ワーゲンオフローダー型からバギーチャンプ型まで!
●実はオフィシャルの足グルマ!
「鮮やかなライトブルーで塗装されたFD3Sブラザーズ!」アリーナの技術力を示す2台のデモカーにズームイン
実際は実車があって電動RCカーが誕生したんだけど、感覚的にはその逆で「うおっ、タミヤのワーゲンオフローダーそのまんまじゃんかよ!!」と、えらく感動した1台。と同時に、小学生んときジイちゃんに買ってもらったオリジナル版が、いまは実家の押入れで眠ったままになってることも思い出した。サフェーサー吹きっぱふうのボディカラー、フロントフード両端に構えたシビエのフォグランプ、ルーフキャリアなどがイイ味出しまくり。
4本のEXマニが集合したあと、マフラーが下方向に取り回されてるからリヤビューはおとなしめ。「やっぱマフラーは上に向かって突き出しててほしいよね!」というのが勝手な感想だったりする。
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●サイドストライプが70年代風?
ヘッドライト位置はノーマルのまま、フェンダー加工したタイプ。サスストロークが伸びてるようで、フロントのフェンダーアーチも上方向に拡大されてる。これまたフォグランプにフールキャリアを装備してて、オフロードマシン感を高めてる。色あせたイエローのボディに、ちょっとヤボったい(失礼!)黒&赤のサイドストライプがアメリカンな感じ!?
リヤ周りはフェンダーとエンジンフードの下半分をカット。ムリクリ装着した感のあるサイレンサーがほほえましい!
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●ビートル=かぶと虫というよりフロッグ=カエルっぽい…
フェンダーを取っ払ったところにヘッドライトをステーで固定した、こんな個性的なフロントマスクもアリ! よく見ると、その下にクラクション、ナンバーの両脇にはちゃんとウインカーも取り付けられてたりする。ただ、ホイールもタイヤもノーマルっぽいから、オフロードマシンというよりカスタムマシンという方がシックリくるかも。
マフラーは上に突き出してるけど、なぜかエンド部にはフタがついてる!? 走りながらパカパカするのか? それともイタズラ防止?? その真意は不明…。
フロントマスク同様、リヤビューもかなり個性的。汎用だか他車種用だかのテールランプを移植して、リヤフェンダーを大胆にカットだ!
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●なにげにワイドフェンダーか?
これまたヘッドライトを寄り目にしないでノーマルの雰囲気を残してる1台。というか、タミヤのワーゲンオフローダー的なスタイルの方が少数派ってことだ。それはともかく写真を見る限り、前後ともワイドフェンダーに交換されてる感じ。後ろ向きの写真をイエローの1台と見比べてみると、違いがわかるハズなんだけど…う~ん、微妙かも。
横長サイレンサーに細いテールエンドは、おそらくノーマルマフラー。気になるのは内側に向いちゃってるテールランプで、もしかして左右間違って装着してんのかな?
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●機能を追求した究極のカタチ
飾りっ気がまるでなく、スパルタンな雰囲気が満点! ここまでバギーチャンプにクリソツな1台があるとは思ってもみなかった。実は肝心のエンジンを撮り忘れてたりするんだけど、空冷フラット4が搭載されてると信じたい。サスペンションはフロントがダンパー+トーションスプリング、リヤがダブルダンパー+ツインコイルスプリングという仕様。いま気がついたけど、よく見たらコレ、タミヤの“ワイルドワン”に似てなくもない…かも。
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●小径タイヤがコミカル!
サスアームの細さから想像するにかなり軽く仕上がってるようで、イメージとしてはバギーチャンプというよりむしろ“グラスホッパー”か? サス形式はフロント・ダブルウィッシュボーン、リヤ・スイングアームで、ダンパーはアメリカのオフロード用専門メーカーとなるキング製だ。それよりコイルスプリングが見当たらず、トーションスプリングもどこに装着されてるのか、まったくわからないのが気になってしかたない。
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●アンテナで電動RCカー度がアップ
このテのバギーカーはスペースフレームが定番だけど、パネルがもうけられるのはフロア&サイドのみ…という超シンプルなつくり。なりゆき上、バギーチャンプ型に入れたけど、京商“ギャロップ”とかヒロボー“ゼルダ”とかって、たしかこんなカタチしてたハズ。いや、青いパイプフレームってことはチェーン駆動4WD+4WSという当時の最先端メカを搭載した無限精機の“ブルドッグ”が一番近いかも。
あれ? 肝心のエンジンが空冷フラット4じゃなくてV型だ! ミッションも後ろ側についてたりするし…。企画の趣旨からハズれてるけど、まぁ良しとしよう。
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●VWといえば、こんなのも!
ビートルから派生したワンボックスモデルのタイプII、俗にいう“ワーゲンバス”。愛嬌あるフロントマスクを持つクラシカルなスタイルやスペース効率に優れたパッケージングなど、日本でも根強いファンが多い。ボディは塗装が色あせるどころか、サビによって侵食されまくり。ただ、タイプIIだと、それさえもビンテージ感を高める演出のひとつに思えてしまうから不思議だ。
●PHOTO&TEXT:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)
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