現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【祝30年!! 40モデルのなかで最高のレクサスは??】 歴代レクサスベスト10

ここから本文です

【祝30年!! 40モデルのなかで最高のレクサスは??】 歴代レクサスベスト10

掲載 更新 9
【祝30年!! 40モデルのなかで最高のレクサスは??】 歴代レクサスベスト10

 トヨタがプレミアムブランドとして1989年に北米で展開してから、今年で30年目を迎えたレクサス。フラッグシップサルーンのLSによる成功から、レクサスはプレミアムブランドの地位を着実に築いてきた。

 今回はその30年間に登場したレクサスの40モデルからベスト10を選んでみたい。選者としてご登場願ったのは、レクサスの30年間を間近で見続け、自らもレクサスモデル購入歴ありの自動車評論家 国沢光宏氏だ。 

【Tj、新型MIRAIと大物目白押し】 トヨタ/レクサス 2020年期待の新車ざくざく 4選


●【画像ギャラリー】「レクサス・10ベストモデル」たちの姿をギャラリーでチェック!!

※本稿は2019年11月のものです。
文:国沢光宏/写真:ベストカー編集部、LEXUS
初出:『ベストカー』 2019年12月26日号


■最高のレクサスモデルはどれだ?

 何と! 1989年にLSとESの2車種からスタートしたレクサスながら、早くも延べ40車種を数えるという。

 今回ベスト10を選べというので、絶対評価じゃなく相対評価することにした次第。

 いいクルマであってもライバル車のコスパが高いと厳しい評価になり、ベスト10に入らなくなることをご承知置きいただきたいと思う。

 また、まったく評価できないモデルも多々あるけれど、それについちゃ今回触れません。

■10位 現行RC F

477psの5L V8を搭載するRC Fは2014年登場。ボディや足回りの強化で完成度が向上

 このクルマ、BMWのM3&M4という極めて強力なライバルだけでも厳しい戦いになるのに、GT-Rという決定的な競合車が存在する。

 改良によって主としてハンドリングで大きく完成度を上げてきたものの、やはりライバルに届いておらず。せめてデザインで少し頑張ってくれたら魅力度も上がるのに、と思う。

 ただレクサス一途のファンなら、けっこう満足できるかもしれません。

■9位 LC500

2017年登場。LC500は477psの5L V8エンジン搭載。3.5LハイブリッドのLC500hもある

 現在販売しているレクサスで最も高く評価しています。デザインや雰囲気がいい! このくらいのコンセプトでクルマ作りをしてくれたら、もっとレクサスも売れるんじゃなかろうか。

 ただポルシェ911やベンツSLなどと迷ったなら、クルマの魅力だけでなくリセールバリューを含め、LC500は厳しい戦いになる。リセールバリューなんか気にしない! というお金持ちならショッピングリストに! 

■8位 初代GS

アリストのレクサス版として初代GSは1993年に登場。3L直6のNAエンジンが搭載された

 日本だと「アリスト」と呼ばれたジウジアーロデザインのセダン。レクサスではSCの次に投入されたモデルになります。

 日本人からすればユニークなデザインだったけれど、アメリカだと案外普通。むしろSCのほうが人気あったと思う。

 ただレクサスの評価を確立したという点で功績大きい。

 ちなみにアリストはパワフルな3Lターボも存在したが、GSについちゃ3L NAのみ。トラッドなモデルだった。

■7位 現行LX

3代目となる現行LXは2007年に登場。5.7LのV8エンジンを搭載。2015年のマイナーチェンジと同時に日本で発売

 ランクルにタンドラ用の5.7L V8を搭載したモデルで、なかなかカッコいい! 中東だと高級車です。

 エンジンにもう少し手を加えパワーアップさせたら一段と存在感が増すんじゃなかろうか。

■6位 現行GX

ランドクルーザープラドのレクサス版がGX。現行型は2代目で4.6L V8エンジンを搭載

 日本では販売されていないランクルプラドベースのレクサス。何とV8エンジン搭載モデルもある!

 写真を見ていただければわかるとおりデザインだってオシャレ。日本で売ればいいのに、と思う。

■5位 初代RX

オンロードも快適に走れるラグジュアリータイプSUVの先駆けとなった初代RXは1998年登場

 日本名ハリアー。1998年にアメリカで発売となり販売的にも大成功する。初代LSと並び、レクサスブランドの確立に貢献した。

 初代LSに次ぐ2位としてもよかったけれど、クルマの内容はハリアーと大差なし。というかハリアーのクォリティが高かった?

 以後、RXはクルマの仕上がりでイマイチながら、販売台数好調という不思議なクルマになる。現行RXはマイナーチェンジで大幅に質感が上がりました。

■4位 3代目LS

2000年に3代目となったLS。2代目まで4LだったV8エンジンは4.3Lに排気量アップした

 レクサスの評価を決定的にした初代LSだったけれど、コストダウン&キープコンセプト過ぎた2代目はイマイチ伸び悩んでしまう。

 だったら思い切り変えてやろう、となったのが3代目。初代に続き、思わず私も買ってしまった。

 ただアメリカではライバルとなるベンツSクラスやジャガーXJ、キャデラックが徹底的にLSを研究し、魅力的なクルマ作りをしてきたため苦戦した。

■3位 2代目ES

日本でウィンダムとして販売されたのが2代目ESで1991年に登場。3L V6エンジンが搭載された

 日本名ウィンダム。カムリプロミネントをレクサスに仕立てた初代ESも悪いクルマじゃなかったけれど、2代目はアメリカで大ヒットを飛ばした。

 当時アメリカで試乗してビックリ! 乗り心地いいし、LSほどじゃないけれど静か、黎明期のレクサス、静粛性を最大のアピールポイントにしていたのである。ウィンダムも売れましたね!

