■国内では地味? しかし北米では高い人気を誇る「カムリ」
1980年、トヨタはオーソドックスなミドルクラスの4ドアセダン「セリカ カムリ」を発売しました。
ホンダ新型「アコード」ちょいワルセダンにフルモデルチェンジ! 2020年初めに国内発売へ
当時、販売増を狙って店舗の多チャンネル化を進めていたトヨタにおいて、カムリは多くの販売台数を誇る「カローラ」の上級車への乗り換え需要や、カローラ系列店で販売されていたスポーティーカー「セリカ」ユーザーが、年齢と共にセダンへの乗り換えが増えていくため、店舗につなぎとめるための車種といわれていました。
初代はFRで、2代目からはFF化され「ビスタ」の兄弟車となります。広い室内が特長のトヨタを代表するミドルクラスのセダンとなり、以降はモデルチェンジを繰り返すことで輸出先の北米市場では人気車種となりました。
そして、2017年に登場した現行モデルの10代目は、高級かつスポーティなセダンとして販売されています。
誕生から40年経った「カムリ」にはどんな変化があったのでしょうか。そこで、初代と最新モデルを紹介します。
●4ドア版「セリカ」として生まれた初代「セリカ カムリ」
1980年に登場したセリカ カムリは、当時の「コロナ」や「カリーナ」と同じ1.6リッターと1.8リッターの直列4気筒OHVエンジンを搭載した、FR駆動のミドルクラスのセダンとして発売されました。
ボディサイズは全長4445mm×全幅1645mm×全高1390mmと、いまとなってはコンパクトセダンのようなサイズです。
基本コンポーネントはトヨタ店系列で販売されていた2代目「カリーナ」の流用でしたが、カローラ店系列で販売されていた「セリカ」と共通のデザインを採用したホイールや、「セリカXX」に似た「T」の文字をイメージしたフロントグリルなどで、セリカの4ドア版であることをアピール。
実際にコンセプトは都市型のスポーティセダンとなっていました。
しかし、当時のセリカはDOHCエンジンを搭載した高性能モデルだったのに対し、カムリはセリカの名前を冠しているのに実用車向けのOHVエンジンしか用意されず、スポーティとはいいがたい状態でした。
そこで、発売から数か月遅れて「セリカ2000GT」と同じ最高出力135馬力の2リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、スポーツドライビング用に強化された4輪独立懸架サスペンションと4輪ディスクブレーキを備えた「セリカ カムリ2000GT」が追加されました。
トヨタも「トヨタ2000GT」と比べる広告展開をおこない「4ドアスポーツの真髄」とまで謳ったほどです。なお、セリカ カムリ2000GTは販売期間が2年弱と台数も少ないために、現在では非常に希少なクルマです。
その後、前述のとおり2代目以降はFF化され上級サルーンへと変わりましたが、同時期のセリカや2代目「MR2」と同じトヨタのスポーティエンジン「3S-G型」を搭載するグレードも設定され、「GT」のネーミングが与えられていました。
●スタイリッシュでスポーティさが強調された10代目
2017年に登場した10代目カムリは、トヨタブランドのFFセダンで最上級モデルです。重心高を下げることで、同乗者にもやさしい横揺れの少ない乗り心地と、安定した高速走行を叶えるとともに、スポーティな走りを予感させるスタイリングに生まれ変わりました。
デザインの特徴としては、フロントフェイスにトヨタのデザインコンセプトである「キーンルック」が採用され、大きな開口部があるバンパーとなっています。
ボディサイズは全長4885mm×全幅1840mm×全高1445mmと、主戦場の北米を意識して大柄ですが、この大きさを上手に利用した伸びやかで流麗なフォルムは、美しさを感じさせます。
パワーユニットは全グレードがハイブリッドとなっており、エンジンは2.5リッター直列4気筒DOHC直噴エンジンで、バルブの開閉タイミングを最適制御する「VVT-iE」を採用。最高出力178馬力と最大熱効率41%に達する燃費低を高次元で両立しています。
ハイブリッドシステム「THS II」には最高出力120馬力の「3NM」型モーターが組み合わされ、システム出力は211馬力を誇り、JC08モード燃費33.4km/Lの低燃費(グレード「X」)を達成しています。
また、「レーダークルーズコントロール」、「プリクラッシュセーフティ」、「レーンディパーチャーアラート」、「オートマチックハイビーム」などの4つの先進安全装備を備え、安心かつ安全な上級セダンとなりました。
そして、2018年8月には「WS」グレードが追加されました。フロントフェイスのデザインが大きく変化し、よりスポーティな装いとなっています。
※ ※ ※
初代と最新モデルのカムリは40年もの隔たりがあり、当然のように動力性能や環境性能、安全性が飛躍的に進化しています。
一方で、「都市型スポーティセダン」という初代のコンセプトは、上手く引き継がれているのではないでしょうか。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
世の中、空前のミニバンブーム
若い世代は買わないだろうね
クルマに対する価値観が変わってしまった。