マクラーレン、『キング・オブ・モナコ』のセナを偲ぶトリビュートカラーを発表。イエローのMCL38でモンテカルロを戦う

　マクラーレンF1チームは、5月21日、2024年F1モナコGPで、3度のF1チャンピオン、故アイルトン・セナにインスパイアされたスペシャルカラーのマクラーレンMCL38を走らせることを発表した。

　マクラーレンと、マクラーレン・レーシングのプライマリーパートナーであるOKX、セナ・ブランドとのコラボレーションにより、『マクラーレン・セナ・プレゼンテッド・バイOKX』キャンペーンが行われ、その一環として、モナコGPでマシンにスペシャルカラーが施される。

　セナは1988年から1993年までマクラーレンで走り、1988年、1990年、1991年にタイトルを獲得した。1994年5月1日にサンマリノGPで命を落とすまで41勝を挙げ、そのうち、35勝がマクラーレン時代のものである。セナは特にモナコを得意としていたことで知られ、合計6回勝利し、『キング・オブ・モナコ』と呼ばれた。

　そのため、マクラーレンは、セナ没後30年の今年のモナコGPで、彼を讃える取り組みを行うことを決めたという。「このリバリーは、セナへのトリビュートであり、死去から30年が経った今年、彼の人生とマクラーレンおよびF1への影響を偲ぶものである」とマクラーレンは説明している。

「鮮やかなイエロー、グリーン、ブルーの配色は、彼の象徴的なヘルメットからインスピレーションを得たものである。このカラーリングが2024年モナコGPの週末を通してMCL38に採用される」

　モナコの週末、レースドライバーのランド・ノリスとオスカー・ピアストリは、セナカラーのレーシングスーツを着用するということだ。

　さらにマクラーレン・オートモーティブは、同様のカラーリングを施したロードカー、マクラーレン・セナのワンオフバージョン『セナ・センプレ』の画像も公開している。