車種別・最新情報 [2022.11.04 UP]
トヨタ新型クラウン クロスオーバーの内装&使い勝手を研究!
日本人なら知らぬ者のないトヨタの上級セダンだったクラウンが、度肝を抜く大変革を敢行。
憶測はもう終わり。これが新クラウンの正体だ!
トヨタ新型クラウン クロスオーバー/新顔SUVエクステリア研究!
●文:川島茂夫 ●写真:澤田和久
TOYOTA 新型クラウン クロスオーバー
●発表日:'22年7月15日 ●車両本体価格:435万~640万円
新型クラウン クロスオーバー インテリア&ユーティリティ
居住性はクラウンらしい
くつろぎを継承している
体感的にはレッグスペースに先代より多少余裕があるが、元々が大型セダンだったこともあり、くつろぎに影響するほどの新旧差はない。後席座面高は低め。ルーフラインや室内高を考えればSUVやミニバンのように前席を見下ろすようなシート設定は無理で、言い方を換えればセダン的な設定でもある。座面形状は臀部の収まりがよく、バックレスト角もくつろいだ着座姿勢を取りやすい。見晴らしも含めてSUVというよりクラウンらしい座り心地ではある。
もうひとつセダン的なのが荷室。HB車体と違って荷室床面が低く、450ℓの容量を確保し、3本のゴルフバッグの収納が可能。センターアームレスト部に限定されるがトランクスルーも採用している。最大積載量は同サイズのHB車に及ばないが、セダンユーザーには自然に馴染める使い勝手である。
メータークラスターと連続性を持たせたセンターディスプレイなど、インパネ周りのデザインはシンプルで機能的な最近のトレンド。インパネやドアトリムの加飾に合成皮革等を用いて2トーンとするなど、カジュアルで落ち着きのある設えが印象的。外観同様にプライベートタイムに重きを置いたプレミアムカーらしい内装だ。
インテリアの造形もSUV的な道具感を志向せず、言わば現代的な上級セダンといった印象だ。シンプルなライン&面構成に、角張ったモチーフを配して力強さを加味している。
シート素材はグレードごとにファブリック+合成皮革、上級ファブリック+合成皮革(写真)、本革の3タイプが設定される。
ボディサイズから当然ではあるが、前後席間距離をしっかり確保。エアコンやUSB端子などの設定も含め、後席の同乗者も快適だ。
1段上がるでもなく、かがみ込むでもなく、自然な姿勢で腰を下ろすように乗降できる。
ステアリングは全車本革巻き。上位グレードはヒーターやパドルシフトを備える。
キャビンと荷室を分けたセダン的な荷室。トヨタのHEVでは定番のAC100V電源等も備える。
新型クラウン クロスオーバー ドライビングポジション&乗降性
ボディサイズの大きい最上級クラスのSUVは、乗車時にシートに登るような感覚になりがちだが、クラウンは車外から直接シートに腰を下ろすように乗車できる。座面高は一般的な乗用車よりも多少高い程度で、車外への足着き性も良好である。
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みんなのコメント
シボ加工も昔は手間かけてたよね。