ビジネスシーンでの生成AI活用、わずか4.9% 幹部と一般社員との乖離も インテージ調査

市場調査会社インテージがビジネスパーソン2万人を対象に実施したアンケート調査（2024年10月25～11月5日に実施）によると、勤務している会社や組織で生成AI（人工知能）を活用していると答えた人は4.9％にとどまった。また6割の人は所属している会社や組織全体で生成AIを導入する予定は無いと回答した。

従業員規模の大きい企業に所属し、職位が高い役職者になるほど生成AIの導入が進んでいることが確認された。調査結果について同社は、「職位の高いビジネスパーソンを中心に積極的な活用を試みる姿勢が見える」とした一方、「一般社員との意識のかい離とそれを埋めるアプローチも課題になる」と指摘した。

独自のメディアログデータを使い実施した利用実態調査では、消費者全体の生成AI利用率は24年9月時点で8.6％だった。徐々に高まっているものの、学生による利用が全体を押し上げており、「日常生活やビジネスシーンには浸透していない」（同社）という。