横浜ゴムは2024年2月29日、2024年のモータースポーツ活動計画を発表した。横浜ゴムはモータースポーツ活動を技術開発および「ADVAN」「GEOLANDAR」ブランド強化の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでのモータースポーツ競技へタイヤを供給する。
高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランド「ADVAN(アドバン)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」の販売構成比率最大化を目指し、ADVANは、スーパーGT、ニュルブルクリンク24時間耐久レース、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムなどトップカテゴリーにおいて2023年を上回る勝利を狙う。
BYD ATTO3の仕様向上と国内でも勢いを増している事業戦略を説明【公式動画】
また、サステナブル原料比率をさらに高めたタイヤ開発とモータースポーツ用タイヤ生産工場での100%再生可能エネルギー電気の使用を継続し、サステナブルなモータースポーツへの挑戦を推進する。
GEOLANDARは、Baja(バハ)1000、King of the Hammers、「he Mint400、アジアクロスカントリーラリー(AXCR)など北米、アジアのトップオフロードレースに挑戦し勝利を目指す。
■スーパーGT
GT500は2台、GT300で15台に対してADVANレーシングタイヤを供給する。
GT500: TGR TEAM WedsSport BANDOH「WedsSport ADVAN GR Supra」(2023年)GT500:KONDO RACING「リアライズコーポレーション ADVAN Z」(2023年)■全日本スーパーフォーミュラ選手権
2016年から横浜ゴムがワンメイク供給をしている全日本スーパーフォーミュラ選手権では、2023年から原材料の33%にサステナブル素材を使用したADVAN A005ドライ用レーシングタイヤをコントロールタイヤとして供給している。
また2024年シーズンからサステナブル素材を活用し、再生可能原料比率を向上させた「ADVAN A006」ウェット用レーシングタイヤの供給を開始する。
サステナブル素材の使用はサステナブルなモータースポーツ業界づくりの一環として取り組んでいるもので、横浜ゴムはサーキュラーエコノミーなタイヤ開発を推進する観点から、走行性能を損なわずにサステナブル素材を採用したレーシングタイヤの開発を継続している。
■ニュルブルクリンク24時間耐久レース/ニュルブルクリンク耐久シリーズ
ニュルブルクリンク24時間耐久レース(ADAC RAVENOL 24h Nurburgring)では、最高峰クラスのSP9クラスに参戦する有力チームにADVANレーシングタイヤを供給し、勝利を目指す。また、ニュルブルクリンク耐久シリーズであるNurburgring Langstrecken Serie(NLS)とNurburgring Endurance Series(NES)では最高峰クラスのSP9クラスに有力チームとともに参戦する。2023年のNLSでは NLS Speed Trophy部門優勝および最高峰クラスのSP9 Proクラスで優勝を果たした実績が残っている。
■Porsche Carrera Cup North America(アメリカ)
世界最速のワンメイクレースと称される「Porsche Carrera Cup」シリーズの最上位レース「Porsche Carrera Cup North America」にADVAN A005(ドライ用)、ADVAN A006(ウェット用)を供給する。
このレースはプロドライバーからアマチュアドライバーまでがポルシェ911 Carrera(Type 992)をベースに開発された同スペックの911 GT3 Cup(Type 992)で行なわれるレースだ。
また、「Porsche Carrera Cup」シリーズへのステップアップカテゴリーとしてセミプロドライバー向けに開催される「Porsche Sprint Challenge North America by Yokohama」と「Porsche Sprint Challenge USA West by Yokohama」にもワンメイク供給を行なう。
■その他のGT・ツーリングカーレース
タイで行なわれるToyota Gazoo Racing Motorsport、Honda One Make Race、日本で行なわれる「インタープロトシリーズ」などにADVANレーシングタイヤを継続供給する。
■パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム
