現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > シーズンもいよいよ終盤戦に突入! 雨でレース戦略が難しい中、「muta Racing GR86」が今季初優勝! スーパーGT第6戦SUGOラウンドGT300レポート

ここから本文です

シーズンもいよいよ終盤戦に突入! 雨でレース戦略が難しい中、「muta Racing GR86」が今季初優勝! スーパーGT第6戦SUGOラウンドGT300レポート

掲載 更新 3
シーズンもいよいよ終盤戦に突入! 雨でレース戦略が難しい中、「muta Racing GR86」が今季初優勝! スーパーGT第6戦SUGOラウンドGT300レポート

ランキングはリアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rがトップをキープ

2022シーズンのスーパーGTも残り3戦となりここから終盤戦。ランキング上位チームはそろそろシリーズチャンピオン争いを想定したレース戦略がカギを握る展開となってくる。第6戦のの舞台となったのは"杜の都"仙台にほど近いスポーツランド菅生で、9月17~18日に「SUGO GT 300km RACE」が開催された。

惜しくもノーポイントだったがまだまだシリーズタイトルはあきらめない!【BMW Team Studie監督「鈴木BOB康昭」のSUPER-GT参戦記】第5戦鈴鹿ラウンド編




スタート時にはサーキットにはパラパラと雨が降り始め、気温28度、路面温度は36度というコンディションの中、約300kmの84ラップで争われる決勝レースの火蓋が切られた。

【画像66枚】雨に翻弄された第6戦の模様はコチラ

レース序盤はポールポジションの#61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がトップを守り、予選3、4位の#87 Bamboo Airways Lamborghini GT3(松浦孝亮/坂口夏月)と#88 weibo Primez Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が追いかける展開となる。その後方では#60 Syntium LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)と#65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)、#25 HOPPY Schatz GR Supra(松井孝允/野中誠太)、#55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)らが激しい5番手争いを繰り広げる。

その後、12周目に入ると一時は止んでいた雨が強くなりはじめ、路面はウェットコンディションへ。ここで多くのチームががピットインしてウェットタイヤへ交換していくが、天候が回復することを想定した#88と#7 Studie BMW M4(荒聖治/アウグスト・ファルフス)、#10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき)、#11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信/石川京侍)はスリックタイヤで走り続けることに。ここではニュルでスリックタイヤでのウェット路面の走行に長けているアウグスト・ファルフスがウェット勢を続々とオーバーテイクし、#7がトップに浮上する。




スリックタイヤ勢は、ドライバー交代が可能となるレース周回の3分の1近くまで引っ張ってピットに向かい、ウェットタイヤに交換するが、39周を過ぎたあたりで雨が弱まり路面はドライに。この状況から、上位陣ではいち早く#61やシリーズランキングトップの#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)、#10、#11などがスリックタイヤに交換していった。




そんな中、予選13位の#2 muta Racing GR86 GTは14周目にウエットタイヤに替えると、そのまま加藤寛規が走行を続けルーティンのピットインを遅らせる作戦に。するとライバル達のピットインもあって36周目には2番手以降を大きく引き離してトップを奪還する。




トップ#2は49周目にピットインすると、堤優威に交代し、雨が弱くなっていたことでスリックタイヤを装着してコースイン。トップのまま戻ることに成功し独走状態でフィニッシュを目指す。

しかし、残り10周になるというところで、またも雨が強くなり始める。このスリッピーな路面で#11と#10の2番手争いが激しさを増し、その後方では#7と#56、さらに#65の3台によるバトルも展開された。

その後、大きなリードを築いていた#2 muta Racing GR86 GT(加藤寛規/堤優威)が、難なく逃げ切って今季初優勝。これは今季デビューのTOYOTA GR86にとっても、嬉しい初勝利となる。2位争いは最後まで激しいバトルが展開されたが、#11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信/石川京侍)が2位に入り、#10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき)は3位となった。




一方4位に#56 リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が入ったことで、ドライバーランキング1位をキープ。2位は4ポイント差で、#10の富田/大草組、3位は#11の安田/石川組がつけ、GT-R NISMO GT3勢がトップ3を占めることとなった。

