■庶民的で親しみやすい「シティ」復活なるか?
ホンダは電動化などの方向性を明らかにした発表会「2024 ビジネスアップデート」で、2026年に小型EVを投入すると発表しました。
これについて、SNSなどではさまざまなコメントが投稿されています。
【画像】超カッコイイ! これが「新型シティ」になる!? 画像で見る(75枚)
ホンダは2050年までにカーボンニュートラルを目指すために電動化戦略への取り組みを強化しており、2040年までにEV・FCEVの販売をグローバルで100%とすることを計画しています。
2022年4月に発表した「四輪電動ビジネスの取り組みについて」では、EV計画に関する中長期的な方針が明かされました。
続く2023年4月の「2023 ビジネスアップデート」発表会では、投入予定の具体的な新型モデルについて言及。
日本国内では「N-ONE」ベースのEVを2025年に、SUVタイプを含む小型EV2機種を2026年にそれぞれ発売することをアナウンスしています。
そして、2024年5月に発表された「2024 ビジネスアップデート」では、当初掲げた目標を変えずに、バッテリーの調達・生産の改革、EVへの資源投資といった具体的な行動目標を明示。電動化に対し引き続き、高い意欲を持って進めていくことが示されました。
さらに、電動モデルのラインナップでは、各市場でのニーズを鑑みた新型車を予告しており、そのひとつに「操る楽しさを際立たせた小型EV」を2026年に投入することをアナウンスしました。
具体的な車名や投入地域については明らかにしていませんが、従来の発表では、N-ONEベースのEV新型車を除き、投入モデルの具体的な特徴について示されなかったことから注目される存在です。
また、プレゼンテーション資料にはこの小型EVと思われるサイドのシルエット画像が添付されていますが、この形状はホンダが以前公開したコンセプトカー「SUSTAINA-C Concept(サステナシーコンセプト)」と類似しています。
サステナシーコンセプトは、2023年10月に開催された第1回「ジャパンモビリティショー2023」(以下、JMS)で世界初公開されたモデルで、3ドアハッチバックの小型ボディに電動パワートレインを搭載した、新時代のコンパクトカーを示唆するモデルです。
使用済みアクリル樹脂を再利用した車体は、素材由来のレッドの鮮やかなカラーとなっており、ブラックのバンパーと丸形ヘッドライト、傾斜の強いボンネットなどの個性的なスタイルが1981年登場のコンパクトカー「シティ」を想起させると話題になりました。
当時のシティはもともと、普及価格帯のベーシックモデルとして展開。
一方で、のちにターボを搭載しスポーティな走行を可能とした「シティターボ」もラインナップに追加されています。投入予定の小型EVの特徴と重なる部分もあり、「シティターボ」の再来ともあれば、ますます注目される存在です。
SNSなどではこの小型EVについて、憶測や希望的観測を含んださまざまなコメントが寄せられています。
「是非シティ復活で庶民的なEV車を!!」「シティ乗ってました。ぜひ復活して欲しい」など、当時のシティのような手軽なポジションを担うモデルを待ち望む人や、「ついでにオプションでEVモトコンポもあれば楽しいね!」と、シティとともにセットになっていた小型バイク「モトコンポ」の再来も期待する人もいるようです。
また、「インドで販売されてるシティを日本でも売ってくれ」「シティなら海外のベーシックモデルをいれるべき」と、国外専売車でエントリークラスのモデルとして展開しているシティをそのまま導入して欲しいという意見も。
さらに「ホンダe?」「販売終了したホンダeの後継機かな」と、2024年1月に生産終了したばかりであるホンダ初の量産EV「Honda e」の後継とする見方もあります。
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