フェラーリの心臓部、バッテリーを供給するSK On社との関係
フェラーリのベネデット・ヴィーニャ最高経営責任者とエルネスト・ラサランドラ最高研究開発責任者は2024年3月26日、ソウルでSK On社のイ・ソクヒ最高経営責任者と会い、両社の継続的な技術協力関係を更新し、貴重な知見を共有するための覚書に署名しました。これまでの両社の関係とは、どのようなものだったのでしょうか。また今後はどのように製品開発が行われていくのか気になります。
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SK On社との技術協力関係の継続
フェラーリは世界有数の自動車用バッテリーメーカーである韓国のSK On社との技術協力関係を継続し、それぞれ得た知見を共有する覚書に署名した。
SK On社との関係は2019年に始まり、それ以来フェラーリにバッテリーを供給しており、同メーカー初のレンジスーパーカーおよびPHEVである「SF90ストラダーレ」と、そのオープントップのバリエーションである「SF90スパイダー」に搭載された。その後も、2021年には「296GTB」、2022年には「296GTS」に、2023年は、SF90ストラダーレの限定特別バージョンである「SF90 XX ストラダーレ」と「SF90 XX スパイダー」にも搭載され、V8エンジンとの組み合わせにより1030馬力を発揮する最高峰モデルとなった。
フェラーリのCEOであるベネデット・ヴィーニャ氏は、
「企業とサプライヤーが協力することで、コラボレーションは共通の進歩をもたらす。われわれはSK On社と協力し、新たなフロンティアを開拓し、共有するアイデアがわれわれのエネルギーとなる」
とコメントしている。
AMWノミカタ
SK On社は世界で5位、韓国でLGに次ぐ第2位の電池メーカーである。アメリカでの生産を急拡大させており、フォードとの関係が深い。
2025年にはトルコにも30-45GWhの生産能力を有する工場も建設予定だ。SK On社の強みは同社の持つ特許技術で、2012年には世界で初めてニッケル含有量が60%を超えるEV電池を開発している。また、「Z折り」という独自のセパレーター技術により防火性が高く、これまで製造された3億5000万個の電池で発火したものはないという。
今後のフェラーリにどのような電池が積まれるかはわからないが、おそらくどこよりも高い同社の要求水準を満たすための開発過程で電池全体の品質の底上げにつながる新技術や新素材の発見などがあることを期待したいところだ。
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