波乱
上位陣では唯一1ストップ戦略を完遂、ラッセルが6番グリッドスタートから見事に逆転勝利を飾ったかに見えたベルギーGP。しかしレース後に思わぬ波乱が待っていた。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
レースの大半で主導権を握っていたのはハミルトンだった。3番グリッドからスタートしたハミルトンはスタートからの攻防で2番グリッドのセルジオ・ペレス(レッドブル)を抑え込むと、3周目にはポールポジションスタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)を抜いて首位へ。
その後1回目のピットストップのタイミングでステイアウトするカルロス・サインツ(フェラーリ)に先行を許す局面はあったが、21周目のサインツのピットインで再び首位を奪うと、その後も後続のフェラーリ、マクラーレン、レッドブルよりも速く安定したペースで走行。27周目に行った2回目のタイヤ交換でも逆転を狙ったルクレールのアンダーカットを許さず、あとはまだタイヤ交換していないドライバーのピットインを待つだけの状態となった。
しかし、ここで思わぬ伏兵が現れる。レース中盤までほとんど目立たなかったラッセルが1回目のタイヤ交換で履いたハードタイヤでの好ペースを見て1ストップを決断、30周目にピアストリが2回目のタイヤ交換に入った時点でトップに立ったのだ。
この時点でハミルトンとの差は約6秒。残り14周、フレッシュなタイヤを履いたハミルトンの攻撃を耐えるのは厳しいかと思われたが、最後までラッセルは耐え抜きトップでチェッカーを受けた。
ラッセルが車検失格で僚友ハミルトンが今季2勝目
ところが、記者会見を終えた直後、まさかの波乱が起きる。レース後の車検で車両重量が規定の798kgに1.5kg足りないことが発覚。失格となってしまったのだ。これで2位以下の順位が繰り上がり、ハミルトンが今季2勝目となった。
ドライバーズ選手権は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が予選でトップタイムを出しながらパワーユニット交換によるペナルティで11番グリッドからのスタートとなり、決勝では4位まで挽回するのがやっと。しかし、ランド・ノリス(マクラーレン)もスタート失敗とロングラン戦略が裏目に出て、フェルスタッペンに後れを取ったため、首位フェルスタッペンとノリスの差は78点とわずかに拡大した。
コンストラクターズ選手権はまたもマクラーレンがレッドブルより高得点を獲得し、両チームの差は42点にまで縮まっている。
F1グランプリはこれでサマーブレイクに入り、次戦第15戦オランダGPは8月25日、同国北部のザントフォールト・サーキットで開催される。波乱含みの展開になってきた今年のF1グランプリ、オランダGPはどのような結果になるのだろうか。(文:新村いつき)
2024年F1第14戦ベルギーGP リザルト
2024年F1第14戦ベルギーGP決勝 結果
失格 63 G.ラッセル(メルセデス)44周
1位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+0.526s
2位 81 O.ピアストリ(マクラーレン・メルセデス)+1.173s
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+8.549s
4位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダRBPT)+9.226s
5位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス)+9.850s
6位 55 C.サインツ(フェラーリ )+19.795s
7位 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)+43.195s
8位 14 F.アロンソ(アストンマーティン・メルセデス)+49.983s
9位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー)+52.552s
10位 3 D.リカルド(RB・ホンダRBPT)+54.926s
──────────────
16位 22 角田裕毅(RB・ホンダRBPT)+76.737s
ファステストラップ 11 S.ペレス(レッドブル・ホンダRBPT)
2024年F1ドライバーズランキング(第14戦終了時)
1位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 277
2位 4 L.ノリス(マクラーレン)199
3位 16 C.ルクレール(フェラーリ)177
4位 81 O.ピアストリ(マクラーレン)167
5位 55 C.サインツ(フェラーリ)162
6位 44 L.ハミルトン(メルセデス)150
7位 11 S.ペレス(レッドブル)131
8位 63 G.ラッセル(メルセデス)116
──────────────
12位 22 角田裕毅(RB)22
2024年F1コンストラクターズランキング(第14戦終了時)
1位 レッドブル 408
2位 マクラーレン 366
3位 フェラーリ 345
4位 メルセデス 266
5位 アストンマーティン 73
6位 RB 34
[ アルバム : 2024年F1第14戦ベルギーGP決勝 はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「さっさと降りてくれ!」 バス降車時の運賃支払いモヤモヤ、“現金派40%”が立ちはだかる現実とは
ホンダ最強「タイプR」の“VTEC”エンジン搭載! 日産「GT-R」レベルの“超加速”実現した「爆速スポーツカー」販売中! 日本でも手に入る「アトム」が凄い!
スズキ新型「スイフト“8R”」初公開! 真っ黒×イエローの「バイク仕様」! SUZUKI文字ロゴがスゴイ「スポーティコンパクト」伊国に登場
【最新情報入手】450万円以下のアルファード「Xグレード」の発売が2025年1月6日に決定か!?
ついに決定か!! スライドドア採用の[新型ムーヴ]登場まで秒読み! カスタムは廃止も装備充実でナンバーワンを目指す
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント