■新型「ランドクルーザー70」まもなく登場?いくらになる?
この夏に、兄弟車である「ランドクルーザー250」の発表にあわせて、その登場が予告され、先だっての「ジャパンモビリティショー2023」にも出品されていたのがトヨタの新しい「ランドクルーザー70」です。
【画像】「えっ…!」これがもうすぐ発売されるトヨタ新型「ランドクルーザー70」です(30枚以上)
どのようなクルマなのかを、今わかる範囲でまとめ、販売される価格などを予測してみたいと思います。
「ランドクルーザー」シリーズは、1951年の「トヨタ・ジープBJシリーズ」を祖とする、トヨタで最も長く続くモデルです。トヨタならではの信頼性の高さから「どこに行っても、生きて帰ってこられるクルマ」として、世界中で絶大な支持を得ています。
そのランドクルーザーは“シリーズ”とあるように複数のラインナップが設定され、現在は3つの派生モデルで構成されています。
ゴージャスなフラッグシップの「300シリーズ」、快適な乗り心地を備えたライトユースの「250シリーズ」、そして過酷な環境での使用を想定するヘビーデューティな「70シリーズ」です。
「どこに行っても、生きて帰ってこられる」というのがランドクルーザーのコアな価値であれば、それが最もストレートな形になるのが「ランドクルーザー70」です。
70シリーズは1984年に日本での発売が開始され、その後、2004年に国内での販売を終了していましたが、発売30周年を記念し、2014年に期間限定で再販売されていました。そして、そのランドクルーザー70が、この冬に継続販売モデルとして再導入されます。
ポイントはフルモデルチェンジではなく、トヨタが「アップデート」や「進化」と称しているところです。名称も以前の “70シリーズ”のまま。言ってみれば、ビッグマイナーチェンジ版です。
そして、その新しいランドクルーザー70の内容として発表しているのは、内外装の写真と、大まかなスペックです。
全長4890mm×全高1920mm×全幅1870mmでホイールベースは2730mm。搭載されるのは、最高出力150kW(204PS)、最大トルク500Nmの2.8リッター・ディーゼル・ターボ・エンジン(1GD-FTV型)。トランスミッションは6速ATです。
写真を見ると2列シート・5人乗りのようです。シフトノブの横には、トランスファー用のレバーがあり、今どきのスマートフォン用のUSB充電端子を見ることもできます。ただし、エアコンはマニュアルです。
また日本で販売するには、AEB(衝突被害軽減自動ブレーキ)が必要であり、実際に写真でもフロントウインドウにモノカメラ、グリル内にレーダーのようなものを確認できます。いわゆる「トヨタセーフティセンス」が搭載されていることが予測できます。
まさに今どきの日本車に適合するようにアップデートされているようです。パワートレインも今回の再導入にあわせて一新されていますから、エミッション系も心配ないことでしょう。
では、気になる価格は、どうなるのでしょうか。
2014年にランドクルーザー70が期間限定で再発売されたときの価格は、税込み350万円から360万円でした。当時の消費税は8%だったので、車両本体価格は約324~333万円。今であれば約356.4~366.6万円となります。
一方、現在の「ランドクルーザープラド」の価格は367.6~554.3万円。「ランドクルーザー300」は510~800万円です。
普通に考えれば新型ランドクルーザー70の価格は、ランドクルーザープラドよりも下、という点が重要です。
ところがランドクルーザープラドは、間もなく新型ランドクルーザー250に世代交代してしまうため、次期モデルの販売価格は不明です。
とはいえ、ランドクルーザー300よりも高くなることはないはずなので、スタート価格は510万円以下になることでしょう。
また、トヨタ内のラインナップで比較すると「クラウン(クロスオーバー)」の価格が435万円~640万円ですから、新型ランドクルーザー250は、それよりも下の300万円台後半から400万円そこそこあたりになるのではと予想が導かれます
となれば、その下になる新型ランドクルーザー70の価格は、2014年よりも高めの300万円台後半から。高くても400万円台前半に納まるのではないでしょうか。
アップデートでLEDライトの今どきの顔になった新型ランドクルーザー70ですが、中身が一新したわけではありません。2014年の350~360万円よりは高くなっているでしょうけれど、200万円も300万円も高くなることはないはずです。
400万円台前半までに納まっていることを期待したいと思います。
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フェイクニュース流す犯罪組織とおんなじだな