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人気車はスライドドアが多い? スライド式とヒンジ式の長所と短所とは

■販売ランキング上位はスライドドア採用車が多い?

 少子高齢化が進む日本では、衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違いによる誤動作抑制装置などドライバーをサポートする技術に加え、後部座席に座る同乗者にも優しいクルマが求められています。

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 スライドドアで乗り降りがしやすいミニバンや軽ハイトワゴンが販売ランキングの上位にランクインしていることも、乗降性に優れたクルマへのニーズが高いためだといえるでしょう。

 では、乗降性が良いクルマとはどのようなものなのでしょうか。ミニバンなどに採用されるスライドドアと、これまで主流だったヒンジドアの長所と短所をそれぞれ検証してみます。

 スライドドアの歴史は古く、1964年に登場したダットサン「キャブライト ライトバン」という貨物用(商用車)が国産車で初めて採用したといわれています。

 その後さまざまな車種に採用されるようになります。「ワンボックス」と呼ばれるエンジンがボディ下にあるノーズのない貨物車ベースの「キャブオーバー」から、エンジンを前方に搭載した「ミニバン」タイプが主流となり、1982年に登場した日産「プレーリー」といった乗用車にも一部採用されはじめます。

 乗用車にスライドドアが普及したのは、「イージークローザー」という半ドアの状態から自動で閉まる機能や、スイッチひとつで開閉できる電動式が装備されるようになったことが大きいようです。

 現在はスライドドアの利便性が進化し、ダイハツ「タント」に採用される、Bピラーをリアドアに内蔵した「ミラクルオープンドア」など、大開口で乗り降りがしやすい設計のクルマもあります。

 また、都内を中心に普及が進んだトヨタの「ジャパンタクシー」は、スライドドアを採用する同社の「シエンタ」をベースとしています。

 東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を控え、国内外の多くの人に利用されることから、乗降性の良いタクシーが求められているといえます。

■スライドドアとヒンジドア、それぞれのメリット・デメリットとは

 乗り降りしやすいのがスライドドアの長所ですが、具体的にはどのようなところが便利なのでしょうか。

 ドアが前後にスライドするということは、狭い駐車場などでもドアが開閉しやすいということです。

 とくに、後部座席に座ることが多い子どもや高齢者は、周囲のクルマへの配慮より、自分の乗り降りに意識がいきがちですが、スライドドアのクルマであれば、自車も周囲のクルマも傷つける可能性が減少します。

 さらに、スライドドアを採用するクルマのほとんどが背の高いスタイルであるため、上半身をかがめて乗り降りするヒンジドア採用車と比較すると、確かに乗り込みやすいといえます。

 また、スライドドアは電動化しやすいのも大きなメリットといわれており、リモコンキーや運転席周辺のボタンで開閉できます。

 チャイルドロック使用時は車内からドアを開けることはできませんが、ドライバーの判断で開閉できれば、子どもや同乗者の誤動作を抑制することができます。

 一方で、スライドドアにも短所はあります。背の高いクルマはドアの面積が大きくなり、結果としてヒンジドアよりもボディ剛性が低下することもあります。

 また、フロア高が高い車種では、スライドドアは大きく開くものの、乗り込むときにステップが必要なものがあります。足を上げづらくなった高齢者にとっては、乗り降りが大変だと感じることがあるようです。

 最近の軽ハイトワゴンなどは、軽の規格ギリギリまでボディサイズを拡大しています。広い室内を特徴としており、頭上の空間も余裕があることから車内での居住性は問題ありませんが、一部のクルマは開口部が思ったより大きくないケースもあります。

 体の大きい人や歩行器などを使用している場合は、開口部が十分でないと乗り降りに苦労することも考えられます。

 対するセダンやSUVなどでは、ヒンジドアが主流です。ヒンジドアのメリットとは、どのようなところなのでしょうか。

 スライドドアを採用する場合は、ドアがスライドするレールを配置するための長さや平な面が必要となり、スクエアなボディスタイルになりがちです。

 グラマラスなスポーツカーなどは、スライドドアが装着しにくい構造で、逆にいえば、美しいボディデザインを採用するなら、ヒンジドアが適しているといえます。

 また、これはボディ下部の「サイドフレーム」と呼ばれるフロアボディのサイド部分の強度にもよりますが、やはりミニバンなどと比較すればセダンやSUVのほうがボディ剛性は確保しやすいです。

 キビキビした走りを楽しみたいならボディ剛性が必要ですし、それを確保しやすいのがヒンジドア採用車といえます。

 一方、ヒンジドアの短所は、ドアを開けるときに横方向のスペースが必要になり、狭い場所での乗り降りや荷物の出し入れがしづらいことがあげられます。

 自分でできることとして、狭い場所に駐車する前に後部座席から降りたり、荷物はトランクに載せるなど、工夫することで対応できる部分も多いです。

 また、ほとんどの車種のヒンジドアは電動化されておらず、手動でドアを開閉します。これは、横方向のスペース確保の問題とも関係しますが、むやみにスイッチを操作してドアが開いてしまうと、ドアをぶつける可能性が高くなるといえるでしょう。

 ヒンジドアが電動化された車種はごくわずかですが存在しており、超高級車のロールスロイスなどで採用された事例もあります。

※ ※ ※

 後部座席に座る人の体格や年齢、体の自由度(怪我などで足が使えない場合など)によっては、スライドドアよりもヒンジドアのほうが乗り降りしやすいと感じることもあります。

 スライドドアとヒンジドアにはそれぞれ長所と短所があるように、どちらが優れているということではなく、クルマの使い方や乗る人に適したものを選択するのがよさそうです。

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