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三菱自動車がアウトドアの楽しみ方を提案! 新型SUVから自転車まで編集部が体感した

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三菱自動車がアウトドアの楽しみ方を提案! 新型SUVから自転車まで編集部が体感した

 まさかの台風直撃のために中止となってしまう……

三菱自動車が1991年から主催している「スターキャンプ」は、今年で16回目の開催となる。開催しない年がありながらも、毎回募集人数を超える申し込みがある人気イベントだ!

【試乗】グイグイ曲がる! 三菱エクリプスクロスのSUVらしからぬ走りに心酔

しかしながら、7月28日~29日に開催される予定だった「スターキャンプ2018 in 朝霧高原」は台風12号の影響で中止となってしまった。参加者の安全を考慮した結果だ。

取材陣はイベント前日から朝霧高原に入り、今年3月に発表された新型モデル「エクリプス クロス」の試乗と、実際のアウトドアシーンを想定したキャンプセットを取材。さらにパナソニック製電動アシスト自転車(e-bike)を体感することができた。レポートをお届けしたい。

 大人3名乗車でもストレスなく加速してくれる!

簡単にエクリプス クロスについて振り返ると、2017年2月のジュネーブモーターショーで世界初公開。その後はスターキャンプや東京モーターショーなどでプロトタイプが展示され、一般の方も発売前から注目していた1台だろう。

今回試乗することができたモデルは、3グレードあるなかで最も上級なグレード「G Plus Package」の4WDモデル。

ちなみにベースモデルのGグレードから追加・変更される装備は、スマートフォン連携ディスプレイオーディオ/タッチパッドコントローラー/マルチアラウンドモニター/後側方車両検知警告システム(レーンチェンジアシスト機能付き)/後退時車両検知システム/LEDターンランプ付き電動格納式ドアミラーとなっている。

ドアを開けてシートに座るときに気付いたのは、まずサイドシルの段差が少なく足首が引っかからないこと。また、ドアが大きく解放するため乗り降りがしやすい。こういう細かいところの気配りが、乗る前から嬉しい。さらに、アイポイントの高さとボンネットのエッジのおかげで車幅感覚がつかみやすそうだ。

早速エンジンをかけてギアをドライブへセレクトして発進すると、1.5リッターとは思えないストレスフリーな加速をする。今回、姉妹誌CARトップと合同試乗ということもあり、大人3人が乗車するという状況だがそれでも最大出力150馬力、最大トルクは240N・mを発生する直列4気筒ターボに不満はない。急坂でここ一番のパワーがほしいときも、アルミ製パドルシフトで一段ギヤを落とすことでグンと加速してくれる。

帰りは優雅に後部座席で出発地点のキャンプ場まで移動したが、少しだけ本音を言わせてもらえるならば路面からのゴツゴツ感が大きいかもしれない。

 電動自転車はまるで後からけとばされているかのような加速

今回、アクティブにクルマを楽しむ使い方を提案するため三菱自動車が持ち込んだのは、パナソニックから発売されているスポーツタイプの電動アシスト自転車。7月2日に発売されたばかりのXシリーズの新モデルとなる「XM2」を借りて会場をサイクリングしてみた。

国内初となる内装2段階変速機能付きマルチスピードドライブユニットを採用。12Ahの大容量バッテリーを搭載したことで、高い走破性を実現したという。話を聞くより、まずは乗ってみて! という言葉の通り、自転車にまたがりヘルメットを被ると説明員から「走り出しはとくに気を付けてください! ペダルに足を乗せる程度から進んでください」と言われた。指示通りにペダルに足を乗せるとスルスルーと動き出す。クルマのイメージで例えるならば、排気量の大きいAT車のクリープ現象のような感じだ。

まずはへっぴり腰のままゆっくりをペダルを漕ぐ。びっくりするほど効くブレーキを上手く調整しながら砂利の坂道を下り、そのままUターンをして少しきつい坂を上る。ママチャリでは息切れがしそう……という場面でも、まだ自転車に乗れずに父親に後から押してもらったかのようなアシストが入り疲れ知らずで上っていく。

今度は調子に乗って、ギヤを2段重くしてグッと足に力を込めると、まるで後ろから蹴飛ばされているような加速を見せた。「こ、これは面白い……」と終止ニヤニヤしてしまった。説明員によると、「しばらく乗っていると坂を上っているときになぜ皆さん笑顔になるんです。昔、味わった楽しみをモーターの力でアシストしてもらい、体力が落ちても自転車で楽しめることがe-bikeの魅力だと思います」と話してくれた。なるほど、気付かないうちに、その魅力にまんまとハマってしまったわけだ。

価格は1台30万円となるが、それでもこの加速感と出先でサイクリングできる行動範囲の自由が増すことを考えると安い気がする。なにより嬉しいのは、アウトランダーPHEVにタイヤを外して積み込むことができ、自転車のバッテリーがなくなっても、アウトランダーPHEVに備える100V電源から充電できるということ。これは三菱のSUVだからこそできる魅力だ。

 デリカD:5に設定された夏仕様の特別仕様車にも注目!

すでにご存じの方も多いと思うが、三菱自動車から特別仕様車として「デリカD:5 ジャスパー」が5月17日より発売している。夏の山や森林をイメージしたディープシーグリーンマイカがとてもしっくりくる色合いとなっている。

搭載するパワーユニットの最大出力は148馬力ながら、最大トルク360N・mを発生するディーゼルエンジン。昨年の冬に特別仕様車のシャモニーに試乗させていただいたが、凍結した峠道でもグイグイ上っていく感覚は今でも覚えている。

このクルマで、キャンプに行くも良し、川遊びも良し、都会っぽい雰囲気のところでも映えること間違いなしのデリカD:5「ジャスパー」の車両本体価格は357万480円~393万6600円(税込み)となっている。

 さて、次回のスターキャンプは9月1日(土)~2日(日)(残念ながらすでに受け付けは終了)に宮城県・吹上高原で行われる。三菱車以外でも参加可能なスターキャンプ。来年は、ぜひ申し込んでみてはいかがだろうか。

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