スーパーGT公式HP https://supergt.net/

関連タグ

こんな記事も読まれています

日産「新型“超凄い”スカイライン」まもなく登場! 420馬力の“史上最強”モデルはまさに「集大成」! もはや「次期型」に期待な“NISMO”実際どう?
日産「新型“超凄い”スカイライン」まもなく登場! 420馬力の“史上最強”モデルはまさに「集大成」! もはや「次期型」に期待な“NISMO”実際どう?
くるまのニュース
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
日本のキャンピングカーは仕上がりが違う! 知られざる「キャブコン」の製造工程とは
WEB CARTOP
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
首都高つながらない「関越道」どう行く? 渋滞を“まるっと避ける”マル秘ルートとは “練馬から正面突破”は最悪?
乗りものニュース
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
テインの純正互換ショック「EnduraPro」シリーズに『カローラ』『シエンタハイブリッド』など6車種の適合が追加
レスポンス
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
メルセデスF1、トモダチ改造計画でW15を“ドライバーの味方”に「改善のためにマシンをいじめ抜く」
motorsport.com 日本版
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
@DIME
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
高速道路で「人が旗振ってる!」意味わかりますか? 見かけたらそこは「危険」
乗りものニュース
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
軽自動車の「白っぽく見えるナンバー」なぜ増えた? 軽であること隠したい!? 導入7年「図柄入りナンバー」の現状は?
くるまのニュース
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
61年の歴史で初 ハイブリッド化されたポルシェ改良新型「911」に熱視線! SNSでの反響とは?
VAGUE
【試乗】新型シトロエンC3は革命を呼びかけるヤバいクルマ! 日本上陸前に本国でBEVの「ë-C3」に乗った!!
【試乗】新型シトロエンC3は革命を呼びかけるヤバいクルマ! 日本上陸前に本国でBEVの「ë-C3」に乗った!!
WEB CARTOP
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月9日~6月815日)
モーターマガジンMovie 週間視聴回数BEST5 プラス1(2024年6月9日~6月815日)
Webモーターマガジン
東急バス「バス以外の交通手段」に参入 チャリもクルマもライバルじゃない “相乗効果”狙う
東急バス「バス以外の交通手段」に参入 チャリもクルマもライバルじゃない “相乗効果”狙う
乗りものニュース
アウディがプレミアムミッドサイズSUVの特別仕様車「Q5/Q5スポーツバック Sライン ダイナミックエディション」を発売
アウディがプレミアムミッドサイズSUVの特別仕様車「Q5/Q5スポーツバック Sライン ダイナミックエディション」を発売
@DIME
新型プリウス、クラウン、シエンタ、日産サクラで便利に使えるライティングアイテム【特選カーアクセサリー名鑑】
新型プリウス、クラウン、シエンタ、日産サクラで便利に使えるライティングアイテム【特選カーアクセサリー名鑑】
レスポンス
400馬力! スバルの美しすぎる「スポーツクーペ」が凄い! パワフルな「ツインターボ×四輪駆動」搭載! ガバっと開く「斬新ドア」採用した「B11S」とは
400馬力! スバルの美しすぎる「スポーツクーペ」が凄い! パワフルな「ツインターボ×四輪駆動」搭載! ガバっと開く「斬新ドア」採用した「B11S」とは
くるまのニュース
ヨス・フェルスタッペンがオーストリアGPでレッドブルRB8をデモランへ。息子マックスとの”共演”が実現?
ヨス・フェルスタッペンがオーストリアGPでレッドブルRB8をデモランへ。息子マックスとの”共演”が実現?
motorsport.com 日本版
大学への通学2時間でドラテク磨き!「若者のクルマ離れ」がウソのような「軽自動車レース」に青春を捧げた20代男子の英才教育とは
大学への通学2時間でドラテク磨き!「若者のクルマ離れ」がウソのような「軽自動車レース」に青春を捧げた20代男子の英才教育とは
Auto Messe Web
日産ローレルHT2000SGX(昭和47/1972年4月発売・KHC130型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト069】
日産ローレルHT2000SGX(昭和47/1972年4月発売・KHC130型)【昭和の名車・完全版ダイジェスト069】
Webモーターマガジン

みんなのコメント

3件
  • タイトルが違いますヨ。鈴鹿で雨降ったか悩んでしまいました。本文で菅生と書かれてるんでミスと気づきましたが。
  • ほぼ毎レース、後ろからぶつけてレース進行の邪魔をしてファンは冷めています。
    モータースポーツファンが減ってしまう要因でもあると思いますよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.6392.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

215.9798.0万円

中古車を検索
GR86の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

291.6392.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

215.9798.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村