120万台売れたTクロス、マイナーチャンジへ
フォルクスワーゲンは7月5日、コンパクトクロスオーバーのTクロスの改良新型を欧州で発表した。発売予定は2024年からとされている。
【画像】リフレッシュされた小型クロスオーバー【改良新型フォルクスワーゲンTクロスを現行型と写真で比較】 全43枚
改良新型Tクロスは、デイタイムランニングライト、フロントバンパー、大型化されたセンターダクト、下部のシルバーカラーのキックプレートなど、エクステリアデザインが一部変更されている。
ヘッドライトのグラフィックは一新され、LEDが標準装備となった。オプションで、アダプティブマトリクス機能を備えたIQライトも選択できる。また、最近のフォルクスワーゲンの新型車と並ぶ動きとして、グリル内にLEDライトバーを採用している。
リアでは、フルワイドのクラスター内に新デザインのテールライトが配置され、上位グレードの「スタイル」および「Rライン」ではX字型のグラフィックが採用された。
リアバンパーのデザインも変更され、フロントと同様にシルバーカラーのキックプレートが外観上のアクセントとなっている。
ボディカラーは、グレープイエロー、クリアブルーメタリック、キングスレッドメタリックの3色が新たに追加された。
インテリアも刷新されている。ダッシュボードとドアトリムがよりソフトな手触りの素材に変更されたほか、デジタルメーターが標準装備となる。
ベースグレードと「ライフ」には8.0インチのメーターディスプレイおよび8.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーンを採用。スタイルとRラインには、新しいデジタルコックピットシステムの一部として10インチのディスプレイと9.2インチのインフォテインメント・タッチスクリーンが新たに採用された。システムを制御するMIBソフトウェアもアップデートされた。
エンジンラインナップに変更はない。ターボチャージャー付きガソリンエンジンは、最高出力95psまたは115psの1.0L 3気筒と、最高出力150psの1.5L 4気筒から選べる。
トランスミッションとしては、欧州では6速MTを標準とし、オプションで7速DSGを設定する。
フォルクスワーゲンは2019年の発売以来、4年間でTクロスを120万台販売してきたという。今回の改良では、商品力の維持・向上を目的としている。
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