BMWアルピナB3/B4 GT
GTの呼称は、アルピナの中でもっとも理想的なモデルを表す略称であり、ニューB3/B4 GTにより、アルピナは他とは一線を画す、エクスクルーシブなモデルの長き伝統を引き継ぐと語る。
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爆発的ともいえる動力性能、卓越したドライビング・パフォーマンス、俊敏なダイナミクス、そしてアルピナだけが持つ独特のドライビング・コンフォート。
非凡な他に並ぶもののないその感覚は、ブッフローエのファクトリーで伝統的なクラフツマンシップによって実現された特別なディテールによって創られおり、このアルピナGTファミリーの最新モデルは、単なる自動車を超えた存在であり、世界中のエンスージアストに、鮮烈なインスピレーションを与えるものであるという。
BMWアルピナB3/B4 GTは予約注文を受け付けており、日本導入時期は2024年末を予定する。
メーカー希望小売価格(税込)
BMWアルピナB3 GTリムジン:1600万円
BMWアルピナB3 GTツーリング:1670万円
BMWアルピナB4 GTグランクーペ:1660万円
さらなる高出力、スリリングなパワーデリバリー
BMWアルピナ3シリーズおよび4シリーズに搭載され、そのスムーズな出力特性で高い評価を得ている3L直列6気筒ビターボ・エンジンは、このGTバージョンではさらに34psの出力向上を果たし、529psと74.4kg-mを発揮する。
アルピナのエンジニアは、開発車両で数え切れないほどのベンチテストと実走行を行い、あらゆる走行状況においてパフォーマンスを発揮できるよう独自のエンジン・マッピングをさらに見直した結果、市街地でのスムーズな加速や高速道路での全開全負荷時など、ドライブトレーンの優れた特性を際立たせているという。
8速スポーツ・オートマチック・トランスミッションと可変式の全輪駆動システム、電子制御式リア・リミテッド・スリップ・ディファレンシャルとの組み合わせにより、増大したパワーが効率的にドライビング・ダイナミクスに変換され、パワートレインはGTの名に恥じないキャラクターに合わせ、トランスミッションのプログラムもまた出力向上のポテンシャルに合わせて変更された。
精度感と快適性、そしてダイナミクス
B3
B3 GTは、BMW 3シリーズのアップデートの恩恵を受け、リア・ダンパーとボディ結合部の剛性を高めるなどしてドライビング・ダイナミクスをさらに向上させたと発表された。
エンジンフードを開けると目にすることができるアルピナのドーム・バルクヘッド・レインフォースメント・ストラットはフロントエンドの剛性をさらに高め、ステアリングの精度を著しく向上させる。
B3 GTリムジンには、より高いレートのリア・スタビライザーが装備され、ロールのコントロール性とステアリング・レスポンスがアップしている。
アルピナとして、ドライビング・ダイナミクスを向上させた結果、乗り心地が損なわれることは許されないと彼らは強調し、そのようなことがないように特別な注意が払われ、そのためにアルピナのエンジニアは新しいショック・アブソーバーを選択した。
ドライビング・ダイナミクスを向上させる高い剛性と精度の車体が発するフィードバック、メッセージは、アルピナ・ブランドの特徴である優れた乗り心地と落ち着きとに密接に結びついている。
B4 GTグランクーペ
B4 GTのアジリティをさらに高めるために、新たにシャシーとサスペンション・セットアップが開発された。フロント・アクスルには、マウントが強化された新しいスタビライザーが採用され、動作の精度を高める。
このため、可変スポーツ・ステアリングとアクティブ・ダイナミック・ダンピング・コントロールのセットアップも大幅に変更され、リア重視の完全可変の四輪駆動システムと電子制御式リミテッド・スリップ・ディファレンシャルの新しいセッティングは、さらなる鮮烈なドライビング・エクスペリエンスの提供とハンドリングの正確性をもたらしたという。
外観とカラーバリエーション
パワフルな外観
エクステリアにおいてB3 GTおよびB4 GTは、特別なGTモデルであることを明示する複数の特徴を備えた。
小さなカナードとスプリッターによって、その存在が強調されているロゴ入りのフロント・スポイラーは、新デザインのリア・ディフューザーと組み合わせることで、フロントとリヤの総合的なエアロダイナミクスのバランスが高まったと彼らは語る。
なお、GTモデルのリア・ディフューザーは、ブラックのハイグロス仕上げとし、テールパイプもブラック仕上げとなる。
グランクーペのフロントエンドは、内部構造が一新されたニューBMW 4シリーズのヘッドライトによって先進的な印象が強調されている。
オプションで選択可能なアダプティブLEDヘッドライトは、リアに立体的なライト・グラフィックを備えた新しいBMWライト・デザインを採用した。
B4 GTグランクーペには、オプションの3ACトウバーと組み合わせて、ブラック・ハイグロス仕上げのアルピナ標準ディフューザーが装着される。
更にB4に装着されていたモダンなデザインのアルピナ・オリジナルの20インチ鍛造ホイールが、B3 GTにも標準装備となった。
非常に繊細なスポークはダイヤモンド・カットが施され、ロック可能なホイール・ハブ・カバーに向かってスポークの立体感が強調されており、ホイールはGT専用のデザイン・カラーであるオロ・テクニコ仕上げ。リム部分には控えめに本モデル固有のGTのレタリングがシルバーであしらわれている。
カラーバリエーション
伝統的なアルピナ・ブルーとアルピナ・グリーンは、もっとも人気の高いアルピナ専用色であることは変わりないが、オロ・テクニコのエクステリア・デザインとも完璧に調和しているとアルピナは言う。
さらに、BMWインディヴィジュアルのソリッド・ペイント、ファッション・グレー/ブリュースター・グリーン/イモラ・レッドや、メタリック・ペイントのデイトナ・バイオレット/カーボン・ブラックもマッチングが良く、推奨のカラーウェイとなっている。
エクステリアには、モデル固有のGTレタリングが施されたオロ・テクニコ仕上げのクラシックなアルピナ・デコ・セットも選択でき、フロント・スポイラーのアルピナロゴは、同様にオロ・テクニコで仕上げられる。
インテリアとコックピット
オロ・テクニコ スポーティーにしてエレガント
インテリアでは、多くのディテールがGTのカラースキームを踏襲している。
オロ・テクニコは、アルピナ独自の最高級ラヴァリナ・レザーに手作業で仕上げられたステアリング・ホイールのステッチ、アルマイト処理されたアルミニウム製のアルピナ・スウィッチ・トロニック・シフト・パドル、そしてフロア・マットとラゲッジ・コンパートメント・マットのブラック・レザーの縁取りのステッチにも使用された。
控えめなGTのレタリングは、ドアシル・トリムと新しいスポーツ・ステアリング・ホイールに見られる。
新世代BMWコックピット・デザイン
モダナイズされた新しいコックピットには、アルピナの慣例に従って、個別のシリアル・ナンバーが記載された製造番号プレートがセンター・コンソールに取り付けられ、ブッフローエの製品であることの証明になっている。
エンジン・コンパートメント・バッジにも、このシリアル・ナンバーが刻印され、アルピナでは、新しいBMW 3シリーズおよび4シリーズと異なり、センターコンソールにクラシックなBMWのギア・セレクターを引き続き採用することになったという。
運転支援システムとしてはB4 GTグランクーペにはBMWドライビング・アシスタント・プロフェッショナルが標準装備される。
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