今季TOYOTA GAZOO Racingから世界耐久選手権(WEC)ハイパーカークラスに出場しているマイク・コンウェイは、6月6日(木)にサイクリング中にアクシデントに見舞われた。この怪我により、6月15日(土)から6月16日(日)に本戦を迎える今年のル・マン24時間レースを欠場することとなった。
アクシデントで肋骨と鎖骨を骨折したコンウェイの代わりに、7号車トヨタGR010ハイブリッドにはホセ・マリア・ロペスが乗ることとなった。
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ロペスは昨シーズンまで7号車GR010をドライブしていたものの、今季からニック・デ・フリーズにシートを奪われる形となったが、ル・マンで再び7号車に乗り、小林可夢偉、デ・フリーズとトリオを組むこととなった。
ロペスは2021年にコンウェイ、小林とル・マンを制覇。2019-20年シーズンにはWECドライバーズタイトルを獲得した。
ロペスは現在もトヨタと契約しており、今年はフランスのASPから87号車レクサスRC F GT3を駆り、エステバン・マッソンや木村武史とWECのLMGT3クラスに参戦してきた。
ロペスはこれまでの6年間、TOYOTA GAZOO Racingに所属し、旧LMP1クラスとハイパーカークラスに参戦。元々チームでの活動は2022年末で終了する予定だったものの、テスト兼リザーブドライバーから昇格予定だったデ・フリーズがアルファタウリ(現RB)でF1参戦のチャンスを掴んだため、ロペスは2023年も7号車GR010をドライブしていた。
6月7日(金)の午後に発表されたトヨタの声明には、コンウェイの怪我の詳細や経緯、復帰までの期間については触れられなかった。
また、現在チームでテスト兼リザーブドライバーを務める宮田莉朋ではなくロペスがコンウェイの代役として起用されたが、宮田は今季のヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)参戦プログラムの一環として、クールレーシングからル・マン24時間レースのLMP2クラスに出場することが決まっている。
なお、ロペスの87号車RC F GT3後任ドライバーは発表されていない。
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