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トヨタ人気SUV「ヤリスクロス」はグレード差で何が違う? エントリー&最上級で異なる部分とは

掲載 更新 17
トヨタ人気SUV「ヤリスクロス」はグレード差で何が違う? エントリー&最上級で異なる部分とは

■販売台数トップクラス!ヤリスクロスのエントリーグレードとトップグレードを比較

 2021年6月現在で売れ行きが好調なSUVのなかでも、トヨタ「ヤリスクロス」は手ごろな価格と扱いやすいサイズで、トップクラスの人気を得ています。

完璧なSUV!? トヨタ「ヤリスクロス」 オーナーが感じる「良し悪し」とは

 そんな人気が続いているヤリスクロスのエントリーグレードとトップグレードには、どのような差があるのでしょうか。

 ヤリスクロスの車種構成は、パワートレインで分類すると1.5リッターのガソリン車と1.5リッター+モーターのハイブリッド車に分けられます。

 いずれのパワートレインにも「Z」、「G」、「X」の3グレードがあり、駆動方式はともに2WDと4WD(ハイブリッド車はE-Four)を設定。

 ただし、ガソリン車のXグレードには「Bパッケージ(2WD/4WD)」という装備を簡略化したビジネスユーザー向けのモデルが存在し、このBパッケージは、衝突被害軽減ブレーキがオプションでも装着できないなどの特徴があり実際の販売面ではXグレードがエントリーグレードといえます。

 では、XグレードとZグレードでは、どのような違いがあるのでしょうか。

 エクステリアでは、Zグレードのオプションで、エントリーグレードに比べ屋根の色が異なる「TWO TONE」を選択出来るようになります。

 ライト類においては、Xグレードのヘッドライトは、ハロゲン(プロジェクター式)で、クリアランスランプとデイタイムランニングランプはLEDで、ターンシグナルランプは電球式です。

 リアコンビネーションランプは、テール&ストップランプのみLEDで、ターンシグナルランプとバックランプは電球式です。

 一方で、ZグレードではヘッドライトはフルLEDヘッドランプになり、オプションで先行車や対向車だけ照らさない仕組みのアダプティブハイビームも選択可能です。

 クリアランスランプとデイタイムランニングランプはLED式で、ターンシグナルランプは、今流行のクリアランスランプやデイタイムランニングランプと発光色を切替える方式となります。

 リアコンビネーションランプも、ターンシグナルランプやバックアップランプも含めてフルLED式です。

 タイヤサイズでは、Xグレードがスチールホイール(ホイールカバー付き)に205/65R16のタイヤを装着。オプションで、16インチアルミホイールを選択できます。

 Zグレードは、18インチアルミホイール(切削光輝)に205/50R18のタイヤが標準装備されます。

 インテリアでは、Xグレードの内装色がブラック、シートはヘッドレスト一体型のフルファブリックで、ハンドルはウレタン巻きです。

 メーターはデジタル表示で、4.2インチカラーTFT液晶マルチインフォメーションディスプレイが組み合わされます。

 一方のZのグレードの内装色はブラウンとなり、シートはヘッドレスト別体型の合成皮革とファブリックの組み合わせで、ステアリングホイールも本革巻きになります。

 メーターは、アナログ式のオプティトロン(文字が光る方式)に、7インチカラーTF液晶マルチインフォメーションディスプレイの組み合わせです。

 運転支援面では、Xグレードではバックガイドモニターはオプションで、さらにパノラミックビューモニター(自車を真上から見たように映す機能)もオプションにて選択可能です。

 Zグレードでは、ヘッドアップディスプレイもオプションで選択可能。さらに、Xグレードでは装着できないブラインドスポットモニターやリヤクロストラフィックブレーキもオプションで選択可能になり、後方への安全性が飛躍的に高まります。

 また、冬場の運転で重宝するステアリングヒーターや、ハンズフリーパワーバックドアもオプションで選択可能です。

■グレード差だけじゃない! 駆動方式やパワートレインでも異なる部分とは?

 ヤリスクロスは、単純なグレード差以外に駆動方式やパワートレインによっても仕様が異なります。

 ヤリスクロスの2WDと4WDでは、リアサスペンションが異なり2WD仕様はトーションビーム式の半独立式を、4WD仕様はダブルウイッシュボーン式の独立式を採用しています。

 また、前述の通り4WDシステムがガソリン車とハイブリッド車で異なり、具体的にはガソリン車は、前2輪駆動を基本としており、エンジンパワーの一部を後輪に配分する方式です。

 配分の仕方は、3種類のモードのなかからドライバーがダイヤルスイッチで選択できます。

 1つ目は舗装路を中心とした「NORMAL」、2つ目は滑りやすい道や砂利道に適した配分になる「MUD&SNOW」、3つ目は路面の凹凸で車輪が浮くような場面でも接地している車輪にエンジンパワーが伝達される「ROCK&DIRT」です。

 さらに、ダイヤルスイッチとは別に「SNOW」スイッチがあります。スイッチ操作時にはアクセル操作に対するエンジンパワーの出方が調整され、スリップを抑制します。

 一方、ハイブリッド車は後輪側にも前輪側とは別のモーターを装着、最高出力5.3馬力を発揮して、走行状態に応じて後輪モーターを作動させる仕組みのE-Fourを設定しており、こちらもダイヤルスイッチで3つのモードが選択可能です。

 モードはガソリン車とやや異なり、1つ目は発車時や前輪がスリップした時に後輪モーターを作動させる「NORMAL」、2つ目は前輪や後輪が空転した際に、空転した車輪にだけブレーキを作動させて空転を防ぐ「TRAIL」、3つ目はエンジン車の「SNOW」スイッチに相当するモードの「SNOW」です。

 さらにハイブリッド車の場合には、車体の前後の揺れを感知して駆動用モーターで揺れを抑制する、「ばね上制振制御」機能と、AC100V、1500Wの電力を取り出せるアクセサリーコンセントがありガソリン満タン時で、約5日間電力を供給できます。

※ ※ ※

 最後にXグレードとZグレードの価格は、Xグレードのガソリン車が189万6000円(2WD)と212万7000円(4WD)、ハイブリッド車が228万4000円(2WD)と251万5000円(E-Four)。

 一方、Zグレードのガソリン車が221万円(2WD)と244万1000円(4WD)、ハイブリッド車が258万4000円(2WD)と281万5000円(E-Four)と異なっています。

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みんなのコメント

17件
  • トップグレードのチープな茶色内装やめて!マジでやめて!
  • ネットじゃどんなネガキャンされても
    市場ではヤリスクロスは人気あるよなぁ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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