伝統のRALLIARTがいよいよ復活へ！ 東京オートサロンに三菱がSUVとEVの2台をワールドプレミア!!

　1月14日開催の「東京オートサロン2022」（千葉市の幕張メッセで開催）で、三菱は2台のコンセプトカーと5台のカスタムモデルを出展した。

　目玉は何といってもワールドプレミアとなったSUVの「VISION RALLIART CONCEPT」、そして軽EVの「K-EV concept X Style」の2台だ。詳しく紹介していこう。

文／ベストカーWeb編集部、写真／西尾タクト、三菱自動車、ベストカーWeb編集部

[gallink]

■VISION RALLIARTはアウトランダーPHEVがよりスポーティに！ より圧倒的存在感!!

●VISION RALLIART CONCEPT

三菱ラリーアート復活の先陣を切るVISION RALLIART CONCEPT

　すでに昨年の段階で三菱はラリーアートブランドの復活を宣言していたが、その尖兵を務めるのがこのコンセプトモデルだ。新型アウトランダーPHEVをベースに、ラリーアートの新しい可能性について表現したモデルだという。

　三菱がこれまでランエボやパジェロといったラリーアートでのレース活動で蓄積してきた知見が注ぎ込まれており、三菱ならではのエンジニアリング技術にクルマ作りへの情熱を結集してプレミアムな圧倒的存在感をテーマにしている。

　なかでも大きく張りだした前後のオーバーフェンダーや前後バンパーによる重厚感とボリューム感のある筋肉質なフォルムは魅力的。ボディカラーには光の当たり具合によってブルーのハイライトが浮かび上がってくる凝ったマットブラックを採用し、走りの面ではワイドトレッド化と22インチ大径ホイールを装着。

　さらに強大なモータートルクを受け止めるストッピングパワーとして、ブレンボ製大径ブレーキ対向6ポッドキャリパーを採用している。走る、曲がる、止まるといった挙動のレベルが高められており、正式にアナウンスこそされていないが、まさに今から市販化が待ち遠しい1台となっている。

■新世代軽EV＆RALLIARTでさらに魅力的になったSUVも

●K-EV concept X Style

2022年度初頭発売予定の軽EVのコンセプトK-EV concept X Style

　2022年度初頭発売予定の軽EVのコンセプトモデルで、ベースとなったのはeKクロス。軽ならではの取り回しのよさと、滑らかで気持ちのいい加速と静かで上質な乗り心地が特長となるEVに、先進安全運転支援機能やコネクティッド機能を加えた三菱らしい新世代の軽EVとして送り出される。

　このコンセプトモデルならではの特徴として、アクティブなSUVテイストのエクステリアにはマットブルーと、EVのモーターコイルを連想させるカッパーの2色を組み合わせた2トーンカラーを採用。

　また、フロントバンパーやボディサイド、リアゲートには「X」のロゴをあしらい、軽ハイトワゴンモデルにEVの魅力を掛け合わせたことを象徴しているという。

　価格については未定だが、三菱側では補助金を入れて200万円ほどで購入できる価格設定にしたい意向のようだ。

●アウトランダーRALLIART Style/エクリプスクロスRALLIART Style

アウトランダーRALLIART Style（右）とエクリプスクロスRALLIART Style（左）

　三菱SUVの2台にRALLIART製パーツを装着したカスタムモデル。各々ボディカラーにはホワイトダイヤモンドを採用し、フロントとリア、サイドにはレッドのRALLIARTカラーを差し色として採用し、スポーティさを表現。

　さらにRALLIARTのロゴ入りサイドデカールとマッドフラップを装着。往年のRALLIARTテイストが感じられるモデルとなっており、ブラックのアルミホイールが足元を引き締めている。

■ひと味プラス！ ワクワクがとまらないカスタムモデルたち

●デリカ:5 Tough×Tough

RALLIARTパーツを装着して持ち味の『タフさ』を強調したデリカD:5 Tough×Tough

　デリカD:5にRALLIARTパーツを装着することで、デリカD:5の持つ「タフさ」をより強調したカスタムカー。

　ボディカラーにはブラックマイカ、さらにフロントグリルとフェンダーガーニッシュを装着することで全体をブラックで統一し、レッドのドアミラーとフォグランプガーニッシュを差し色に入れてスポーティさを向上させている。

　また、ショックアブソーバーとスプリングの変更によりリフトアップさせ、16インチアルミホイールやオールテレーンタイヤ、フロントガードにリアガード、マッドフラップの装着でタフなオフロードスタイルを表現。

　さらには2列目と3列目をフルフラットにするベッドキット、車中泊可能なルーフラックとテントを備えることでアクティブとタフさを兼ね備えたオフロード＆キャンプカースタイルを身上とする。

●アウトランダーWild Adventure Style

老舗アウトドアブランド「ogawa」とコラボしたアウトランダーWild Adventure Style

　三菱純正パーツと老舗のアウトドアブランド、「ogawa」とのコラボによって誕生したのが、このアウトランダーのカスタムモデル。

　ボディカラーは光の当たり方によって多彩な輝きを放つブラックダイヤモンドを採用し、フロントとサイド、リアのガーニッシュとリアスポイラー装着でスポーティさを向上し、サイドバーやリアバンパープロテクター、マッドガードの採用でSUVとしてのタフさを強調している。

　さらにベースキャリアやトレーラーヒッチメンバー、ogawaとコラボした純正アクセサリーのキャンプ用品を装備し、ワイルドなキャンプスタイルを表現した1台。

●ミニキャブMiEV B-Leisure Style

平日は移動式オフィスとして使え、休日はソロキャンプを楽しめるようにカスタムしたミニキャブMiEV B-Leisure Style

　軽商用車のミニキャブMiEVを、平日は移動式オフィスとして使え、休日はソロキャンプを楽しめるようにEVならではの給電機能を活用したカスタムモデル。

　ボディカラーは森林やキャンプをイメージしたモスグリーンにルーフのアイボリーを組み合わせた2トーンカラーで、EVを象徴する電源プラグやテントのデカールがボディサイドにあしらわれている。

　このほか、カーサイドタープやキャンプ用テーブルにソファといったキャンプ用品を組み合わせたアウトドアスタイルになっているほか、リアスペースをフルフラットにして居住性を高めてテレワークに必要なテーブルと座椅子、ラグマットなどを装備。

　さらに、駆動用バッテリー電力を利用できる「ミーブ・パワーボックス」を活用し、電気ケトルやコーヒーメーカー、PCなどの電化製品を屋外でも使用可能となっているという。

[gallink]

Comments

俺の期待したラリーアートじゃないけど仕方ないか……

斬新で個性的なところは国産車離れした印象受けたけど、ダイナミックシールドも見慣れて飽きつつある。
こんな荒削りな感じより、デリカみたくシェーバーな感じのほうが高級感出そう。