中古車購入単価は155.0万円で、前年より19.5万円増加
「カーセンサー中古車購入実態調査2021」によると、2021年中古車市場規模は調査開始以来最大に。
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中古車市場規模(推計)は、昨年コロナ禍の影響を受け初めて減少に転じたが、コロナ禍2年目となる今年は回復。調査開始の2015年以降、過去最大となった。
昨年は、公共交通機関に代わる日常の安全な移動手段として、即決しやすい100万円未満での購入層が増加。対して今年は、200万円以上の価格帯で購入する層が増えた。
ボディタイプ別では「軽自動車」の割合が減って「クロカン/SUV」が増加し、購入単価を引き上げている。ウィズコロナ時代では、自由で安全な移動手段としてのクルマ利用に加え、昨年よりも趣味・嗜好に沿うクルマを購入する動きが活発になった。
購入までの検討期間の平均日数は、大幅に短縮した昨年と変わらず「40.4日」となり、調査開始以降最も短い日数だった。調査期間中は緊急事態宣言が発令されていた期間とも長く重複しており、引き続きオンラインでの検討を組み合わせた最小限の行動での購入が促進されていることが推察される。
20~30歳代の購買行動が今後の注目ポイント
今回、年代別に結果をひも解いていくと傾向の違いが見えてきた。“若者のクルマ離れ”ともいわれて久しいですが、中古車市場において購入台数が最も多いのは20歳代、そして30歳代が続く。
また、購入単価も20-30歳代は、40歳代以降のどの年代よりも高くなっている。
さらに、前回購入したクルマの乗車期間は20代は3.9年、30代が5.4年とこちらも全体平均の6.1年より短い期間で乗り換えていることが分かる。
つまり、単価の高いクルマを早いサイクルでたくさん購入しており、“若者は中古車市場ではエース”と言える存在。今後も人生の中で運転と購入を繰り返すことが考えられるため、市場への影響を大きく与える世代として特に注目すべきだろう。
コロナ影響による短期的な中古車需要と中長期的で不可逆なトレンドの変化
自動車業界全体としてはコロナの影響と合わさって半導体不足が大きな問題となっている。
人気モデルを新車で購入する場合は、数カ月の納車待ちが当たり前となってきている。
一方の中古車市場では近年、試乗車や登録済み未使用車、残価設定ローンやリースなどを終えた年式の新しい車の数が増えているため、従来の新車派からも中古車が注目を浴び始めている。
世の中的にもサステイナブルな機運の高まりにより、リユース品への抵抗が低減。今後、中古車購入は「賢い消費」や「優しい消費」として、よりその価値が見直されることが予想される。
調査概要 (中古車購入実態調査2021)
調査目的 中古車購入者/検討者の意識や行動の把握
調査方法 インターネットによる調査
調査期間 一次調査:2021年8月5日(木)~2021年8月19日(木)
二次調査:2021年8月12日(木)~2021年8月20日(金)
調査対象 一次調査:全国18歳~69歳の男女 ※沖縄県を除く(株式会社マクロミルの登録モニター)
二次調査:一次調査において「直近1年以内に中古車を購入した人」および「直近1年以内に中古車の購入を検討した人」
回収数 一次調査:200,000件
構成/ino.
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みんなのコメント
「若者のクルマ離れ」「若者は貧乏」「若者はクルマなんかにカネかけない」
、、、マスコミや世間で、特にデータやエビデンス無く語られる定説がどれだけテキトーかわかりますね!
安くて納車が早い中古車が人気なのは確か。
近所の中古車展示場がスカスカなのも
うなずける。