■スマホが手放せない現代人に必須の装備! 車内のUSB端子を数えてみた
2022年1月13日に発表されたトヨタ新型「ノア/ヴォクシー」と5月26日に発表されるホンダ新型「ステップワゴン」は、ミドルミニバンジャンルでライバルとなる存在です。
その多人数ミニバンにおいて、昨今重要視されるのがスマホなどの充電環境ですが、マストアイテムとなるUSB端子(USB電源/USB充電)はどちらのほうが多いのでしょうか。
【画像】USBが手放せない! 人気ミニバン 新型「ヴォクシー」「ステップワゴン」の内装写真を見比べてみる(39枚)
スマートフォンの爆発的な普及により、充電などができる車載のUSB端子の装備も一般化しています。
しかし、3列シートレイアウトで乗車定員も多いミニバンの場合には、端子の数が足らない事態にもなりかねません。
車載のUSB端子は、まずカーオーディオとの連動を目的に普及し始めました。
USB接続することでスマートフォンの充電をおこなうとともに、専用アプリケーション「Apple CarPlay(アップルカープレイ)」や「Android Auto(アンドロイドオート)」を通じて、通話に加えナビゲーションや音楽プレーヤーなどのスマホアプリが車内で楽しめるようになったのです。
普及当初は1台に1つだったUSB端子ですが、その後のスマートフォンユーザーの爆発的な拡大にも対応し、車載端末への接続をしない充電専用のUSB端子が追加されました。こちらは前席のみならず後席へ増設されています。
ホンダは2022年1月7日に「ステップワゴン」を先行発表し、同年5月26日にフルモデルチェンジする予定となっています。
正式発表前ですが、ホンダでは、エアロパーツを備えた「SPADA(スパーダ)」と、上位グレード「SPADA PREMIUM LINE(プレミアムライン)」の3列席それぞれに、充電用Type-C端子を用意していることを公開しています。
1列目はインパネセンター部にオーディオ接続用のType-A端子と充電用のType-C端子を、2列目用には前席背もたれにType-C端子を2個、さらに3列目のサイドライニング部にもType-C端子を左右それぞれに装着するといいます。
合計すると、新型ステップワゴンには最大で合計6個のUSBが備わります。
このほかにも、1列目と3列目には12Vのアクセサリー端子も用意するので、さらなる充電も可能とします。
ここまで揃えば、3列それぞれの乗員から不満の声が出ることはないでしょう。
※ ※ ※
一方、トヨタの新型ノア/ヴォクシーは2022年1月13日にフルモデルチェンジを実施しました。
トヨタでは、スマートフォンとの連携を前提とした「ディスプレイオーディオ」の普及を進めており、新型ノア/ヴォクシーも多くのグレードで標準装備化しています。
装着車の場合、前席にオーディオ接続用のType-A端子に加え、充電専用のUSB Type-C端子を備えます。
また前席左右間に備わるセンターコンソールボックスにも、後席(2列目シート)の充電用Type-C端子を2個装備します。
グレードによっては、左右2列目シート間のテーブルに2個の充電用Type-C端子を備えるものもありますが、いずれにせよ最大4つのUSB端子が備わります。
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USB端子の数では新型ステップワゴンに敗れた新型ノア/ヴォクシーですが、独自の充電口を用意します。
ハイブリッド車のみの機能ですが、USB端子以外にも「アクセサリーコンセント」が備えているのです。
これはハイブリッド車に搭載されるバッテリーを活用し、家庭用に用いられるAC100Vのコンセント(消費電力は最大1500W)を前席と荷室にそれぞれ用意。車内で家電製品などが活用できるというものです。
さらにこのアクセサリーコンセントは、災害などの非常時には「非常時給電システム」としても利用可能で、「ガソリン満タンなら、約6日間の電力が供給可能」だとトヨタは説明します。
万が一の場合でも有効活用できる、心強いシステムといえます。
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