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街でよく見るベンツ「Gクラス」なぜ人気? 他の高級車と何が違う? 新車2000万円以上の「高級本格SUV」が選ばれる“納得の理由”とは?

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街でよく見るベンツ「Gクラス」なぜ人気? 他の高級車と何が違う? 新車2000万円以上の「高級本格SUV」が選ばれる“納得の理由”とは?

■メルセデス・ベンツ「Gクラス」が人気の理由とは?

 街へ出かけると、特に繁華街などでメルセデス・ベンツ「Gクラス」が走っているのをよく見かけます。
 
 車両本体価格(2024年10月時点/消費税込)2110万円からとかなりの高額な車両ですが、実際に日本自動車輸入組合(JAIA)が発表している「2023年外国メーカー車モデル別新車登録台数順位」では11位(5360台)を記録していることからも、富裕層のなかでGクラスは人気の車種であることが分かります。
 
 BMW「X7」やアウディ「Q7」、ランドローバー「レンジローバー」、キャデラック「エスカレード」など、他にも高級SUVは数多くありますが、それでもGクラスの指名買いが多い理由はどこにあるのでしょうか。

【画像】「えっ…!」 これが“新車300万円”で買える「ミニGクラス」です!(30枚以上)

 Gクラスは1979年に登場し、もともとは軍用車両「ゲレンデヴァーゲン」としてNATOに採用された車両がベースとなっています。

 ドイツ語で「オフローダー」を意味する「ゲレンデヴァーゲン」は、メルセデス・ベンツによって一般向けにアレンジされ、長い歴史を経て進化してきました。

 現行のGクラスは3代目で、直近では2024年7月にマイナーチェンジを実施。

 内外装デザインのアップデートが図られたほか、ISG+48Vマイルドハイブリッドシステムの導入や、グレードラインナップの改定が行われました。

 そんなGクラスはなぜ富裕層に絶大な人気を誇るのでしょうか。

 その背景には、独特のデザインや走行性能、ブランド力といった要素に加え、資産価値の高さが大きく関係しています。

 特に、リセールバリューの高さは他の高級車と一線を画し、長期的な投資としての魅力が富裕層に強く支持されているのです。

 まず、Gクラスは他の高級SUVと比較してもリセールバリューが極めて高いクルマです。

 他の高級車が購入後に急速に価値を失っていくなかで、Gクラスは時間が経ってもその価値を驚くほど維持します。

 例えば1990年代のGクラス(W463型)でも、中古車市場で280万円台から1300万円台の価格で取引されています。

 これは20年以上経過した車両にしては非常に高額で、他のクルマではなかなか見られない現象です。

 さらに新車で購入したGクラスも、数年後に売却する際のリセール価格が非常に高いため、実質的なコストパフォーマンスが優れていると言えます。

 例えば、当時の新車価格約1500万円で購入したGクラスを5年後に売却した場合、その売却価格が1000万円近くになることもあります。

 つまり、5年間使用しても車の価値が大幅に下がらず、車の維持コストに対する負担感が少ないのです。

 このようなリセールバリューの高さは、富裕層にとって非常に重要なポイントです。

 高額なクルマを購入する際、単に走行性能やデザインだけでなく、長期的に見た資産価値の維持も考慮するため、Gクラスのように時間が経っても高い価値を保つクルマは非常に魅力的です。

 特に、クルマを資産の一部と捉える富裕層にとって、Gクラスは単なる高級SUVではなく、投資としての側面が強調される存在となっています。

 また、Gクラスの人気を支える要素として、頑丈な構造と信頼性の高さも挙げられます。

 Gクラスはもともと軍用車両として誕生した歴史を持ち、その堅牢なボディと優れた耐久性は、現行モデルでも引き継がれており、オフロードでも都市部でも快適に走行できる性能を兼ね備えています。

 10万キロを超えても十分に実用に耐えることから、リセール時にも高い価格がつく要因の1つとなっています。

 ただし、Gクラスを維持するためのコストも決して安くはありません。

 電装系の部品や外装パーツは非常に高額で、例えば、バンパーだけでも数十万円することがあります。

 メンテナンス費用も他の高級車に比べて高くつくことが多いため、所有するにはそれなりの費用がかかることを理解しておく必要があります。

 しかし、このような維持費用を上回るリセールバリューの高さが、最終的にはGクラスを「コスト以上の価値を持つクルマ」にしています。

 くわえて、Gクラスはその存在感やデザインも富裕層に強く支持される理由です。

 スクエアな形状と無骨なデザインは、他のSUVにはない独自性を持ち、乗るだけで特別なステータスを感じさせるものがあります。

 この点も、Gクラスがただのクルマではなく「ステータスシンボル」として認識される理由の大きな要因でしょう。

 このようにGクラスは、20年以上経過しても高額で取引されるリセールバリューの高さ、そして維持費を上回るコストパフォーマンスによって、単なる高級車ではなく「資産価値を持つクルマ」としての特別な地位を築いています。

 時間が経つほどにその価値を証明し続けるGクラスは、今後も富裕層の間で人気が続くことでしょう。

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みんなのコメント

47件
  • まーさん
    単に流行。
    資産性なんて無いから。保有する事でどれだけの諸費用、税金、ランニングコストが必要か計算したら分かる。経費で落としても、償却済み資産資産の簿価だと売却益に税金掛かるし。
    資産性というのは、元本保証が最低レベル。
    どこの投資家が投資対象としてゲレンデ買うねん。
  • LX700h
    2018年のモデルチェンジと今年のマイナーチェンジにより、乗用車のように乗りやすくなりました。しかしながら、広くない後席、ラダーフレーム独特の乗り味、飛び石が当たるとヒビが入りやすい湾曲していないフロントウィンドウなどを許容した上で購入しないと後悔すると思う。
    トヨタのランドクルーザーファミリーやレクサスのLX、GX、Jeepのラングラーなどラダーフレーム車全般に言えることですが、流行りで買う車ではないと思う。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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