 レクサス品質で作ったため、トヨタ車としちゃインテリアなど高級感ありましたから。

■2位 LFA

2010~2012年に限定500台が生産された、560psの4.8L V10エンジンを搭載するスーパースポーツ

 このクルマの評価は難しい。フェラーリやランボルギーニと比べたら割高だし、使っているミッションなども物足りないです。

 ただLFAって当時日本の頂点の技術が投入され、今でも高い人気をキープしている。中古車相場は新車時の3750万円を確実に上回っており(ほとんど流通していないため、応談)、資産価値大。

 絶対的な台数が少なく、今後も下がることはないと思う。持っていれば自慢できることは間違いなし。

■1位 初代LS

1989年登場。初代LSは静粛性や快適性をはじめ圧倒的な完成度によって海外の高級車メーカーにも影響を与えた

 レクサス最初のモデルながら、歴代レクサスで最も高く評価されている。

 なにしろデビューと同時に世界中のラグジュアリーカーに影響を与えたほど。BMWとジャガーはV8エンジンを新規開発。ベンツもEクラスに対抗馬を設定。キャデラックもセビルをLSのような味付けにしてきた。

 LSがなければレクサスはこれほど順調な立ち上がりをしていなかったと思う。私も初めてハンドル握った時はシビレました。

●【画像ギャラリー】「レクサス・10ベストモデル」たちの姿をギャラリーでチェック!!

◎ベストカーwebの『LINE@』がはじまりました!
(タッチ・クリックすると、スマホの方はLINEアプリが開きます)

こんな記事も読まれています

夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
夢だけで終わらせたくない「マイ・バイクガレージ」 たぐちかつみ・マイガレージ回顧録 VOL.01
バイクのニュース
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
約99万円! トヨタ新型「“軽”セダン」発表! 全長3.4m級ボディで4人乗れる! 安全性向上&寒さ対策UPの「ピクシス エポック」どんな人が買う?
くるまのニュース
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
「(次期)セリカ、作ります!」ラリージャパン会場でトヨタ中嶋副社長が明言!! 開発開始を宣言、次期86も「出す」
ベストカーWeb
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
スズキ・フロンクスが月販目標の9倍も受注! 絶好調な理由は小さくて安いのに感じられる「高級感」!!
WEB CARTOP
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
車載電池のノースボルト、米国で破産法を申請 事業継続にめど
日刊自動車新聞
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
【初試乗!】さらにスポーティになった「メルセデスAMG GT 63 PRO」はポルシェとのGT対決に終止符を打てるか!?
AutoBild Japan
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
レクサス新型「FF最大・最上級セダン」世界初公開に大反響! めちゃ“斬新グリル”&一文字ライト採用! “6年ぶり”に内外装刷新の「ES」中国に登場!
くるまのニュース
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
20年前の個体なのに走行距離301キロ!? 555台の限定車 BMWアルピナ「ロードスターV8」がオークションに登場 極上車の気になる予想価格とは
VAGUE
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
完璧なシーズンでも届かない、王者の背中。ノリス「たとえミスがなかったとしてもタイトルを手にできたかどうか……」
motorsport.com 日本版
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
苦手な「前向き駐車」なぜコンビニで推奨されるのか? 「もちろんやってる」「出る時が怖い…」賛否あり!? バック駐車じゃない理由への反響は?
くるまのニュース
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
今でも現役! いろんなバイクに採用されています。「SOHC」とは?【バイク用語辞典】
バイクのニュース
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
ダイハツ『タフト』安全性能向上で仕様変更、138万6000円から
レスポンス
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
BMW 2シリーズクーペ【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
レクサスの末っ子LBXに、次世代モダンインテリア空間を表現したElegantが新登場
カー・アンド・ドライバー
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
荷台が“伸びる”ダイハツ「斬新軽トラ」登場! “画期的”発想の「超ロングボディ仕様」がスゴい! まさかの「実車化」果たした衝撃のモデルでWRCをサポート
くるまのニュース
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
新車で買える!? トヨタ「シエンタ“SUV”」がスゴイ! 5人乗り仕様もある「小型SUVミニバン」が台湾で人気すぎるワケとは
くるまのニュース
「トイレに行きたいのですが…駐めちゃダメ?」 高速にある「謎のバス停」 SNSでは「一般車が進入していた」の声も どんなルールなの?
「トイレに行きたいのですが…駐めちゃダメ?」 高速にある「謎のバス停」 SNSでは「一般車が進入していた」の声も どんなルールなの?
くるまのニュース
運賃交渉すれば“村八分”にされる? 荷主を過剰に気遣う中小運送の社長たち、本当に守るべきは誰なのか?
運賃交渉すれば“村八分”にされる? 荷主を過剰に気遣う中小運送の社長たち、本当に守るべきは誰なのか?
Merkmal

みんなのコメント

9件
  • 初代LS(セルシオ)は世界の高級車メーカーに多大な影響を与えた数少ない日本車ですからね。
  • 当然、初代セルシオ(LS)が一番でしょう。今でも、内外装の質感は現在のLSに引けをとらないどころか、勝っていると思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1094.01612.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.01580.0万円

中古車を検索
LSの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1094.01612.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.01580.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村