アメリカのPikes Peak International Hill Climb(パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム)に参戦する。2023年はADVANレーシングタイヤ装着車が2年連続の総合優勝を含め、5クラスで優勝をしている。
前年に引き続きADVANレーシングタイヤを供給するほか、その他のクラスでも多くの車両をサポートし3連覇を目指す。また、Porsche Cayman GT4 Clubsportにより競われるPorsche Pikes Peak Trophy by Yokohamaへのワンメイク供給を継続する。
■全日本ラリー選手権
2023年はターマック(舗装路)向けADVAN A051T、ADVAN A08B、ADVAN A052、グラベル(未舗装路)向けADVAN A053の高性能を武器に、6クラス中3クラスでシリーズチャンピオンを獲得した。今季も最高峰クラス「JN1」を含め、多くのクラスでチャンピオンを目指す。
富士スバル AMS WRX STI(2023年)ADVAN カヤバ KTMS GR ヤリス(2023年)■ナイトロクロス
2021年から北米で開催されており高い人気を誇る「Nitrocross(ナイトロクロス)」では、内燃機関車両に加えEVカテゴリー車両向けに専用開発したADVAN A054ラリークロスタイヤをワンメイク供給する。
■アジアクロスカントリーラリー
アジア最大のクロスカントリーラリー「AXCR 2024」に参戦するチームにGEOLANDAR M/T G003を供給する。2023年は同タイヤ装着車が2年連続で総合優勝を果たしたほか、トップ3を独占した。2024年は3連覇を目指している。
AXCR 2023で「GEOLANDAR」を装着し総合優勝した「トヨタ・フォーチュナー」■北米オフロードレース
SUV・ピックアップトラック向けタイヤブランドのGEOLANDARにより、Baja1000、King of the Hammers、The Mint400など北米の主要オフロードレースに参戦し総合優勝を目指す。すでに2024年2月に開催されたKing of the Hammersでは、GEOLANDAR装着車が3クラスで優勝を果たしている。
King of the Hammersの「4900 Can-Am UTV」レースで優勝したKyle Chaney選手の参戦車両(2023年)■全日本ジムカーナ選手権
2023年はADVAN NEOVA AD09、ADVAN A050のタイヤにより2クラスでシリーズチャンピオンを獲得。2024年も、多くのクラスでチャンピオン獲得を目指す。
■全日本ダートトライアル選手権
2023年はADVAN A053をはじめ、軟質路面用のADVAN A031や超硬質路面用のADVAN A036など幅広い路面に対応したタイヤラインアップにより、6クラスでシリーズチャンピオンを獲得。2024年もチャンピオンの獲得を目指す。
■参加型モータースポーツ
TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge 2024、ホンダ N-ONEによるワンメイクレース「N-ONE OWNER’S CUP」、各地のサーキットにて開催されるレースなどにタイヤを供給する。
■FORMULA DRIFTR JAPAN(FDJ)
2023年に引き続き、このシリーズに参戦するチームにストリートスポーツタイヤのADVAN NEOVA AD09を供給する。また、FDJ2にADVAN NEOVA AD09を、FDJ3にADVAN APEX V601をワンメイク供給する。
横浜ゴムモータースポーツWEBサイト:https://www.y-yokohama.com/cp/motorsports/
横浜ゴム 関連記事
横浜ゴム 公式サイト
The post 横浜ゴム 2024年シーズンのモータースポーツ活動計画を発表。トップカテゴリーからグラスルーツまで幅広く供給 first appeared on オートプルーブ - Auto Prove.
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
[朗報] 改良日程の前倒しで年内に[アルファード/ヴェルファイア]が手に入れられる!?
ついに[バブル]崩壊か!? 中古価格が暴落したら買いたい現行クロカン3選
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
40年前の日産「フェアレディZ」を海外オークションで発見 走行距離21万キロ超え 年代相応にヤレた「Z32」の価値とは
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
高速道路を使わないユーザーには無駄? 「三角表示板」がなぜか標準装備にならないワケ
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?